fc2ブログ

ブルー・オーシャン戦略-競争のない世界を創造する

第三回目は、「ハーバード・ビジネス・レビュー」に掲載された
元ネタの論文が大反響となり、全米でもベストセラーとなった
以下の書籍です。

○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
【ブルー・オーシャン戦略-競争のない世界を創造する】
W・チャン・キム/レネ・モボルニュ(著) ランダムハウス講談社
○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
ブルー


 「競合他社に打ち勝つただ1つの方法は、
  相手を打ち負かそうという試みをやめることなのだ。」

この逆説的な一文は、今回紹介する書籍の中での言葉です。

確かに、企業の目的は競争に勝つこと自体ではありません。
顧客にその企業独自の価値を提供し、顧客との良好な関係を築き、
その結果として、利益、シェア、ならびにブランドを構築することが
企業の目的であるはずです。

大前研一が唱える、現代の新大陸の世界では、
今までの市場とは違い、業界の線引きが曖昧となっているため、
競合相手の特定自体が困難な状況となってます。

その中で、競争に打ち勝つ戦略を前提に事業を行った場合、
全方位に対してエンドレスな戦いを挑むことになり、
経営資源がいくらあっても十分とは言えません。

中国の有名な兵法の古典『孫子』の中でも、
百戦して百勝するよりも、
戦わずして勝つことが最善であるとされています。

たとえどこかの企業に勝利したとしても、
それは一時的な勝利でしかなく、その戦いが少なからず
組織を疲弊させるからです。

これは、新しいビジネスにチャレンジするアントレプレナー
にとって、特に必要な考え方ではないでしょうか。
起業したばかりで、会社に体力がない段階から、
激しい競争に巻き込まれるのは避けたいところでしょう。

では、競争を避けて勝つためにはどうすればよいのでしょうか?
これは『孫子』にも明確な答えはありません。

もし、その答えを導き出すことができれば、みなさんのビジネスの
成功確率がググッと上がるとは思いませんか?

そうです、まさに「戦わずして勝つ」ための道を示してくれるのが
今回紹介する書籍の内容です!

本書では、激しい競争により、血で染まった「レッド・オーシャン」
を避け、「戦わずして勝つ」ことが可能な競争のない市場、
すなわち「ブルー・オーシャン」を開拓していくために必要な、
分析ツール、戦略策定までの手順、戦略実行の方法論までを、
成功企業の事例の分析とともに示しています。

ここで紹介されているどの事例にも共通して見られるのは、
「顧客が求める本質的な価値を見極める」ことです。

そしてそれによって、競争を避けるだけではなく、
既存のマーケットが取りこぼしていた
新たな需要を掘り起こすことに成功しています。

本書の中で紹介されている、米サウスウエスト航空は、
航空機のスピードと自動車の経済性と融通の利きやすさという、
従来、顧客にとってトレードオフの関係を両立させることで、
「ブルー・オーシャン」を実現しました。

これによって、他の航空会社から顧客を奪うだけではなく、
これまで、長距離移動に自動車を使用していた層までをも
取り込むことに成功しています。

その他にも「iモード」や「QBハウス」など日本企業の事例も紹介
されています。


競争で体力を消耗しているエスタブリッシュメントを尻目に、
未開の市場を独占することこそ、アントレプレナーの醍醐味です。

そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!

1、現在どの企業が「ブルー・オーシャン」を創造しているのか、
  あるいは「レッド・オーシャン」の中で傷ついている企業が、
  「ブルー・オーシャン」へと移るためにはどうすればよいかを探り、

2、自分の現在の仕事、起業アイディアが「ブルー・オーシャン」の中に
  あるか、あるいはその中に入るためにはどうすればよいのかを見極め、

3、本書で示されているフレームワークを実践に活用する際に、
  「何を見出いだすことを目的としているのか?」を考える。

考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
スポンサーサイト



この記事のトラックバックURL

http://abscommunity.blog37.fc2.com/tb.php/37-5be3df53

Template Designed by DW99