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『 投資対効果を追求したウェブ構築で経営にインパクトを!』

 ~顧客にとってワン&オンリーな存在であり続けるために~

 株式会社クリエイティブホープ 大前創希社長 
 http://www.creativehope.co.jp/

 ※本講義録は、4月12日(日)19:00~21:00に
  大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールの経営者講義にて
  開催された講義をまとめたものです。
  
  複写・転用は禁じますのでご了承ください。


■目指 してきたもの

子供時代、家にはMacintoshとDOSの2種類のパソコンがあり、遊びながら習得し、
中学生の頃には先生にパソコンの使い方を教えたり、作業の手伝いをしました。

大学時代には、HTMLを使ってホームページ作成ができました。
当時は、今と違ってホームページを持っている人はほとんどいなくて、
HTMLが使えるだけでもヒーロー扱いされる時代でした。
当時、自分のサイトを持っていることは一つの優位性になり、
実際にホームページ制作の依頼をされることもありました。

私の強みがWEB世界であることは、このころから明らかでした。

大学では化学を専攻していましたが、自分の目指す方向性が違うと感じていました。
いろいろと考えましたが、自分の持つWEBの技術で稼いでいけると確信し、
大学中退を決意しました。

いつか起業することを視野に入れていましたので、まずはデ ザイン事務所、
フリーランスからスタートして地道に経験を積み上げました。
デザイン事務所でWEB制作の基礎となる フォント、配置、ロゴなどデザインの
基礎を学んだり、デジタルハリウッドで3Dを学んだりしました。


■起業のきっかけ

若い時からWEBに関するさまざまな経験を積んだことは、すべて現在に結び
ついています。
デジタルハリウッドで学んだ3Dの技術は、WEB制作でお金を儲けることに
直結していませんが、あるとき、当時のデジタルハリウッドの校長から
仕事の依頼をいただきました。何かきっかけになるかわかりませんが、
一生懸命取り組む姿勢は必ず誰かの目に止まっているということかもしません。

いただいた仕事はある展示会のプロデュース、これをきっかけに、
フリーランスとして、そして事業としての流れが生まれたように思います。


■ 起業までの道のり

WEB制作のようなデザイン業界というのは、
完全受注産業であるため仕事を頂くことはとても難しい世界です。
クライアントのコネクションが大事で、関係性が長いという安心感に加えて
技術力が認められていないとすぐに鞍替えされるものです。

起業するにあたり、営業スタイルをどのように確立するかが問題でした。
うちの親父(大前研一)は、すごくいい親父なので(笑)、
営業先を紹介してくると言ってくれましたが、自分なりの方法論でやってみたいと
いう気持ちが強く、親父には頼らずに進めました。

コンペに勝つためには、まずコンペの場に呼んでもらうことが必須要件です。
会社は自分の力で立ち上げたい、100%自分の出資で設立する。と、
考えていましたが、いろいろと検討した末、某有名WEB制作企業から
わずかながら出資していただき、その子会社として会社を設立しました。

株式会社設立に必要な資金は自分で賄えるだけの蓄えがありましたが、
あえて子会社としてスタートすることで、まずコンペの場に呼んでもらい、
営業しやすくしたのです。

会社設立後は、お客様の求める仕事をひたすらこなしてきました。
18,000ページものWebサイトを3人で構築したり、WEBを活用することで、
顧客のある商品の売上を半年で6倍にもしました。

一方、社内組織の問題は多々あり、十数名まで増えた社員が3名にまで
減ったりしたこともありましたが、人材教育についての考え方を学ぶ、
よい経験ができたと思っています。


■経営戦略の変わり目

2006年にオフィスを新宿に移転したころの時代背景として、
DELLのコールセンターやインドのソフト開発にみられるように、
労働力は人件費の安い国外へと展開し、海外でも高品質なサービスを
提供できる時代に移っていました。
第二次ITバブルの崩壊、リーマンショックにより、企業はコスト削減のため
IT投資削減を行いました。この状況を見て、WEBサイト制作は、
労働集約型でやっている限りは、外国人労働者にとって変わられてしまう
恐れがあるため、新価値を創造していくことが非常に重要だと
認識するようになりました。

オフィス移転をきっかけに、心機一転、事業を再構築し、
大きく3つの事業に分けました。

・WEBコンサルティング事業
・WEBインテグレーション
・WEBサイト構築

■将来に向けて

WEBコンサルタント事業について、もう少しお話ししますと、
WEBには答えがないことが多く、クリエイティブホープは
「WEB事業の立ち上げ・革新」をコンセプトにして
「事業の再構築・活性化・拡大」といった抜本的な施策をとることにしています。

これだけWEBが当たり前になった時代でも、
WEBが企業の顔として効率よく働いてくれていないのが各企業様の現実です。

企業の問題は、社内で解決できないことが多いものです。
曖昧な根拠をもとにWEB戦略を立案し、何のためのWEBなのか
考えられていないのです。そのため、私たちは企業のWEB担当者・経営者も
含めて、出来る限り多岐にわたる現状分析を行うため、顧客に事業計画まで
ヒアリングを行いながら優先課題を見つけていきます。

WEB業界の今後に必要な考え方は、
成果を追求し、何を目標とするのか明確にすることです。
そして、不要なものを削ることも大切なのです。

問題を改善するには、必ず「現状分析」が必要です。
社内の問題、自社の置かれている環境を把握し、
現状を認識する(今を見極める)ことがとても重要です。


■所見

講義出席者から、優先順位の付け方について質問があったとき、
「経営に直結する問題かどうかを考える」と答えていました。
「WEBコンサルタントとして、No,1でありたいと思います。」と語る大前氏は、
顧客の求めるものに期待以上に成果をあげようと努め、
自分の信念を貫くために1ヵ月間もかけて顧客を説得したとのことです。
WEBコンサルタントのプロフェッショナルとしての熱意を感じた素晴らしい講義でした。
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