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「感性マーケティング講座」 最終講義レポート 

■「感性マーケティング講座」 ※今期は『ブランドネーム創造講座』

「良くも悪くもホリエモンや三木谷社長みたいな挑戦する人間を最近見ないなあ」
「一方で、坂本竜馬や秋山真之、白洲次郎のような、気骨のある人間を扱う
番組が受けていますね」黒川伊保子先生はそう語り始めた。

脳科学の視点では人間には7年の周期があり、それに沿って時代や流行が繰り返される。
そこに照らすと、ホリエモンと三木谷社長が起業し急成長を遂げたのは、
真に努力をした者が勝つ「エリート<下剋上>」の時代。

そして球団の買収騒動や粉飾疑惑で両名に対する評価が一変したのが

04年~06年の「セレブ<自己愛>」の時代。

「エリート<下剋上>」の時代では、大衆には「勝ち抜けたい」気持ちがあるという。
そうして出る杭=ホリエモンと三木谷社長は賞賛された。
しかしその後「共感」が求められる「セレブ<自己愛>」の時代へ移ったため、
下剋上の勝ち抜けは目障りなものとなった。

そして現在。「共感」が求められる「セレブ<自己愛>」の時代から
「憧れ」が求められる「ヒーロー<自尊心>」の時代へと変わりつつある。
坂本竜馬や秋山真之、白洲次郎を扱う番組の高視聴率。
これは次の時代の波がすぐ足もとまで来ていることを示している。


マーケティングを端的に表すと「顧客の支持を得て行動を促す活動」である。
そのために世の中のマーケティング担当は、市場調査やマーケティングの4P・4Cに
即して戦略を練る。しかしどんなに戦略を練っても、期待する結果に結び付かなかった
経験が山ほどあるはずだ。
情報・モノ・サービス。顕在ニーズは既に網羅されている時代。
商品開発を目的としたニーズ調査は、既存を証明するに足りない行為ともいえる。

マーケティング理論は大事だ。でも私たちはそこに囚われすぎていないだろうか?
『証明は、真実を疲れさせる』
ふと気付く。これまでのマーケティング活動は「既存の証明」を
基盤にしていたのかもしれないと。

この講座では、脳科学の視点で人間の「感性(外界からの刺激を受け止める感覚的能力)」
を分解し、それを軸に商品開発へと広げていく。原点は「感性」。市場調査ではない。
ここが「顧客の支持を得て行動を促す活動」としてのマーケティングの
真のあり方なのかもしれない。と気づかされた。


     ↓黒川伊保子先生の講座内容はこちら↓
  http://www.attackers-school.com/site/as23ob_k.html
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