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『大前研一の提言!大前研一流、世界経済を泳ぐ』


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【1】大前研一の提言!
  『 大前研一流、世界経済を泳ぐ 超「情報整理術」  』
    ※AERA(アエラ)2009年9月20日号に大前研一が寄稿した記事を
     編集したものです
──────────────────────────────────

大前研一流の【10】の情報整理術です!
すべては難しいかもしれませんが、ぜひ、チャンレジしてみてください。


■最低3回、同じニュースを読む

僕は朝5時に起き、毎朝4時間、情報の収集・整理にあてている。

情報収集のテーマは、年に1回設定している。今年は、「農業」
とか「漁業権」なんてのもある。情報ソースは、一部の雑誌と
朝日・日経新聞が中心。海外はヤフーとCNNの英語版を使って
いる。僕は、設定した検索ワードに当てはまるニュースをネット
上で集めるソフトウエアを独自に作った。これで集める一日500件
のニュースを毎日読む。気になるものはスタッフに1分くらいで
読めるような短い原稿にまとめてもらい、最後に、日曜日の自分の
テレビ番組で話す。だから、同じニュースが僕の場合、3回頭の
中をかけめぐるわけだ。

この作業には仲間が必要だ。興味のあるニュースがあれば、インター
ネット上のフォーラムやメールでもいいから、自分の意見を発し、
フィードバックをもらう。仲間との会話が、情報を血肉に変えるのだ。

■重要だと思ったらコピペして引き出しに

情報収集を始める前に、興味の引き出しを作っておく。僕の専門は
経営だが、石川遼君にも注目している。面白そうと思えば、パソコン
にテーマ別フォルダを作っておくとよい。
テーマに関連した情報やニュースがあったら、テーマ別フォルダに
コピペして入れておく。それは「いつか見るため」ではなく、後で
自分の見解をまとめるため。インターネットのRSSを利用して情報を
たくさん集め、妥当性を吟味し、自分の見解をストックする。
「なぜ韓国経済がV字回復したのか」と質問されたとしよう。知的に
怠情な人間は、回復の理由はこうだ、とマスコミ報道をあたかも
自分の意見として話す。しかし私は自分なりにリサーチし、時には
韓国人にインタビューをして検証する。そこで初めて、自分なりの
意見が生まれる。

毎日500件のニュースに触れ、70ぐらいを選んでファイルするのは、
何を聞かれても、世界のニュースの最新状態を言えるようにする
ためである。

■人の力を借りろ

受験英語しか知らなかった僕だが、当時最年少の19歳で通訳案内業
試験に合格した。
楽器を買うお金を稼ぐ手段として、必要に迫られての勉強だったため、
体系的に英語を学ぶ時間はなかった。だからFEN(現AFN)のニュース
や一流経営者の演説を利用した。経営者のスピーチは、論旨も起承転結
も明快で、何よりも情熱が伝わってくる。たとえばシスコシステムズ
のジョン・チェンバーズCEOは機関銃のように話すが、一つひとつの
表現が実にわかりやすい。GEのジャック・ウェルチCEOの文章もお手本
になる。いまの世代なら、CNNなどを録画し、5回、10回と聞き、
うまいと思った表現を片っ端から書きとめるといい。
表現を自分で使うことで、自分のものにした。ひとりでゼロから英語
を勉強してもなかなか進まない。

また、僕は購買層として、セレブ女性の生態に興味があるが、知り合い
がいるわけではない。だから、ネイルサロンに行き、なじみの女性
技術者に、中心客層であるマダムについて聞く。ほかの人の力を借りれ
ば情報入手は可能だ。

君は国際電話に使う中国の国番号を知っているか?答えられないなら、
中国人の知り合いがいない証拠だ。中国が世界経済の担い手になりつつ
ある今、君はいざというときに中国人の力を借りられない。僕には、
電話一本で知恵を貸してくれる良き友が世界何十カ国にいるぞ。

■飛行機で隣の人に話しかける

飛行機に乗ると、僕は必ず隣の人に話しかける。隣には、自分の人脈
では知り合えない、未知の人物が座っている。
以前オーストラリアに向かう便で隣になった人は、同国の農業経営者
だった。羊一頭の値段から、徹底的に質問した。当時の僕には、オー
ストラリアの農場経営の実態なんて、知る必要はなかった。隣に居合わ
せたことを、学べるチャンスと思うかどうかだ。「知的に怠情な人間」
は、自発的に考えない。僕は、頼まれてもいないのに、自分が韓国大統領
ならどう経済を立て直すか、ある企業の社長だったらどう戦略を立てるか、
とひたすら考えている。

豊臣秀吉が織田信長に仕えたとき、常に信長の草履を懐中で温めていた、
という有名な話がある。僕はこれを実践しているんだ。韓国大統領や企業
の社長になりたいわけじゃない。ましてや、妄想癖もない。
でも、草履を温めておけば、いざというときにチャンスをつかむことが
できる。

■出張や旅行では寄り道する。

とにかく現場主義。実際に見聞きしたり、身近で起こったりしたことから、
証拠を積み上げていく情報が重要だ。
エコノミストは株価の動きで判断する。政治家はマネーサプライや金利を調節
して景気をよくしようとする。経済原理だけで判断すると、真逆のことを
やりかねない。
経済を動かすのは、人びとの心理だ。アメリカは、ローンやクレジットカード
で消費を担ってきたベビーブーム世代が、株価下落で年金が目減りして、貯蓄に
向かい始めた。日本も巣ごもり現象が進んでいる。お金を使いたくなるには
どうしたらいいかを考えずに給付金をばらまいても効果がない。個々の現場を
見れば、経済問題の対処の仕方に違う視点が出てくる。マクロではなくミクロの
積み上げが経済を作っている、という視点が欠かせない。
だからコンサルティングや講演で毎年25ヵ国超を訪れるが、寄り道をするんだ。
その国のデータではなく、皮膚で何かを感じられるように。


■デートコースを考える

グローバル世界では、知識の「量」だけでは勝負にならない。日本では、ほかの
人が知らないことを指摘できれば知識人、というイメージがある。肝心なのは、
データお世話になります。の集積が何を意味しているのか、さらにお宅の国は
「こうしたらいいのではないか」と、戦略や問題解決策をすぐに示せるか
どうか、なんだ。
それができるようになるためには、想像力が不可欠だ。
ビジネススクールの「イノベーション講座」で、男子学生が最初に「僕はA型
人間で理屈っぽいんです」とか言った。それで僕が「すごい美人がハチ公前に
午後2時に現れる。その彼女とどう過ごすか」という課題を出す。そうしたら、
あらゆる可能性を考えてくるよ。「僕はこの場所では右側を歩いて、彼女の右手
を握ります」なんて、イマジネーションが急に広がる。「そこまで聞いてない
よ」というくらいに。すべての人間に想像力は備わっているんだ。
いまはやりの「肉食女子」のメンタリティーがいい。敗北宣言をしているみたい
な草食男子よりも。「あんたのアイデアに採用したら、オーストラリアに連れて
いく」というモチベーションを与えたら、がっと集中して取り組むと思うよ。
実は、いま3万円でオーストラリアへ往復できる時代だけど(笑い)。モチベー
ションをうまく使うと、いくらでも想像力が膨らむ。インドや中国で講演すると
「聞いて、聞いて」とアイデアをぶつけてきて、うるさくて仕方がないくらい
だ。こんなマグマのようなエネルギーが、バブル前、30年前の日本にはあったん
だけどな。

■ネイルアートに挑戦する男になる

僕の親指のネイルアートは、風鈴とスイカ。夏だから来週はひまわりを描いて
もらう予定なんだ。いいでしょ?
ユニークな生き方をしようと考えたときから、目に入る景色が変わってくる。
人と違うことを恐れず、横並び意識をまず捨てよう。広い視野を持って解決策
を示せるようになるには、視野を変えることが第一歩なんだ。
いまの学生を見ていると、自分の半径1.5メートルぐらいのスモールハピネスで
満足してしまう。「近所で評判のラーメン屋の看板娘と仲良くなれたらラッキ
ー」という具合に。でも、それも幸せ?

グローバル経済を享受するのであれば、そこから派生するさまざまな問題に
対して、責任を果たす用意があるのか、を問うのが地球市民だ。知識では
なくて、社会貢献や環境問題をどう考えるのか、何ができるのか。これを考え
られる人間にならなければ、教養人とはいえない。
自分の周りのことだけしか見ないという日常を送っていると、「視野狭窄」に
陥ってしまう。そうなると思考停止に陥ってしまうんだ。
自分はユニークな生き方をするんだ、という気持ちで、身の回りだけではなく、
世界を見渡してほしい。視野狭窄から抜け出さないといけない。世界の変化を
「なぜ?」と考える。自分を老い込むことから、自分や日本、世界の将来も
変わっていくのだから。

■「悪魔の主張」をする

ディベートの場で、相手の意見にまず反論する人がいる。これを「悪魔の主張」
というが、これはビジネス能力を高める有効な手段だ。、
僕はマッキンゼー時代、何かと反対するから、「ミスター・ディスアグリー」と
呼ばれていた。反対した以上は、相手の提案を論理的に反証し、代案を提示しな
きゃいけない。悪魔の主張はとてもつらくて勇気のいることだ。相手の意見を
そのまま受け入れる人間、ただ反対するだけのイチャモン屋のほうが楽だ。
マッキンゼー時代も、通勤電車でパッと目に入った広告を見て、「自分がこの
会社をコンサルしたらどんな提案をするか」を考えるという訓練をしていた。
最初はアイデアが出てくるまでに何十分もかかったが、続けるにつれ、ほんの
数分に短縮できた。
企画会議の前日によいアイデアが浮かばないと困っている人がいるが、日常の
さまざまな事項を、日頃から「悪魔の主張」の精神で眺めていないからだ。僕は
こういう人間を「知的に怠情な人間」と呼んでいる。

■嫌いなことはしなくていい

学生や社員には、僕と一緒に行動して、僕と一緒に旅行することをすすめている。
そうすれば、彼らの世界が広がるのではないかと思っているからだ。
しかし、コンサルティングの仕事であちこち回って、夕方に帰ってきて僕が
プールで泳いでいると、一緒にいた同僚が、すでにダウンしていることもある。
もう夕食会は勘弁、ということにもなる。
僕は、特別なことをやっているわけではない。高校時代からそうだけど、嫌いな
ことは頼まれてもやらない。今大学で教えているものすべて義務だからではなく
好きだからやっているんだ。
僕の人生はすべて音楽につながる。高校でクラリネットを吹いていて、音楽を
一生やりたかった。楽器を買うために、ガイドの仕事をして、英語を話し、人前
でプレゼンテーションをし、大人数を仕切る力をつけた。
毎年決めている情報収集のテーマだって、面白そうだな、と思ったことを選んで
いる。それを集中的にやると、オリジナルの観点が出てくる。こうして今までに
年に5~6冊、計200冊以上の本を書いてきた。
今でもときどきクラリネットを吹いたり、バイクに乗ったりして好きなことを
続けている。

■独自アイデアをペラペラ話す

僕が過去に確立した理論は、大きく、経営戦略、地域国家論、ボーダレス理論
体系の三つだ。自分の理論体系を持っていると、どんなテーマが来ても、独自の
アイデアが生まれるから便利だ。
コンサルタントは、とかく「隠したがり屋」だ。自分のノウハウを隠し、それで
ご飯を食べている。でも僕は、何も隠さない。自分の理論どころか、学生には
私のスケジュールまで公開している。
この間、コロンビアのウリベ大統領と話す機会があったから「コロンビアで、
スペイン語圏の関節業務をつくるといい」と、個人的なアドバイスをした。僕は
世界をまわっているので、各地に住んでいるコロンビア人が優秀だったことに
気がついた。彼らが帰国したら、経験が一気に増えると考えたわけだ。
僕はコロンビアの特別な専門家ではない。求められているのは、独自の視点で
考えを述べることだ。友達や同僚との会話の中でも構わないから、あなたの考え
を発してほしい。情報を収集しても、どう考えるか知見を加えないと、何も
新しいものは生まれない。
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