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もぎたて、とれたて、大速報!

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【3】もぎたて、とれたて、大速報!
    ~entrepreneur's a whole new sensitivity
                        (文章:加藤忠)
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いよいよ11月になりますね。
秋本番の最中、制作費100億円をかけた超大作『レッドクリフ』が、
11月1日より公開されます。

これは、『M:I-2』を手がけた巨匠ジョン・ウー監督渾身の作品で、
中国史に燦然と輝く英雄たちの物語である『三国志』を映画化したものです。
1800年の時を超えて、伝説の戦いと言われる「赤壁の戦い」を主なテーマに、
英雄たちの活躍や、愛や友情、信頼や裏切りといった人間模様を描いています。

『三国志』を詳しくご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、
ここで簡単に紹介します。

「三顧の礼」
「桃園の誓い」
「水魚の交わり」
「天下三分の計」
「泣いて馬謖を切る」

これらはすべて、『三国志』から生まれた言葉です。

今から1800年以上前、日本で言えばまだ卑弥呼の時代、
中国漢王朝末期以来の治乱興亡を描いた壮大なドラマで、
一般的には、陳寿が史実を忠実に叙述した正史である『三国志』よりも、
1300年代になって羅漢中がまとめた、史実を基にした物語『三国演技』の方が
広く知れ渡っています。

そのため、一般的に『三国志』とは、『三国演技』を指します。

この物語は、漢帝国衰退後、魏、呉、蜀、三国の興亡を描くという
史実を基にしながら、人間描写に優れ、ストーリーも起伏に富んで、
感情移入がしやすい内容になっています。

登場人物は500人以上を超え、特徴的なキャラクターが精彩を放ってます。
特に、魏を率い圧倒的な力を持つ曹操に対し、
様々な資源で魏に劣りながらも、蜀を率いる劉備とその仲間
孔明、関羽、張飛、趙雲らの活躍や人間模様が、
後生の私たちの心を捉えて離しません。

私が考えただけでも、

□勧善懲悪のストーリーとし、正義対悪の構図を明確にして、
 わかりやすく楽しむ
□人間関係や、それが織り成す光りと影について思いをめぐらす
□ゲーム感覚で、武将や軍師の優劣を競ってみる
□大きな歴史にうねりと流れを捉え、普遍的な原理原則を探る
□悲劇のヒーローに愛惜の念を投影し身を馳せる
□ビジネスの現場に置き換えて、自分が蜀の国の立場だったら、
 または、自分が孔明だったらどうするか、などをイメージする

など、いろいろな読み方や楽しみ方がある物語です。 

実際、以前私は、「三国志勉強会」という勉強会で、
三国志から学ぶ現代のビジネスについて、ディスカッションしていました。

それはさておき、『レッドクリフ』は、その『三国志』の中でも
最も有名な戦いである「赤壁の戦い」中心に、映画が作られています。

「赤壁の戦い」は、80万の大群を率いる魏の曹操に対し、
たった3万で立ち向かう孫権率いる呉+劉備率いる蜀が
長江の赤壁で繰り広げた戦いです。

戦いそのものに至るまでのプロセスと、その時何が起こり、
誰がどうやって歴史を動かしたのかを、簡単にまとめてみます。

1.「長阪坡の戦い」で劉備が曹操に敗北

2.孔明が呉の孫権との同盟をはかり、呉の魯粛と面会し、
  劉備と孫権が同盟を結び、曹操に立ち向かうことで意見が一致

3.孔明が呉の降伏を主張する張昭ら学者らと面会し、ことごとく論破

4.孔明が魯粛とともに孫権のもとを訪れて同盟をけしかけ、孫権がこれを承諾

5.孫権のもとに曹操から事実上宣戦布告の手紙が届き、張昭らが降伏を主張する

6.降伏論者説き伏せるため、孫権が周瑜を呼び寄せ、周瑜の演説により
  孫権が同盟を決断。最終的な劉備・孫権の同盟が成立。
  「赤壁の戦い」への準備が完了。

この背景には、孔明、魯粛、周瑜の3人の働きがあります。
3人の主な活躍内容と、思惑を推測すると、こんな感じかと思います。

 ●孔明:殺し文句で孫権をその気にさせた
  「若事之不済、此乃天也。安能復為之下乎。」
  まずは劉備を一国の殿にしたい

 ●魯粛:孫権をバックアップした
  「早計大計。莫用衆人之議也。」
  今は同盟するが、そのうち劉備を家来にしたい

 ●周瑜:臆病な降伏論者を、理を尽くし黙らせた
  呉を守り孫策の大恩に報いたい

いずれにしても、孫権との会見で行った孔明の弁が運命の鍵を握りました。
普通ならば、弱者孔明が強者孫権に「お願い営業」をするところだが、
ことを成立させるために「対等な立場」を主張し、win-winの関係を強調しました。

長くなりましたので、この続きは映画の感想を踏まえ、次回お届けますね。

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