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●第3回目  ◆起業家が知っておくべきポイント

●第3回目  ◆起業家が知っておくべきポイント
 

前回は株式会社の設立が簡単になった、といったお話や、
定款の中身についてお話しましたね。

起業を目指される方には、株式会社に関わる用語に慣れておくことを
お勧めします。詳しくはグーグルなどで検索して頂くとして、今回は
起業家がはずせないポイントというものをご紹介します。


第1章・・すべて会社登記簿に記載される事項です。自社の事業内容を
     アピールするには、目的の内容をより具体的に!
      
    例・「企業、団体等の教育、研修、セミナー、カウンセリング」

    →より具体化すると

    「企業や法人組織などのイメージ統一をはかり、組織の存在を人々に
     印象づけるための教育、研修、セミナー、カウンセリングの実施」

 ▼公告の方法
  株式会社には各種公告が義務づけられ、株主や利害関係人等に広くお
  知らせする必要があるため、登記事項とされています。


第2章・・株式は、会社資本を構成する重要項目です。次の用語を知ら
     ないと将来、会社の所有権を奪われることにもなりかねません。

     株券 株券は不発行が原則となりました。
    (株券の実物は無いが、株式数として株主名簿に記載される。)

 ▼発行可能株式総数
  まだ発行されてないが、将来、この数まで発行することが
  できるという株式の総数。      

 ▼株式の譲渡制限
  原則、株式の譲渡は自由ですが、株式の譲渡について会社の承認が
  いる旨の規定を設ければ、株主が誰であるか不明だという事態は
  さけられます。この規定のある会社を「非公開会社」といいます。


第3章・・会社所有者である株主によって、あらゆる事項について
     決議できる万能機関についての規定
     
 ▼株主総会 
  毎年事業年度の末日から3か月内(法人税法の問題から、2か月内に
  開催の場合があります。)に開催。会社の利益についてどう配分する
  のか、取締役、監査役の選任・解任などを決議します。

  会社の最高決定機関であり万能の権限を有しますが、取締役会を設けた
  会社では、権限が縮小されます。
  (株主が1人の会社でも開催、毎年必ず開きましょう、株ムシ総会に
   ならないように! 取締役も出席します。)

  定款変更→株主総会と覚えておきましょう。
     
 ▼議決権
  1株につき1議決権が基本。株主が行使できる権利はこの株数によって
  決まるのです。ポイントは株主平等の原則


第4章・・どのような役員(取締役、監査役、代表取締役等)構成と
     するのか、選任方法、任期、取締役会などについて定めます。
  
 ▼取締役  
  会社の業務執行をします。第2章で、株式の譲渡制限を設けた会社は、
  取締役を1名だけにすることも可能。(任期も10年までのばせる)
  その場合には株主の権限が強化されます。取締役と監査役は株主総会で
  選任されます。

 ▼代表取締役 
  経営の最高責任者。取締役1名でも代表取締役です。取締役が3名以上
  いる場合、取締役会が設置でき、代表取締役は取締役会で選定されます。
  (取締役会のない会社は株主総会で選定)

 ▼取締役会 
  取締役3名以上で構成。2名以下の会社には取締役会が設置できない。
  株主総会よりも、業務執行の細かいことを決める機関。

  会社登記事項証明書に取締役会が設置されているかどうか確認
  できるようになりました。

 ▼監査役 
  原則、取締役の業務執行を監視します。第2章で、株式の譲渡制限
  を設けた会社は設置しない選択もOK。設置する場合でも監査役の
  権限を会計監査権限に限ることができます。

以上、会社の機関については選択の幅がひろく、
下記の中小企業庁の情報も参照してみて下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaisya/kaisyahou33/kaisyahou09.htm

第5章・・決算の月を決めます。設立後決算がすぐ来てしまわないように
    、設立月の前月にしておきましょう。

第6章・・資本金の額や、出資した人の住所氏名が記載されます。
  
 ▼資本金 
  設立に際して出資される財産の価額。現金だけでなく、株券やパソコン、
  車等も資本金として換算すること(現物出資という)も可能です。    
 

 ▼発起人
  発起人とは、自己の意思に基づき作成された定款に発起人として氏または
  名称(会社が発起人になるとき)及び住所記載された者をいいます。
  会社設立事務を行う義務と権限を有し、定款に記載された財産(資本金)
  の引き受けをします。

  設立時のみ登場する呼び名で、設立後に出資した人は、株主と
  呼ばれます。発起人も株主も登記簿には記載されません。


●次回は、設立できる会社の種類や、設立までの流れです。


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いかがでしたか?

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※なお、この原稿は古上さんに執筆していただいた後、
 司法書士の立花宣男様に監修して頂いております。

 ●監修者: 
  元東京法務局法人登記部門首席登記官
  日本加除出版株式会社 常任顧問
  司法書士 立花宣男




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