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06年第2期修了式 大前講義

7月30日(日)開催の、ABS06年第2期修了式におきまして、
大前講義が行われました。

アントレプレナーを志す卒塾生の皆さまに対して、
今後の指針となるメッセージを熱く語っておりました。

今回はその内容を一部抜粋して皆さまにお届けいたします。

 ★ポイントは・・・
   ◆事業計画は頭に全て入っていなければならない
   ◆年率15%で自分の市場価値を成長させよ!

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▼事業計画をレビューする際に重視するポイントとその理由


 作った事業計画書をまず横に捨ててしまって、あんた何がやりたいの?
 と聞いたときに、ちゃんと答えられるかどうかである。事業計画書
 というものは、何度も作る練習をする必要があるのだが、頭の中に
 同じシナリオが入っていなければしょうがない。

 要するに、書いたものを見たときに初めて人に説明できるとか、
 自分でも分かるとかいうのは、事業計画とはいえない。事業計画
 というのは、今すぐ聞かれたときに5分でいえる、さらに詳しく
 一日かかっても言えるというものでなければならない。


▼事業計画書にはすべての前提条件は書かれていない


 具体的に詳しく聞いたら全て考えられているべきだが、こうなったら
 どうなる、というのは事業計画書には本来書いてない。例えば、
 東京で大地震が起きた時にどうする、というのは事業計画書には
 書いていない。だから頭の中に、いざというときにこうします、
 というのが入っていなければならないのだ。頭の中にそれがあって
 はじめて事業計画といえる。

 また経営者として事業計画を実行する立場にあって、計画が頭の中に
 あることの重要性というのは、パラメーターが変わったときに、
 「やばい!あの部分を変えよう!」と気がつくことである。

 ところが紙の事業計画書に基づいて実行している人は、前提が
 変わっているのに、書いているところだけをやろうとする。
 これは要するにフィードバック回路がない自動車のようで、
 軌道修正ができないのだ。


▼現代は前提条件の変化に瞬時に対応する必要が


 事業計画というのは特に三年計画が多い。中期経営計画であるからだ。
 ところが、三年後の前提条件なんか分かる人はいない。たとえば、
 YouTubeである。一年前の事業計画でYouTubeを見ていた人はいない。

 今では日本人による一ヶ月のアクセス数が数百万である。
 これが現代という時代である。このような時代に計画書どおり
 やっていたら頓死である。アントレプレナーは瞬時に計画を
 修正できなくてはならないのだ。

 だから、事業計画を書くときの要素は基本どおりでよいが、
 前提条件を常に気にしていることが一番重要なのである。


▼卒塾される皆さんへ ~自分の市場価値を年率15%で成長させよ!


 アメリカのファンドは年率15%で伸びているが、もし自分の
 資産を伸ばすだけの元手が無いということであったら、毎年
 自分の「値札」を15%ずつあげることを考えて欲しい。

 自分の値段が分からなければ、ヘッドハンターに聞けばすぐに
 教えてくれる。あなたを今採用するとしたら、あなたの経験だったら、
 市場ではいまこれぐらいの値段がつきます、と。

 みなさんにいいたいのは、毎年それが15%ずつ上がる勉強をしなさい、
 ということだ。会社にいるとずっと上がることは無い。
 なぜならいい上司に恵まれて、ひき上げられたら値段が上がるが、
 これは「他者依存」である。上司がつけた値段である。そうではなく、
 市場がつけた値段を上げることである。

 15%というのは結構チャレンジングである。しかし、毎年これを
 やり続けることこそが市場で評価されるのである。
 ABSで学んだこともその努力の一つだろうが、今後も是非努力し
 続けてもらいたい。

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いかがでしたか?

当日は卒塾生からの質疑応答を交えながら講義が進んでいきました。
特に「年率15%で成長を!」というメッセージには、多くの方が
気を引き締められたようです。

読者の皆さんも、ぜひ「年率15%」を目指してみてください。


  ◆「年率15%」の第一歩として、少し時間を取って、
   以下について実際に考えてみてください
  
   □あなたは事業計画(ビジネスのアイディア、自分の夢)が
    頭の中にしっかりと入っていて、人に説明が出来ますか?
   □あなたの計画の前提条件をすべて洗い出してください。
   □あなたが年率15%で成長するためには何が必要ですか?


それでは、みなさまの成功と成長を心よりお祈りしております!


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
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