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ABS/OBOG会プレゼン講義録

先週の6月2日(金)に、ABS19期および06年1期の卒塾生が中心と
なったコミニュティーのオフ会が開催されました。

久しぶりに会う同期の人と近況報告をしあったり、新しく出会う仲間と
語りあったりと、会は大いに盛り上がりました!

しかし、ただの飲み会で終わらないのがABSの卒塾生です!

このオフ会では、毎回、卒塾生が得意分野・専門分野を生かして、
持ち回りでプレゼンを行ってもらい、参加者は、ビジネスにおける
最新情報や業界の事情について知ることができます。

また、プレゼンターの方は、参加聴講者から、プレゼンの内容、技術的な
面についてフィードバックをもらいます。聞いている人だけではなく、
プレゼンター自身も学びのあるような仕掛けを作っています。

ABSでは、卒塾後も自己啓発に励み、常に成長をしていいきたいという
非常に意識の高い方が多いため、このような会が行われているのです。

今回は、篠田仁太郎さん(19期卒塾生)に、約1時間ほどのプレゼンを
行っていただきました。


その内容を抜粋してお届けいたします。
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◆コンプライアンスとライセンス管理
  
  篠田仁太郎 (19期 ビジネス構想力養成講座)
   ダイヤモンドレンタルシステム株式会社 htts://www.drs.co.jp/


○コンプライアンスで無視できないIT資産管理

個人情報保護法や、ISMSのISO化、新会社法、J-SOX法など、
IT資産の管理強化を求める動きがここ数年続いています。

これまで、多くの企業で当たり前のようになされてきた、「見つからない
ものは紛失扱い」とか、「管理責任は現場にある」といった、あいまいな
管理状態では許されない時代になってきています。

特に、ライセンス管理については、ISOから5月に、ISO/IEC17990-1として
発表されたことから、今後、管理状態が監査の指摘事項として挙げられる
ことが、これまで以上に多くなってくるでしょう。
参考:http://japan.zdnet.com/news/itm/story/0,2000056188,20109168,00.htm



○ライセンス管理の重要性と問題点

ライセンス管理を適切に行わないと、監査の指摘事項として挙げられるだけ
でなく、多額の損害賠償や、それに伴う社会的信用の失墜など、経営に直接
影響を与えることは、容易に予測されます。

適切なライセンス管理の実装は、これからの企業にとって、非常に重要な
業務の一つに挙げられます。

しかしその管理方法は、メーカーごとの管理思想による違いや、
シェアウェア、CPU、クライアント、サーバーアクセスライセンス等、
複雑なライセンス体系により、大変わかりにくいものになっています。

また、適切な管理状態の実現には、これらの「知識」だけではなく、
調査のための莫大な手間も求められます。


○「必要な部分」に「必要なだけの手間」を

例えば私の会社では、IT資産管理サービス「DREAMS」という、
システムでは実現できず、人の手間をかけなくてはいけないこれらの業務を
お客様に代わって、代行させていただくサービスを提供しています。

これは、お客様によって異なる、適切な管理状態のために不足している部分を
補うもので、いわゆるISO的な「マネジメントシステム」であり、
「PDCAサイクルを回す」ための業務を代行しています。


○誰もがやりたくないけれど、やらなければならないもの

このサービスは、約6年前にはじめたときには、10社中1社が話を聞いて
くだされば良かったところが、今は、10社中7社が、身を乗り出して聞いて
いただけるようになりました。

お客様からすれば、「まさか、こんな面倒くさい業務をやってくれるなんて」
という想いがおありのようです。

私どもとしては感動していただけて、非常にうれしい限りなのですが、
やはり世間での危機感が高まり、同時に企業にとっては相当な悩みの種で
あることが伺えます。

誰かがやらなくてはならないのですが、誰もやりたがらない。
堅い話になりがちなコンプライアンスにもにビジネスの種はあるのです。

――――――――――――――――――――――――――――――――― 
講義録は以上です。少し考えてみましょう。

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○さて、上記内容から、何かを学び、あなたの行動に生かして
 みてください。

 -あなたの会社(組織)でIT資産に関わらず、管理ができていないもの
  はないか、考えてみてください。

 -それが管理出来ていないことで、どのようなリスクがありますか?


○もう一つ、別の視点で考えてください。

 -あなたは、人前で講演をするとしたら、どんな話をしますか?
  自己ブランド化できる事柄はなんでしょうか?

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いかがでしょうか?ぜひお時間を取って考えてみてください!



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