ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
第8回目は、先程から紹介がありました、
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』を取り上げます。
この書籍は、大前研一が翻訳を引き受け、三笠書房から発売された
ものですが、ここ2日程で店頭に並びだした書店も多いかもしれません。
この書籍は、今後私たちアタッカーズ・ビジネススクールの副読本として
使用することも考えておりますので、今回を含め全7回にわけて、
その活用法を交えて、ご紹介をしていきます!
ぜひお手元にお持ちいただいて、読み進めていただきたい1冊です。
○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
【ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代】
ダニエル・ピンク(著)/ 大前研一(訳) 三笠書房
○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
☆アマゾンでの購入へはこちら↓

◆時代の福音書『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』
『21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に
何が必要か、何をしなければならないか―
本書は、この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真正面から
答えを示した、アメリカのベストセラーである。』
大前研一の『ロウアーミドルの衝撃』でも述べられていたように、
現在、人口分布が「1億総中流社会」から「M型社会」へと
急速に変化する「格差社会」が、本格化しつつあります。
このように社会がうねりをあげて変わりつつある中で、この書籍に
書かれているメッセージは、これからの時代を生き抜く私たちにとって、
確かな説得力を持っています。
◆「農業の時代」から「コンセプトの時代」へ
著者であるダニエル・ピンクは、この書籍の中で、今まで特に有能である
とされたビジネスパーソンに支持されてきた、“論理的で直線的な”
左脳中心の思考様式を絶対視する風潮に、強い警笛を鳴らしています。
その背景には、時代が次のように大きく変化していることが
大きな影響を与えていると述べています。
○18世紀<第1の波>農業の時代(農夫)
↓
○19世紀<第2の波>工業の時代(工業労働者)
↓
○20世紀<第3の波>情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
そして、21世紀は<第4の波>とも言える
○“コンセプトの時代(創造する人、共感できる人)”
が訪れるという流れです。
◆コンセプトの時代に求められる思考様式とは
この来るべきコンセプトの時代を動かし、生き残っていくには、
当然今までと違った新しい思考様式が求められてきます。
そのためには、次の3つのことを考える必要がある旨を述べています。
1.「他の国、特に途上国にできること」は避ける
2.「コンピュータやロボットにできること」は避ける
3.「反復性がある」ことも避ける、
そして、これらを可能にするためには、右脳が持つ様々な能力、
すなわち、
ー感情面の意味を読み取る力
ー直感的に答えを見出す力
ー物事を全体論的に認知する力
の価値を大いに認め、この能力を十二分に活用することが重要だと
述べています。
言い換えれば、右脳を主役にしながら、右脳と左脳をバランスよく使う、
「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」という能力が重要だということを
意味しています。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、
芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力などを指し、
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、
人間関係の機微を感じ取る能力などを意味しています。
そして、現在のアメリカにおいて、「左脳型技術」を持ったMBAホルダー
よりも、クリエイティビティーに長けたMFA(Master of Fine Arts)の方が、
貴重だとされる傾向があるという実例も挙げられています。
◆ハイ・コンセプト、ハイ・タッチな「6つのセンス」
それでは、ハイ・コンセプト、ハイ・タッチの重要性が高まっている中で、
何をなせば良いのか?何を身につければ良いのか?
という疑問に対して、「6つのセンス」を理解し、身につける方法について
第2部に詳しく述べられています。
そして、ここで言う「6つのセンス」は以下の通りです。
□デザイン ⇒ 感情に訴える、商品開発の重要性。
□物語 ⇒ 説明では人は動かない。その物語に人は動かされる。
□全体の調和⇒ 分析力ではなく総括力。
□共感 ⇒ 人間関係を築き、他人を思いやる能力の必要性。
□遊び ⇒ 「コンセプトの時代」には仕事にも遊びに笑いが重要。
□生きがい ⇒ 有意義な生きがい、目的、超越、精神の充足。
次回以降のメルマガでは、この「6つのセンス」について、
1つずつ取り上げてコメントし、具体的な事例や活用法をご紹介していきます。
ぜひとも、引き続きご覧になってください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』を取り上げます。
この書籍は、大前研一が翻訳を引き受け、三笠書房から発売された
ものですが、ここ2日程で店頭に並びだした書店も多いかもしれません。
この書籍は、今後私たちアタッカーズ・ビジネススクールの副読本として
使用することも考えておりますので、今回を含め全7回にわけて、
その活用法を交えて、ご紹介をしていきます!
ぜひお手元にお持ちいただいて、読み進めていただきたい1冊です。
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【ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代】
ダニエル・ピンク(著)/ 大前研一(訳) 三笠書房
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◆時代の福音書『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』
『21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に
何が必要か、何をしなければならないか―
本書は、この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真正面から
答えを示した、アメリカのベストセラーである。』
大前研一の『ロウアーミドルの衝撃』でも述べられていたように、
現在、人口分布が「1億総中流社会」から「M型社会」へと
急速に変化する「格差社会」が、本格化しつつあります。
このように社会がうねりをあげて変わりつつある中で、この書籍に
書かれているメッセージは、これからの時代を生き抜く私たちにとって、
確かな説得力を持っています。
◆「農業の時代」から「コンセプトの時代」へ
著者であるダニエル・ピンクは、この書籍の中で、今まで特に有能である
とされたビジネスパーソンに支持されてきた、“論理的で直線的な”
左脳中心の思考様式を絶対視する風潮に、強い警笛を鳴らしています。
その背景には、時代が次のように大きく変化していることが
大きな影響を与えていると述べています。
○18世紀<第1の波>農業の時代(農夫)
↓
○19世紀<第2の波>工業の時代(工業労働者)
↓
○20世紀<第3の波>情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
そして、21世紀は<第4の波>とも言える
○“コンセプトの時代(創造する人、共感できる人)”
が訪れるという流れです。
◆コンセプトの時代に求められる思考様式とは
この来るべきコンセプトの時代を動かし、生き残っていくには、
当然今までと違った新しい思考様式が求められてきます。
そのためには、次の3つのことを考える必要がある旨を述べています。
1.「他の国、特に途上国にできること」は避ける
2.「コンピュータやロボットにできること」は避ける
3.「反復性がある」ことも避ける、
そして、これらを可能にするためには、右脳が持つ様々な能力、
すなわち、
ー感情面の意味を読み取る力
ー直感的に答えを見出す力
ー物事を全体論的に認知する力
の価値を大いに認め、この能力を十二分に活用することが重要だと
述べています。
言い換えれば、右脳を主役にしながら、右脳と左脳をバランスよく使う、
「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」という能力が重要だということを
意味しています。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、
芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力などを指し、
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、
人間関係の機微を感じ取る能力などを意味しています。
そして、現在のアメリカにおいて、「左脳型技術」を持ったMBAホルダー
よりも、クリエイティビティーに長けたMFA(Master of Fine Arts)の方が、
貴重だとされる傾向があるという実例も挙げられています。
◆ハイ・コンセプト、ハイ・タッチな「6つのセンス」
それでは、ハイ・コンセプト、ハイ・タッチの重要性が高まっている中で、
何をなせば良いのか?何を身につければ良いのか?
という疑問に対して、「6つのセンス」を理解し、身につける方法について
第2部に詳しく述べられています。
そして、ここで言う「6つのセンス」は以下の通りです。
□デザイン ⇒ 感情に訴える、商品開発の重要性。
□物語 ⇒ 説明では人は動かない。その物語に人は動かされる。
□全体の調和⇒ 分析力ではなく総括力。
□共感 ⇒ 人間関係を築き、他人を思いやる能力の必要性。
□遊び ⇒ 「コンセプトの時代」には仕事にも遊びに笑いが重要。
□生きがい ⇒ 有意義な生きがい、目的、超越、精神の充足。
次回以降のメルマガでは、この「6つのセンス」について、
1つずつ取り上げてコメントし、具体的な事例や活用法をご紹介していきます。
ぜひとも、引き続きご覧になってください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
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