fc2ブログ

大前研一が薦める、大前3部作+今最も重要な三冊

前号は開講式の講義録をお届けしましたが、今号では大前塾長が
21世紀の今、時代を見通すために読むべき書籍として提示した、
珠玉の6冊をご案内します。(2006年4月23日、日曜日講義)


その6冊とは?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆大前3部作

 ・「企業参謀」         プレジデント社  
 ・「ボーダレス・ワールド」   新潮社
 ・「新・資本論」        東洋経済新報社


◆今最も重要な3冊

 ・「ネクスト・マーケット」   英治出版
 ・「成功ルールが変わる!」   PHPエディターズグループ
 ・「ハイ・コンセプト」     三笠書房

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

下記、大前塾長が強調した点に注目しながら、実際に書籍を手にとって
ご覧いただければと思います。(講義抜粋です)

--------------------------------

●大前3部作 

私は140冊くらい書いているから全部は読んでいられないだろうが
この三つは必ず読むべき本である。

「企業参謀」        プレジデント社
「ボーダレス・ワールド」  新潮社
「新・資本論」       東洋経済新報社

特に「新・資本論」は21世紀の経済を知る上で欠かすことの
できない本だ!



●「ネクスト・マーケット」 英治出版
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
それからC.K.PRAHALADというミシガン大学教授の
「ネクスト・マーケット」だ。


従来の社会産業革命以降の資本主義社会では、
富める人が資本を使って、富めない人に労働機会を与えて、
富める人たちの富の創出を手伝わせてきたという上下モデルなのだ。

ところが「ネクスト・マーケット」で書かれるインド型の
資本主義は、上下モデルの下、ピラミッドのボトムが細かく
金を稼ぎ始めている。これが今のインドの繁栄の方程式なんだ
ということが書かれている。

日本でも参考になることが沢山ある。要は供給者の論理ではなくて
受益者の立場に立ったら、こういうものだったら受け入れられるという
のが理解できる。携帯やデジカメをレンタルにして、使ってみて良さが
わかったら買おうという意欲がわくとか。

本書では、白内障の手術の例が出てくる。白内障の手術の
機械は高いが、これはインドは人件費が安いから24時間動かして、
フル稼働すると白内障の手術が20ドルでできることになる。

インドは白内障患者が多く、生きる希望も失っていたような人が
20ドルで元気になり、一日何千人も治療することで機械の生産性も
格段にあがり、急成長しているのだ。

つまりボトムに焦点をあてることにより、巨大なマーケット創出の機会が
あるのではないか、ということを述べているのだ。
これは従来の資本家の論理と逆さまである。しかしこれを細かく
やり始めると、下から経済が活性化してきて全体として
9%成長という風になってくるわけだ。

このことがどれほど重要かというと、世界には富めない人が40億人いる。
この中で書かれていることがなされれば、その40億人に希望を
与えるかもしれないという極めて重要な本である。

さらに事例が沢山出てくるのでアイデアをもらうのに最適である。
まだ一部のところにしか浸透していないような商品でも、ボトムに
浸透させるにはどうしたらいいかということを知るには非常に
いい本である。

☆アマゾンでの購入へはこちら↓
 http://www.attackers-school.com/site/syosekinext0610.htm



●「成功ルールが変わる!」 PHPエディターズグループ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2番目に「成功ルールが変わる!」という本だ。
スウェーデンの二人の学者が書いたものだ。


現代人はテクノロジーに支えられて、コマになっているわけだ。
例えば、コンピューターが使えるといってもプログラムできるのか
と問われればできない。カラオケで画面で表示されるとおりに
だったら歌えるが、それがないときにどこまで歌えるか、
ということと同じだ。

つまり我々は知らず知らずのうちにテクノロジーに支えられて生きて
いるが、そのテクノロジーは二束三文なのだ。そのテクノロジーを
発明した人は儲けるかもしれないが、そうでない人は儲けにならない。
PCだって今に5万円くらいの時代になるだろう。

ではその時代にどういった人が成功するか?
答えは「傑出した個人」である。


この本にはこういう事例が出てくる。

スウェーデンにあるホテルに有名な歌手が宿泊することになり
一ヶ月前に手紙が来た。内容は内装から何から全部白に塗りなおしてくれ、
花はこれに、テレビはこのようにとスペックについて全て注文をしてきて、
金はいくらでも払うと。

ホテルは見合う料金を払ってもらえるし滞在期間も長かったから
変えてしまったということだ。そして当日になり、ロビーに
現れたのはジェニファー・ロペスだったのだ。

つまり傑出した個人がルールを決める時代なのだ。
そしてその傑出した個人が事業を起こしていくのだ。

国家でも企業でもなく、個人が世界を変えていくということが
述べてある。

この本も事例が面白い。


☆アマゾンでの購入へはこちら↓
 http://www.attackers-school.com/site/syosekiseikou0610.htm



●「ハイ・コンセプト」三笠書房
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最後はダニエル・ピンクの「A WHOLE NEW MIND」という本だ。
これには「情報化社会からコンセプチュアル社会へ」という副題が
ついている。

この本は二番目の本とよく似ているが極めて重要だと思っている。

なぜ重要かというと、ちょうど17,8年前にアルビントフラーが
「第三の波」というベストセラーを書いたが、その次の「第四の波」。

日本語の翻訳は私がやった。それくらい重要だと思ったからだ。
日本語のタイトルは「ハイ・コンセプト」とした。

・・・(中略)

私が言っているように個人というものがどのくらい重要か
ということは日本のように没個性の国にいるとわからないだろう。

これらの本はそれを助けてくれるものである。
三つを読んだら明らかに人生感が変わるはずだ。


 ⇒最後に取り上げた「ハイ・コンセプト」の詳細は、次の記事へ!



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

スポンサーサイト



この記事のトラックバックURL

http://abscommunity.blog37.fc2.com/tb.php/109-f2d4ac49

Template Designed by DW99