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【経営者講義 議事録】ライフネット生命保険 代表取締役 出口治明氏

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 ※7月19日(火)にアタッカーズ・ビジネススクールで開催された講義の内容
  を抜粋したものです。複写・転用はご遠慮ください。
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●算数で考える

大切なことは「国語ではなく算数で考える」ことです。
「大震災で支払いが増えて生保は大変だ」というのは国語ですよね。
一見もっともらしい。でも算数に直してください。
亡くなった方、行方不明の方は最大で2万5千人で、
全員民間の保険に入っていても、2,500億円。
一方で、生命保険会社はいくらお金を持っているかといえば、300兆円。
キャッシュは3兆円あるんですよ。
自分の考えを数字とファクトとデータをベースに、
ロジックで積み上げるのが国語を算数に直すということです。


●「世界経営計画のサブシステム」

この世界をどのようなものだと理解し、どこを変えたいと思い、
自分はその中でどの部分を受け持つかということを考えるのが
生きること、仕事することであり、また起業家のあるべき姿です。
起業したいという方が多いということは、日本の将来は明るい。
ただ、起業を目的にするのではなく、
「起業して実現したい何かがある」ことが圧倒的に大事。

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11年第2期 修了式(8/6) レポート!


8月6日(土)、11年第2期の修了式が行われました。
(於:六番町 ABSセミナールーム)
修了式では、各講座で講師が選んだ代表者が、講座に関するプレゼンテーションを行い、投票により優勝者が決定します。
この日も熱き戦いが繰り広げられました!
ABS修了式_全体風景
講座終了から約1週間、各講座の代表者は、メンバーを巻き込んで個別に勉強会を開き、プレゼンテーションをブラッシュアップしていきます。

そして、8/3の「プレゼンテーション勉強会 @ABSセミナールーム」では、本番さながらにプレゼンテーションを行います。他の講座の受講生からの質疑応答を受けて、本番には内容をがらりと変えるプレゼンターが大半です。
ABS修了式_開始前
優勝をかけてのプレゼンテーション、プレゼンターも聞き手も真剣のものです。
プレゼンターになることを目指して、講座受講のリピーターとなる方も少なくありません。
思い思いの熱演したプレゼン、質疑応答が続きます。同じ講座を受けた仲間も、プレゼンターを見守ります。
ABS修了式_光景
懇親会では、講座をまたがった交流の場です。講座でともに試行錯誤・チャレンジした仲間、同じ志をもつ者同士、過去同じ講座で高めあった同士で、話が弾みます。
講座を超えた人のつながりと一体感が、ABSの特長です。

ABS修了式_懇親会
今回は「ビジネスモデル創造講座」が優勝しました。
そして、
「ビジネス・コミュニケーション講座(第2位)」
「戦略思考講座(第3位)」
の入賞された皆さま、おめでとうございます!!
1位のプレゼンターの方は、1年間かけていくつもの講座を受講され、最後の最後でプレゼンターとして選ばれただけに、感動もひとしおです。

ABS修了式_表彰
スタッフ一同、受講生の皆さんがより活躍されること、
起業家として名を馳せられることを心より祈っています!
ABS修了式_集合写真

中谷彰宏講師による、アントレプレナーシップ講座のご紹介!

『アントレプレナーシップ講座』の講師である中谷彰宏氏に、
◆ 『アントレプレナーシップ講座』にかける想い
◆ 「当講座に合うのはこんな受講生!」
についてお伺いしました。

「ビジネスリーダー育成」にかける中谷彰宏氏の熱い想いを、ぜひご覧ください!

『サラリーマンとビジネスマン』

サラリーマンとビジネスマンは全く違います。
サラリーマンは人のお手伝いをする人。
部下や国内外のビジネスパートナーを説得でき、
世界で通用するのがビジネスリーダー。
相手がドナルトトランプだろうが、大前研一だろうが、
説得力で負けないハートをつくらないといけない。




『ビジネスリーダーの条件』

自分がリーダーになって、
「私はこれをやりたい」といえる人が、
『起業家=アントレプレナー』です。
目的を見つけることは難しい、
あえて難しい、わからないところに
どれだけ食い下がれるか。
答えは誰かに与えられるのではなく、自分で気づく。
リーダーとしてトレーニングを積んでいく場がこの講座。
リーダーになれるかどうかは、個人の「志」次第です。




『世界のビジネスを体験する場』

~世界で戦うあなたへのメッセージ~
このアントレプレナーシップ講座では、
受講生をリーダーとして扱います。
立場が人を育てていくからです。
世界ランキングを意識して、
世界で戦う感覚/状況をこの講座で創ります。


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  ただ今、『アントレプレナーシップ講座』をはじめとする
  「ビジネスの実践力を高める7講座」(11年第3期開講)の
  講座説明会(ガイダンス)を開催中!!

  ⇒★お申込みはこちら
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『売れない時代だからといって“値下げ”してモノを売るな! 』 

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『売れない時代だからといって“値下げ”してモノを売るな! 』 

※本内容は大前研一通信(2011年8月号)ならびに
 週刊ダイヤモンド(2009年4月25日号)に掲載されたものを
 特別編集しました。内容の転記等はご遠慮ください。
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● イソギンチャク状態の消費者

私は今の消費者の心理状態を「イソギンチャク」と呼んでいる。
普段は触手を広げているが、指を突っ込んだら一瞬で閉じてしまう。

日本の個人や企業はお金を持っていて、買う能力は十分にあるにも
かかわらず、である。

今はクルマを買わずに貯金しよう、旅行行かずに貯金しよう、
という選択をしている。
つまりメーカーやサービス業にとっての競争相手は、貯金。
「貯金崩してでもこれがほしい」と気持ちにさせることがいま求められている。


●「顧客の庭で考える」

いま、企業がすべきなのは顧客の感情についての研究。
顧客が1万社いるならば、10%の1,000社に足を運んで、
購買心がどのようになっているか、つぶさに聞いて回るべきだ。

自社の製造現場や経営企画室でデータを見ながら考えていてはいけない。
データは初めに仮説をたてたり、最後に計画を検証するためのモノで、
発想を出すためのものではない。


● 顧客本位で考える

いくら多機能の家電を揃えていても、家の中はまったく適切な環境に
なっていないし、大半の機能は一度も使われていない。

テレビとパソコンと音響機器がつながっていなかったり、
家族4人のパソコンがプリンタと共有されていなかったりする。
専門家を呼ばないと環境を構築できないのだ。

パソコンの設計者は全く知らない。
メーカーには自分たちが一番よく知っているという驕りがあるのだ。

設計者は過程を回り、「このパソコンに備わる200の機能のうち
いくつ使っていますか?」と聞いてみるといい。
普段使っているのはおそらく3つか4つだろう。

注意が必要なのは、顧客の庭で考えることと、顧客の意見をそのまま
受け入れることは異なるということだ。
皆のニーズに合わせたといいながら、誰のニーズにも「強く」あっていない。
そういうモノは誰も熱狂的にほしがらない。

「熱狂的」という言葉はマーケティングでは非常に重要なキーワードだ。
商品開発にあたってはこのことを強く意識した方がいい。
特に不景気の時は多くの人が欲しがるモノよりも、
少数の人が熱狂的に欲しいモノのほうが当たるのだ。

「熱狂的」な商品であれば、消費が冷え込んでいる時でも価格を維持できる。

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