「アントレプレナーシップ」「Web2.0」「ブランディング戦略」 ~経営者から現代ビジネスのキーワードを学ぶ
皆さん、想像してみて下さい。
あなたが、スーパーマーケットの前で、主婦に対して
インタビュー調査を行うことになりました。
夏の炎天下の中だとしましょう。
その仕事にフィーは出ません。
通る人すべてに声をかけます。
しかし、そのほとんどに無視されます。
思うように声を聴き取れず、あなたはあせります。
時間ばかりが過ぎていきます。
嫌になりませんか?
そもそも、無給でそんなインタビューをやろうと思いますか?
でも、あなたが新しいビジネスを始めようとしたときに、
どうしても必要ならば、やるかもしれませんね。
しかし、中にはそれでもやれない方もいるかもしれません。
その差を分けるのが「アントレプレナーシップ」の有無
ではないでしょうか?
これは簡単な例ですが、どんなに最高の理論で、完璧な計画を
組み立てたとしても、最後の最後、実行の段階で頓挫してしまっては
まったく意味がありません。
マーケティングにだって、何にだって「アントレプレナーシップ」は
必要なんです。
いやありとあらゆるところに必要な基本的な資質といえましょう。
ましてや、ゼロから新しいビジネスを始めようとしたら、
上記のような簡単な例ではなく、予想だにしない困難が襲ってきます。
それを乗り越えられるのが「アントレプレナー」であり、
まさに「不可能を可能にする」能力を持つ人材。
この「アントレプレナーシップ」を発揮し、一見、奇跡とも思える
業績を達成した方がいらっしゃいます。
元日本シスコシステムズ代表取締役社長 松本孝利氏 です。
松本氏は、1992年に株式会社日本シスコシステムズを設立、社長として、
社員3名からスタートし、設立3年で売上高70億、9年で1000億円の
会社へと急成長させました。
彼は常に、ビジネスにおける「アントレプレナーシップ」の重要性を説いていま
す。
●ちょっと考えてみてください
・組織人事
・製造
・研究開発
でおいてアントレプレナーシップ」が求められる場面はありますか?
そもそも、「アントレプレナーシップ」とは?
松本氏はこの「アントレプレナーシップ」をもって、事業の拡大を成し遂げたの
です。
21世紀に必須の能力「アントレプレナーシップ」こそ、混迷の時代に
成功をもたらす鍵になるでしょう!
◆◇◆経営者講義のお知らせ◆◇◆
この松本孝利氏から「アントレプレナーシップ」の無限の可能性に
ついての話を聞いてみたいと思いませんか?
そうです、アタッカーズ・ビジネススクールが06年第3期に開講する
「経営者講義」にこの松本孝利氏をお呼びしております。
その他、時代の寵児「@COSME」のアイスタイルの吉松徹郎氏から
「Web2.0」から「Web3.0」への展望について
また、「日本発の国際ブランド」を創ることを夢見て、女性に絶大な人気を
誇る「サマンサタバサ」を作り上げた寺田和正氏から、現代マーケットを
牽引する女性の感性をとらえる秘訣、「ブランディング戦略」について
講義をしていただきます。
「アントレプレナーシップ」「Web2.0」「ブランディング戦略」など、現代のビ
ジネスに
不可欠なキーワードについて学べます。
●詳しくはこちら
⇒ http://www.attackers-school.com/course/sy/keieisya.html
●メルマガ読者の皆さまもご参加いただけます!
この経営者講義は06年第3期の受講生だけではなく、
一般の方にもご参加いただけます!
お申込み方法は近日メルマガ上でお知らせいたしますので、
ご期待ください!
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必要なんです。
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上記のような簡単な例ではなく、予想だにしない困難が襲ってきます。
それを乗り越えられるのが「アントレプレナー」であり、
まさに「不可能を可能にする」能力を持つ人材。
この「アントレプレナーシップ」を発揮し、一見、奇跡とも思える
業績を達成した方がいらっしゃいます。
元日本シスコシステムズ代表取締役社長 松本孝利氏 です。
松本氏は、1992年に株式会社日本シスコシステムズを設立、社長として、
社員3名からスタートし、設立3年で売上高70億、9年で1000億円の
会社へと急成長させました。
彼は常に、ビジネスにおける「アントレプレナーシップ」の重要性を説いていま
す。
●ちょっと考えてみてください
・組織人事
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・研究開発
でおいてアントレプレナーシップ」が求められる場面はありますか?
そもそも、「アントレプレナーシップ」とは?
松本氏はこの「アントレプレナーシップ」をもって、事業の拡大を成し遂げたの
です。
21世紀に必須の能力「アントレプレナーシップ」こそ、混迷の時代に
成功をもたらす鍵になるでしょう!
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ABS最新本『決定版!「ベンチャー起業」実戦教本』発売中
先日9月28日、ABSでは、開校10周年を記念いたしまして、
今までスクールで培ったエッセンスを凝縮した珠玉の1冊
『決定版!「ベンチャー起業」実戦教本』(プレジデント社)
を発刊いたしました。
⇒ http://www.attackers-school.com/site/dnaabsbook1004.html
この書籍は、起業や新規事業を成功に導くために必要な知識やスキル、
事業計画書の作り方について、大前研一を始め、歴代のABS講師陣が
教鞭を奮った内容を体系的に編集したものです。
まさに、「起業・新規事業成功」の戦略、手法のすべてがわかる
画期的実践書だと言えます。
ぜひお手にとってご覧になってください!
===========◇書籍の目次◇===========
序章:21世紀は起業するには最高の時代だ!
<第1部>アイデア・ビジネスモデル・事業計画書作成
第1章:事業の発想法~仮説思考を活かせ~
第2章:事業アイデアの見極め方と“深堀り”の仕方
第3章:スタートアップ戦略と事業計画作成の基本スキル
<第2部>トップ起業家になるための必須スキル
第4章:成功事例に学ぶ21世紀に求められる企業理念
第5章:事業プランニングとビジョン実現の鍵
第6章:組織運営と人材マネジメントの重要ポイント
<第3部>事業成功へのファイナンス戦略
第7章:必須要件「計数マネジメントスキル」を身につける
第8章:失敗しないための資本政策・資金調達の基礎知識
=============================
★『決定版!「ベンチャー起業」実戦教本』プレゼント!
今回は、この『決定版!「ベンチャー起業」実戦教本』の発売を
記念して、この本を抽選で5名の方にプレゼントいたします。
そのうち1冊は何と“大前研一直筆サイン入り”!
◆お申込みはこちからから
申し込みフォームの「ご質問項目」の欄にメルマガの感想
(どのように読んでいるか、好きな記事、改善点、期待すること)
をご記入ください!
⇒ http://www.attackers-school.com/site/dnaabsbook1004.html
◆締め切り:2006年10月10日(火)まで
みなさまのご応募お待ちしております!
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序章:21世紀は起業するには最高の時代だ!
<第1部>アイデア・ビジネスモデル・事業計画書作成
第1章:事業の発想法~仮説思考を活かせ~
第2章:事業アイデアの見極め方と“深堀り”の仕方
第3章:スタートアップ戦略と事業計画作成の基本スキル
<第2部>トップ起業家になるための必須スキル
第4章:成功事例に学ぶ21世紀に求められる企業理念
第5章:事業プランニングとビジョン実現の鍵
第6章:組織運営と人材マネジメントの重要ポイント
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第7章:必須要件「計数マネジメントスキル」を身につける
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06年第3期開講式 伊藤スクール・マスター講義
先日の9月30日(土)の06年第3期開講式において、
ABSスクール・マスターの伊藤良二(戦略思考講座・成長戦略講座講師)
の講義がありました。
アントレプレナーを目指す受講生が今後、どのようにスタンスを取って
ビジネスにあたればよいのか、そして時流の見極め方について、
全受講生に対してメッセージを送っておりました。
今回は、この講義の内容を一部抜粋して皆さまにお届けします。
コンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーのパートナー、
マッキンゼーのパートナー、シュローダーベンチャーズの代表取締役、
などを歴任してきた経験から、グローバルな時代の動きを鋭く分析
しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2020年を想像する
2020年がどんな世の中になっているか想像してください。
15年後はどんな生活をしているのか、あるいはどういう生活を
していたいのか?世の中が変わっていく中で、自分はどういう道を
歩んでいくのか?これからの15年をどう生きていくのか?
このように考えるときに2020年の世界、日本を知ることで、
自分の立ち位置(POD=Point of Departure)を知る必要があります。
出発点に基づいて個人のビジョンを描くことを、ABSを接点にして
考えるきっかけにする、あるいは、後押しとできればいいかと思います。
さて、15年もたてばいろいろおきて大きく変わりますね。
これからの15年を意思を持って進むかどうかで随分違うと思います
●人口の変化
世界の人口。これはきわめて大きな問題です。
全体に占める中国とインドの割合が大きいのは感覚的に解るかと思い
ますが、その中で、日本は先進国の中で唯一減少傾向にある国なんですね。
もっと深刻なのは、20~60歳の労働人口が半数を切るんですね。
いまの35歳の方が15年後には50歳、45歳で60歳になってしまいますね。
そういう状況の中で、大事なのは、これを悲観的にとるか、
「事業チャンス」ととるかで大きく変わってくるかと思います。
確かに労働力人口は減り、より多くの高齢者人口を支えなくては
いけないのですが、何と15年後には550万人の労働人口が減ります。
これを生産性の向上でカバーすればいい、という話もありますが、
企業はこれまでやってきたようなIT投資などによる生産性の上昇率では
とうていカバーできません。
それでは労働人口は縮小するのかというと、それは国の活力が
失われますので、なんとかしなければならないですね。
そんなときに550万をカバーするにはどうすればよいかということに
なります。労働人口を増やすとすると、例えばまだまだ日本では女性の
活躍できる機会が足りませんが、女性の就業率を25%UPしなくてはならない。
高齢者は就業率を45%上げないとカバーできない。
そして外国人です。日本だけですよ、外国人の比率が低いのは。
最近はだんだん増えていますが。
こうしていろいろなデータを見てみると、色々なところに
ビジネスチャンスがあるということなんですね。
これはつまり構造的な変化が起こるということですから。
では、550万人を先ほど述べた生産性の向上でカバーしようとすると
どうなるか。すると生産性をいまより2.5~2.9%UPさせる必要が
あるのですが、これが可能かというと、クエスチョンマークをつける
学識経験者が多いですね。
しかし、業種ごとに見ていくと実はまだまだなんですね。
アメリカと比べてみると、ほとんどのところで、アメリカより生産性が
低くなっています。これを米国並みにやろうとすると27%も生産性が
向上してしまうんですね。
これもビジネスチャンスが隠されていて、そうすると、今後はどこの
業種に目を向けていけばいいかというのが重要なんですね。
就業者数の話に戻ると550万人をどうやって穴埋めをしていけばいいのか、
ということですが、これがDiversity(多様性)へのチャレンジです。
日本人は元々農耕民族で島国ですから、異分子を嫌うんですね。
しかし、今後はどんどん組み込んでいかなければならない。
それは困難が伴うので、そこで、何らかのコンサルティングや
スキルアップのトレーニング、サービスの開発が必要になるわけです。
このように大変だなあと捉える事もできますが、
ビジネスチャンスとしても捉えられるわけですね。
●消費の変化
消費も今後は大きく変わります。
グローバルにみて、中国やインドといった発展途上国に購買力が移行
します。そして人口の高齢化もあります。また、先進国では少数民族が
増加し、多数派への影響が増加しています。日本でも外国人の流入が
増えており、そのような層を切り出し、どうビジネスにするかが重要に
なるわけです。これはアメリカではすでに顕在化しています。
個人世帯や子供のいない世帯も増えています。職場における柔軟性の向上、
パートタイムの増加や在宅勤務などもあります。
このような変化の中で消費というものを捉えたときに、成長セグメントと
それらのセグメントの複雑性を理解する必要が出てきます。
たとえば、台頭するインドのミドルクラス層を考えてみると、
日本の総人口よりはるかに大きかったりするわけなんですね。
するとインドのセグメントに特化してビジネスを展開していったほうが、
日本の細分化されたセグメントそれぞれに対するよりも、よほど潜在的な
需要は大きいわけなんですね。
こういったところを見極めなければならないんですね。
(つづく)
ABSスクール・マスターの伊藤良二(戦略思考講座・成長戦略講座講師)
の講義がありました。
アントレプレナーを目指す受講生が今後、どのようにスタンスを取って
ビジネスにあたればよいのか、そして時流の見極め方について、
全受講生に対してメッセージを送っておりました。
今回は、この講義の内容を一部抜粋して皆さまにお届けします。
コンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーのパートナー、
マッキンゼーのパートナー、シュローダーベンチャーズの代表取締役、
などを歴任してきた経験から、グローバルな時代の動きを鋭く分析
しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●2020年を想像する
2020年がどんな世の中になっているか想像してください。
15年後はどんな生活をしているのか、あるいはどういう生活を
していたいのか?世の中が変わっていく中で、自分はどういう道を
歩んでいくのか?これからの15年をどう生きていくのか?
このように考えるときに2020年の世界、日本を知ることで、
自分の立ち位置(POD=Point of Departure)を知る必要があります。
出発点に基づいて個人のビジョンを描くことを、ABSを接点にして
考えるきっかけにする、あるいは、後押しとできればいいかと思います。
さて、15年もたてばいろいろおきて大きく変わりますね。
これからの15年を意思を持って進むかどうかで随分違うと思います
●人口の変化
世界の人口。これはきわめて大きな問題です。
全体に占める中国とインドの割合が大きいのは感覚的に解るかと思い
ますが、その中で、日本は先進国の中で唯一減少傾向にある国なんですね。
もっと深刻なのは、20~60歳の労働人口が半数を切るんですね。
いまの35歳の方が15年後には50歳、45歳で60歳になってしまいますね。
そういう状況の中で、大事なのは、これを悲観的にとるか、
「事業チャンス」ととるかで大きく変わってくるかと思います。
確かに労働力人口は減り、より多くの高齢者人口を支えなくては
いけないのですが、何と15年後には550万人の労働人口が減ります。
これを生産性の向上でカバーすればいい、という話もありますが、
企業はこれまでやってきたようなIT投資などによる生産性の上昇率では
とうていカバーできません。
それでは労働人口は縮小するのかというと、それは国の活力が
失われますので、なんとかしなければならないですね。
そんなときに550万をカバーするにはどうすればよいかということに
なります。労働人口を増やすとすると、例えばまだまだ日本では女性の
活躍できる機会が足りませんが、女性の就業率を25%UPしなくてはならない。
高齢者は就業率を45%上げないとカバーできない。
そして外国人です。日本だけですよ、外国人の比率が低いのは。
最近はだんだん増えていますが。
こうしていろいろなデータを見てみると、色々なところに
ビジネスチャンスがあるということなんですね。
これはつまり構造的な変化が起こるということですから。
では、550万人を先ほど述べた生産性の向上でカバーしようとすると
どうなるか。すると生産性をいまより2.5~2.9%UPさせる必要が
あるのですが、これが可能かというと、クエスチョンマークをつける
学識経験者が多いですね。
しかし、業種ごとに見ていくと実はまだまだなんですね。
アメリカと比べてみると、ほとんどのところで、アメリカより生産性が
低くなっています。これを米国並みにやろうとすると27%も生産性が
向上してしまうんですね。
これもビジネスチャンスが隠されていて、そうすると、今後はどこの
業種に目を向けていけばいいかというのが重要なんですね。
就業者数の話に戻ると550万人をどうやって穴埋めをしていけばいいのか、
ということですが、これがDiversity(多様性)へのチャレンジです。
日本人は元々農耕民族で島国ですから、異分子を嫌うんですね。
しかし、今後はどんどん組み込んでいかなければならない。
それは困難が伴うので、そこで、何らかのコンサルティングや
スキルアップのトレーニング、サービスの開発が必要になるわけです。
このように大変だなあと捉える事もできますが、
ビジネスチャンスとしても捉えられるわけですね。
●消費の変化
消費も今後は大きく変わります。
グローバルにみて、中国やインドといった発展途上国に購買力が移行
します。そして人口の高齢化もあります。また、先進国では少数民族が
増加し、多数派への影響が増加しています。日本でも外国人の流入が
増えており、そのような層を切り出し、どうビジネスにするかが重要に
なるわけです。これはアメリカではすでに顕在化しています。
個人世帯や子供のいない世帯も増えています。職場における柔軟性の向上、
パートタイムの増加や在宅勤務などもあります。
このような変化の中で消費というものを捉えたときに、成長セグメントと
それらのセグメントの複雑性を理解する必要が出てきます。
たとえば、台頭するインドのミドルクラス層を考えてみると、
日本の総人口よりはるかに大きかったりするわけなんですね。
するとインドのセグメントに特化してビジネスを展開していったほうが、
日本の細分化されたセグメントそれぞれに対するよりも、よほど潜在的な
需要は大きいわけなんですね。
こういったところを見極めなければならないんですね。
(つづく)