株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役 増田秀俊さん vol.2
前回に引き続き、ご紹介するのは、
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★今回は、『事業の実際』まで。
⇒今回のポイントは、
▼なぜ、事業が計画通りいかなかった部分があったのか?
▼事業を進める上でのボトルネックには何があるか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●出店による認知度の向上とともに、集客もアップ
Q、アタッカーズでお作りになった事業計画で、うまくいった点と
うまくいかなかった点はなんですか?
A、計画通りなのは、出店のスピードですね。これは当初計画して
いたよりも若干上回るようになってきていますね。売上利益計画
で見ると、出店もしましたが、だいぶ赤字も出しましたので、
そういった意味では利益的には計画通りにはいかなかったですね。
当初立てた仮説どおりの売り上げが出なかったですし、
フィットネスクラブは1店2店では、市場の認知が得られません
ので、最初はなかなかお客さんが入ってくれないんですね。
10店舗を超えて、旗艦店としての渋谷店を出して初めて期待値が
上がってくるんですね。だから当初は立ち上がりはうまくいかず
思うような集客ができなかったというのが計画の誤算ですね。
ただ、それを克服して、現状では、逆に当初のシミュレーション
よりも上回っているような状況になっています。
●管理費の読み間違い
あと計画書と違っていたのは、管理費ですね。これは小さな
本部管理費で行こうと思っていたのですが、なかなかうまく
いかず、当初予定していた何倍もの費用がかかりました。
店の売り上げに 関してはやってみないとわからないですね。
いままでと違うビジネスモデルですし、一店一店違う
ロケーションで出店してきましたから、トラッキングレコードが
ない中で出店していますので、計画通りいく訳ないんですね。
管理費に関しては、大手企業の会社にいてある程度の規模の
事業を展開していたらわかるんでしょうが、私自身、中小事業しか
経験がないものですから、勘所がなかったんですね。まして公開を
目指すとなると管理費が非常にかかるんですね。その部分は当時は
分からなかったですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●計画は世界一を見据えて
Q、今後の事業の目標は何ですか?
A、いま、計画では2008年の6月には株式を公開したいと考えています。
その後、10年後の2016年には日本一になりたいと、そして、2026年
には世界一になりたいという目標を立ててやっております。
その目標の達成方法は、きわめて単純でして、ただ店を出す、
ということですね。当社のビジネスモデルは、どんどん出店できる
モデルなんですね。それで、今のモデルを多数出していって、
売り上げは店舗数の掛け算ですから、店舗数×売り上げ・利益で
日本一になることを考えています。
世界一ということは、海外展開も考えています。いま、世界一は
年商で一千億円ぐらいなんですね。そこを早く超えたいと考えて
います。これを2026年までに達成したいですね。もちろん相手も
伸びていますから、なかなか簡単ではないんですが。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●いつになっても資金調達が重要
Q、事業の中での苦労された事というのは何ですか?
A、資金ですね。当社の場合、店一軒出すのに、4億円ぐらいかかる
ビジネスなんですね。非常に資金がかかるビジネスなので、常に
資金調達がボトルネックになりますね。これはもう、創業以来、
常にお金を集めているという感じですね。そのかわり集客は、
いまではノウハウをつんできていますので、その点に関しては
あまり苦労はないですね。
人材に関してはもちろん大変ですけど、これは事業の根幹です
から、大変といっている場合ではなく、常にいい人材を採用して、
教育していくことは必要ですね。実際には、この業界はわりと
志望者が多いので、そんなに人材に苦労しているという実感は
ないですけどね。
●スタートアップ期は事業基盤を作ること
苦労する点は、スタートアップ期、拡大期などのフェーズに
よっても、ぜんぜん違いますよね。スタートアップ期は
とりあえずメシを食う、ひとつの事業の基盤を作るというところ
から始まりました。
はじめから上場企業を目指してやっていたわけではないので、
まずはしっかり生活の基盤をつくり、そこから拡大しようと
思っていましたから。最初はわりと狭い範囲で限定的な
ビジネスをやっていたということですね。
通常、事業で一番困るのはセールスなんですね。でも私は営業
は得意なんですね。ですから売上げをつくることは苦労した
ことはありません。割とスタートアップ期から順調でしたね。
最初はアメフトの防具の輸入販売をやっていましたので、
やはり一番苦労したのは資金ですよね。売れるとまた
仕入れ資金が必要になってしまうんですね。
●事業が不安定になる要因
それとアメフトの防具の製造元がアメリカですとすぐ買収
されてしまうんです。そうすると輸入の権利がなくなって
しまうんですね。アメフトの防具は3年で買収されてしまい
ましたし、トレーニングマシーンも10年もたなかったですね。
7〜8年で買収されてしまいました。そう簡単に別の製造先
を探すこともできないので、事業の土台を作ったものが
なくなってしまうということを2回経験しました。
ただ、私はアメフトの防具がなくなった段階で、アメフトの
ビジネスをやめましたし、トレーニングマシーンが売れなく
なった段階で、そのビジネスには見切りをつけたんですね。
基本的に私は特殊なものしかやらないと決めているので、
色んなマシーンがありますけど、他と同じマシーンを扱っても
意味がないので、それはやる気はなかったんですね。
これは私がビジネスをやる上で決めていることでして、
「人と違うことをやる」と。そういうことで色々な要因もあり、
輸入販売は非常に不安定だったというのはありますね。
●次回はいよいよ最終回です。
『志、理念』をお届けします。お楽しみに!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★今回は、『事業の実際』まで。
⇒今回のポイントは、
▼なぜ、事業が計画通りいかなかった部分があったのか?
▼事業を進める上でのボトルネックには何があるか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●出店による認知度の向上とともに、集客もアップ
Q、アタッカーズでお作りになった事業計画で、うまくいった点と
うまくいかなかった点はなんですか?
A、計画通りなのは、出店のスピードですね。これは当初計画して
いたよりも若干上回るようになってきていますね。売上利益計画
で見ると、出店もしましたが、だいぶ赤字も出しましたので、
そういった意味では利益的には計画通りにはいかなかったですね。
当初立てた仮説どおりの売り上げが出なかったですし、
フィットネスクラブは1店2店では、市場の認知が得られません
ので、最初はなかなかお客さんが入ってくれないんですね。
10店舗を超えて、旗艦店としての渋谷店を出して初めて期待値が
上がってくるんですね。だから当初は立ち上がりはうまくいかず
思うような集客ができなかったというのが計画の誤算ですね。
ただ、それを克服して、現状では、逆に当初のシミュレーション
よりも上回っているような状況になっています。
●管理費の読み間違い
あと計画書と違っていたのは、管理費ですね。これは小さな
本部管理費で行こうと思っていたのですが、なかなかうまく
いかず、当初予定していた何倍もの費用がかかりました。
店の売り上げに 関してはやってみないとわからないですね。
いままでと違うビジネスモデルですし、一店一店違う
ロケーションで出店してきましたから、トラッキングレコードが
ない中で出店していますので、計画通りいく訳ないんですね。
管理費に関しては、大手企業の会社にいてある程度の規模の
事業を展開していたらわかるんでしょうが、私自身、中小事業しか
経験がないものですから、勘所がなかったんですね。まして公開を
目指すとなると管理費が非常にかかるんですね。その部分は当時は
分からなかったですね。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●計画は世界一を見据えて
Q、今後の事業の目標は何ですか?
A、いま、計画では2008年の6月には株式を公開したいと考えています。
その後、10年後の2016年には日本一になりたいと、そして、2026年
には世界一になりたいという目標を立ててやっております。
その目標の達成方法は、きわめて単純でして、ただ店を出す、
ということですね。当社のビジネスモデルは、どんどん出店できる
モデルなんですね。それで、今のモデルを多数出していって、
売り上げは店舗数の掛け算ですから、店舗数×売り上げ・利益で
日本一になることを考えています。
世界一ということは、海外展開も考えています。いま、世界一は
年商で一千億円ぐらいなんですね。そこを早く超えたいと考えて
います。これを2026年までに達成したいですね。もちろん相手も
伸びていますから、なかなか簡単ではないんですが。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●いつになっても資金調達が重要
Q、事業の中での苦労された事というのは何ですか?
A、資金ですね。当社の場合、店一軒出すのに、4億円ぐらいかかる
ビジネスなんですね。非常に資金がかかるビジネスなので、常に
資金調達がボトルネックになりますね。これはもう、創業以来、
常にお金を集めているという感じですね。そのかわり集客は、
いまではノウハウをつんできていますので、その点に関しては
あまり苦労はないですね。
人材に関してはもちろん大変ですけど、これは事業の根幹です
から、大変といっている場合ではなく、常にいい人材を採用して、
教育していくことは必要ですね。実際には、この業界はわりと
志望者が多いので、そんなに人材に苦労しているという実感は
ないですけどね。
●スタートアップ期は事業基盤を作ること
苦労する点は、スタートアップ期、拡大期などのフェーズに
よっても、ぜんぜん違いますよね。スタートアップ期は
とりあえずメシを食う、ひとつの事業の基盤を作るというところ
から始まりました。
はじめから上場企業を目指してやっていたわけではないので、
まずはしっかり生活の基盤をつくり、そこから拡大しようと
思っていましたから。最初はわりと狭い範囲で限定的な
ビジネスをやっていたということですね。
通常、事業で一番困るのはセールスなんですね。でも私は営業
は得意なんですね。ですから売上げをつくることは苦労した
ことはありません。割とスタートアップ期から順調でしたね。
最初はアメフトの防具の輸入販売をやっていましたので、
やはり一番苦労したのは資金ですよね。売れるとまた
仕入れ資金が必要になってしまうんですね。
●事業が不安定になる要因
それとアメフトの防具の製造元がアメリカですとすぐ買収
されてしまうんです。そうすると輸入の権利がなくなって
しまうんですね。アメフトの防具は3年で買収されてしまい
ましたし、トレーニングマシーンも10年もたなかったですね。
7〜8年で買収されてしまいました。そう簡単に別の製造先
を探すこともできないので、事業の土台を作ったものが
なくなってしまうということを2回経験しました。
ただ、私はアメフトの防具がなくなった段階で、アメフトの
ビジネスをやめましたし、トレーニングマシーンが売れなく
なった段階で、そのビジネスには見切りをつけたんですね。
基本的に私は特殊なものしかやらないと決めているので、
色んなマシーンがありますけど、他と同じマシーンを扱っても
意味がないので、それはやる気はなかったんですね。
これは私がビジネスをやる上で決めていることでして、
「人と違うことをやる」と。そういうことで色々な要因もあり、
輸入販売は非常に不安定だったというのはありますね。
●次回はいよいよ最終回です。
『志、理念』をお届けします。お楽しみに!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

