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受講生の声から読み解く「成長のプロセス」 vol.2

ABSの06年第2期もとうとうラスト1ヶ月を切りました。

みなさん、大いなる成長を目指して、絶え間なく努力を続けておられます。
中には受講中に起業されたという方もいらっしゃいます!

しかし、ABSで学べることというのは、講義内容そのものからだけでは
ありません。受講生同士の触れ合いや講義外の活動など、様々な機会が
成長のために活用することができます。

前回に引き続き、ABS受講生の講座受講の感想から、
機会を捉えて成長するということの本質を読みとり、
皆さまの成長の参考にしていただきたいと思います。

今回は、受講中に仲間と起業した人、そして学生にして、今期7講座を
受講された方をご紹介いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――

●五十嵐 崇さん 計数マネジメント講座
 http://www.attackers-school.com/course/sy/keisu/keisu.html (株式会社彩フードサービス、、5月末にて一部上場企業を退社。
  今は、本人を含めて社員3名のフード関連のベンチャー、30歳)



Q.なぜ、この講座を受講されようとしたのですか?

A.私は、これまで、大企業のコーポレートブランドを背景にビジネスを
  してきました。当然、そのような大きい組織では、私個人は大きな
  歯車の一つです。計数の概念を養成することなど、どだい無理です。

  しかし、経営者として最も必要な計数感覚の欠如は、起業や、
  ヤングベンチャーに身を置こうする人には特に致命的と言えます。
  学問的な会計や簿記ではなく、より実践的なファイナンス全般を
  学ぶにはどうすればよいか?その疑問に応えるために、本講座を
  受講することに決めました。

Q.講座で学んことが、仕事や日常生活に直結して役に立ったという
  具体的な事例などありましたら教えてください。

A.この講座を受講して以来、社長と非常に近い目線で話ができるように
  なりました。特に、今私がいる会社の経営戦略は、社長と私だけが
  練るわけです。ベンチャーは日々、大小関わらず選択の連続ですから、
  そこで足並みが揃うことはとても重要です。その意味で講座を通して
  学んだ視点は、リアルビジネスでも大いに役に立っています。

Q.あなたの将来の目標は何ですか?ABS卒業後は何をしていきたいですか?

A.現在、フード関連のベンチャーで、中食ビジネスと家庭用高級食品の
  開発販売を手がけています。実際、6月8日に、京急線弘明寺駅に、
  「揚匠 まつばら」をオープンします。また、8月には、
  「牛すじカレー」という家庭用高級食品が、コープさっぽろ(生協)
  の共同購入に掲載されることが決まりました。

  当然、それらの事業を磐石なものにすることが、当面の私の目標に
  なります。しかし、同時に、新規の事業開発も進めねばなりません。
  将来的には、海外での展開も考えています。夢は大きく、そして、
  緻密に。卒業後も、全速力で走りぬけます。


●杉山 太一さん 今期EQコース一括受講
 http://www.attackers-school.com/course/sy/course.html
 (学生、同志社大学、22歳)
 

Q.なぜ、全ての講座を受講されようとしたのですか?

A.今、大学の4回生で就職活動の時期にさしかかりました。
  その中で自分自身と向き合う時間が多くなり自分はいったい将来
  何がしたいのだろう?と考えるようになりました。さまざまな企業の
  就職活動にいった中でどこも平凡でしたが、一社だけすごく魅かれる
  会社がありました。

  そこは僕ら新入社員が成長できる環境が整い、更にいずれ独立に導く
  という僕にとって理想の会社でした。そこで僕は自分で起業し社会に
  何かを残したいのだと気づきました。結果は落ちましたが、その落選で
  僕は自分がやりたいことと力のなさに気づきました。それで自分を
  鍛えたいということと、自分が起業を目標にしていることを、両面から
  叶えられるABSに辿り着き、全ての講座を受講しました。

Q.全受講したことで現在のところ、何を得ていますか?

A.ビジネススクールなので起業に必要な能力、マインド、知識が格段に
  成長したと感じます。それ以上に今の社会の見方が変わりました。
  以前は社会の出来事に関して無関心でしたが、講座を受けていく中で
  ささいな出来事にも耳を傾け考えるようになりました。

Q.講座で学んだことが、仕事・学業・大学生活、進路決定などに
  直結して役に立ったという具体的な例がありましたら教えてください。

A.ABSで学んだことは普段の生活で意思決定をする際おおいに役立ちます。
  特に今の段階ではアントレプレナーシップ講座での福島先生の言葉を
  思い出します。『あきらめた時点で失敗だ』という言葉です。

  これから様々な困難が自分に襲い掛かりますが、そこでこの言葉を
  思い出すことで、その困難を自分が成長する糧だと思うことができれば、
  すばらしい成長が見込めると感じます。今、将来が決まらず苦しい時期
  ですがあきらめず頑張っていきます。この困難が自分を成長させてくれる
  糧なので。

Q.あなたの将来の目標は何ですか?ABS卒業後は何をしていきたいですか?

A.もちろん起業していきたいです。


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今回紹介しました五十嵐さんは、まさに「学びながら実践するサイクル」
を継続されている方といえるでしょう。

スピードの速いベンチャーでは、「明日使える実践力」を獲得されることが
非常に重要であるといえます。

また、杉山さんはまだビジネス経験のない学生であるもかかわらず、
02期の7つの講座(EQコース)を全て受講されています

初めは苦労されていましたが、若くて吸収が早いので、
社会人の中でもまれるうちに、ぐんぐんと成長されているのが、
はたから見ていても良くわかります。


さて、皆さんもご自身の「成長」についてお考え下さい。

 ○あなたはどんなことを学ぶと、現在のビジネスですぐに
  実践できるか考えてください。

 ○今回ご紹介した、全く違う背景を持ったお二人に、何か共通点は
  あるか、想像してみて下さい。

 ○あなたが成長を目指すとしたら、その目的は何ですか?


ABSが定義する「アントレプレナー」とは、既成概念にとらわれず、
「主体的に自己成長」していける人のことを指します!

アントレプレナーを志す皆さまは、ぜひ絶え間ない
成長を心がけてください!

この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
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リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役、e-マネジメント株式会社 取締役/COO 山本敦浩さん(ABS12期受講) vol.2

今回ご紹介するのは、前回に引き続き、、

リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役
e-マネジメント株式会社 取締役/COO
山本敦浩さん(ABS12期受講)

   http://www.emanagement.co.jp/

事業内容は、
○リアル・パートナーズ株式会社
 ⇒事業コンサルティング
○e-マネジメント株式会社
 ⇒会員制の「ビジネス系情報マッチング型ポータルサイト」サービス。
  人材採用の価格破壊からスタート!!
  「経営mapx(マップクロス)」 http://www.emanagement.co.jp
  会員サイト:http://www.keiei-mapx.com
    

中部地区では大きい事業会社であった家業の倒産、自身の自己破産と
大変な苦難を経験しながらも、ABSを一つのきっかけとして
再起を果たされ、現在は経営者として事業を行われています。

つらく苦しい時期における出会いや考えたことを現在の事業の核と
しておられ、現在は新しいサービスを大々的に仕掛けていらっしゃる
真っ最中です。


それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、山本さんのストーリーを紐解こう!

今回は、『起業』まで。
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Q、アタッカーズを受講されていかがでしたか?


A、そうですね、12期のコアA(経営者講義)では、今は亡き
  マクドナルドの藤田さんや、ファーストリテイリングの柳井さん
  といった経営者の方々の講義を受け、たくさんの気づきを得ました。

  しかしそれ以上に同じ受講生の仲間から元気をもらいました。
  大手の企業で働いていながら「このままじゃいけないんだ」と
  いう意識をもった人たちが集っている感じだったんですね。
  私の周りでも大企業を飛び出して次のステージに移っていった人
  をたくさん知っていますし、現状に満足せず自分自身を高めて
  いこうという方がほとんどだったので大変刺激を受けましたね。

  次の一歩を踏み出すというのはなかなか大変なものですが、
  その一歩を踏み出そうともがき、実際に突き進んで行く人が
  こんなにいるんだと純粋に驚きでもありました。私自身も
  そのような人たちに負けずにがんばらなければと思いを強く
  しました。

  これがアタッカーズで得たもっとも大きな財産です。汗水垂らして
  必死で稼いだ受講料でしたが、決して高くなかったと思っています。


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Q、アタッカーズを受講後はどうされたのですか?


A、アタッカーズは一期四ヶ月なのであっという間に終わりがきて
  しまいました。

  受講後は、数社にて、サラリーマンをさせていただいたのですが、
  そのうちの一社はアタッカーズのOBの方の縁でやらせて
  いただきましたね。

  サラリーマンとしてやっていたことは、今やっている
  リアル・パートナーズの原型のようなものでした。社外役員で
  入ってみたり、アドバイザーとして入ってみたりして、いろんな
  事業の手伝いをしながらやってきていたものですから、そろそろ
  自分で会社をやりたいなと思うようになっていました。

  幸いコンサルティング業は起業のためにそれほどお金もかからない
  のでこれなら起業してもいいかなと考えるようになりました。

  また、私がリアル・パートナーズを興すちょうど一年くらい前に
  倒産した会社の管財業務が丸四年程かかって全部終わったという
  こともありました。

  会社の倒産はいろんな方にご迷惑をおかけしますし、雇用も
  たくさん失いますので大きな責任を伴います。そのことに
  対してもひとつのみそぎは済んだのかなと考えました。

  そして次は創造だということで、昨年10月に起業いたしました。
  ちょうど倒産をした直後にリアル・パートナーズと名前だけは
  決めており、その後、何年かやって、いろいろな方のご支援を
  いただくうちに、
  「本当に大事なのは仲間、リアル・パートナーズだな」
  「これが全て、ここから全てが生まれていくんだ」
  と実感も持っておりました。

  さらに翌11月にはe-マネジメントを立ち上げました。
  コンサルとして人様のお手伝いだけしていても自分自身の
  満足感も少ないだろうと思っていましたので、実業の部分を
  行うために事業パートナーと立ち上げたということです。

  e-マネジメントは中小企業の経営者が結集し、
  「少しでも良い経営を支援したい」という思いのもと、
  立ち上げ、インターネットを活用し、全ての事業者が使える
  安価で良質なサービス「経営mapx」を生み出しました。
  ◆経営mapx(マップクロス):http://www.keiei-mapx.com

  現在は、このサービスを広げることに全力を注いでいます。
  やっぱり、自ら考えたサービスに取り組むのは楽しいですね。
  このサービスが広がっていけば、世の中のためになると、
  自信を持っていますので、なお、力が入ります。


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Q、以前、会社を倒産されたということもあり、新たに起業される
  際に恐怖感はありませんでしたか?


A、それは全くありませんでしたね。倒産後の何年かでいろんな
  会社をみているなかで、うまくいくとき、いかないとき、
  立ち上げのとき、潰すときといろんなことを現実として
  受け止めていましたので、いろんなことがあるというのは
  理解していました。

  ただ私の中で過去に倒産させて一番いやだったことは、
  雇用ロスをしたことだったんですね。会社を生活の基盤と
  していた方たち100名くらいの生活を脅かした事実が
  あります。家族の方も含めると何百人という方の生活に
  大きな影響を及ぼしたことがあり、それは二度とあっては
  ならないと誓っていました。

  ビジネスにおいて絶対にうまくいく方法というのはないと
  思っています。よりうまくいかせるための理屈はありますが、
  最善を尽くして結果を待つということになると思います。
  しかしこれをやったら間違いなく失敗するということは
  あります。それを起こさないためのテクニックとかやり方
  は徹底的に学んだつもりです。

  先ほども言いましたように私は二度と自分が携わる会社を
  倒産させるようなことをするつもりはさらさらありませんし、
  そうさせない自信もあります。それがゆるぎない自信で
  あるから、まず恐怖というのはゼロでしたね。

  ただすぐに大きくなりますかと言われたら、その保障は
  自分の中ではないですね。しかし、身の丈にあった成長を
  確実に続けていく自信はありましたので恐怖は全くなかった
  ですね。むしろ楽しいと思いました。


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Q、そのまま勤め人としてもうまくいかれたんではないかと思う
  のですが、自分が起業したい、経営者としてやりたいという
  思いは昔からあったのですか?


A、トップとしてやっていきたいというのは正確ではないですね。
  しかし、一度自分でトップとしてやっていたこともあるので、
  自分に決定権がないことはいやなんですね。自分のわがまま
  かもしれないのですが、自分で考えて、実行して、でも責任
  を自分が取れないというのはいやなんですね。

  逆に言うと自分でやるからこそ不安が微塵もない。ただ、
  自分ではこれが良かれと思った道が見つかっていても、
  それをまっとうする責任が自分についていないと自信が
  揺らいでいくんですね。

  だから退路を断って、自分で責任をとれないといやだという
  わがままだったんだと思います。


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Q、そのように常に自分で自ら決定権を持っていたいとか、責任を
  とってやっていきたいと思われるような原動力や志の部分は
  どこからくるのでしょうか?


A、原動力はいろいろありますね。お金だって原動力になります。  
  ビジネスを行うにおいてはお金はすごく大事なファクター
  です。やりたいことがお金の制約をうけてできないという
  のはつらいものです。

  雇用を増やしたいというのもあります。私は雇用については
  苦い経験もありますので、何とかしたいという思いはとても
  強くあります。倒産した直後に雇用の一万倍返しをしたい、
  百万人の雇用創出をしたいと考えました。

  過去に百万人雇った経営者なんかいないわけで、ビルゲイツ
  でさえできないわけです。しかし、自分の会社でそれが
  できなくても、百万人の雇用が生まれるきっかけをつくる
  ことはできるだろうと思いました。それを行うにはやはり
  事業にしなければなりません。事業としてやりたいことを
  やりたいという思いも原動力ですね。



●次回は『今後の展開』についてお伝え致します。
 ご期待ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
  ⇒「e-マネジメント」http://www.emanagement.co.jp/


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

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