討論 どうなる今後の携帯電話市場!?
206号にて、ABS/OBOG会の模様をお知らせいたしましたが、
オフ会だけでなく講座から継続してサイバー上での議論が活発に行われて
います。
AirCampusと呼ばれる、弊社が開発した仕組みです↓
http://www.bbt757.com/bond/campus/strategy/index.htm
(こちらは弊社MBAプログラムでの議論の例になります。)
先述のオフ会のレポートは、メルマガという電子媒体を、リアルの
ネットワークにつなげていった例でしたが、こちらは、もともとリアルで
学んでいた人々のネットワークをサイバー上でも継続させ、
活用している例といえるでしょう。
卒塾後も、このように自己成長を求めて、常に学びの姿勢を忘れないのが、
ABSのOBOGの特徴であることは、前回もお伝えしたとおりです。
今回はサイバー上の議論中でも特に盛り上がっており、
世間でも常に注目される『携帯電話は今後どうなっていくか』
について内容を抜粋してご紹介したいと思います。
あくまでも、「議論」ですので、主観に基づく部分もありますが、
ぜひ皆さんもご一緒に考えてみてください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
○NOBU氏(40代男性、IT系企業勤務)
5月12日の日経本誌によると、携帯電話会社は、第三世代携帯電話で
1台5万円程度と見られる端末をメーカーから一括で買取、
販売代理店等を通じて消費者に1万円から2万円程度で販売。
端末の買い取り価格と小売価格との差額は「販売奨励金」と位置づけ、
顧客から月々の通信料金で回収しているとのこと。
これについてどう思いますか?
→○MATSU氏(20代、フリーのWebマーケター、起業準備中)
要は新規顧客獲得するために、入りの敷居を落として、
入った後で回収するモデルですよね。
この恩恵を受けているのは、新しもの好きのお金のない若者。
損をしているのは、機種変更もしないで、携帯にさほど
興味のない熟年者。
ただ、街に無線LANのインフラが整ったら、長電話する若者は
スカイプなどのP2Pにシフトするんではないでしょうか?
パケット料もPCを使うのでいらなくなる。
すると、携帯通信会社は端末の価格を通話料から回収するのが
厳しくなることは間違いないでしょうね。
その頃には、PCにワンセグモデムやGPS機能も付いているのでは
ないでしょうか。
そうすると今後、携帯電話は小型高品質の流れで、デジカメと
MP3プレーヤー、お財布ケータイの方面に特化していくのでは?
→○KAJI氏(30代、通信キャリア企業勤務)
今のところ、携帯電話には発展を期待されていますので
それが可能な料金を頂戴します。
電話会社としましては、期待に添えるようにMATSUさんのおっしゃる
ような「小型高品質」を提供する方向となると私も思っています。
ランニングコストに見合ったものをいかに詰め込むかが勝負ですね。
ちなみに
ドコモ ⇒ クレジット会社との融合
au ⇒ 銀行との融合
の施策を既に打ち出していますね。
→○SINO氏(40代、IT保守サービス企業勤務)
私も、MATSUさんのご意見に賛成です。
同じ理由で、今のままの携帯のビジネスモデルは、早晩、
成立しなくなるのではないかと思います。
ただ、おさいふケータイやMP3プレーヤーになっていくのも、
想像できません。
若い人たちの携帯の利用方法を見ると、そのほとんどは、
「通話」ではなく、「メール」や、「ブラウジング」です。
これまで、キャリアは、これらに対し「パケット料金」という
新たな概念を作り上げ、これを収益の源にしてきました。
しかし、これもユビキタスの到来により、「無料化」、
もしくは今の風潮である「定額化(⇒値下げ)」にならざるを
得ないと思います。
そこで、次に何か?というと、ワンセグなのかな?と。
私は、ユーザーとしてのワンセグのメリットは見えていません。
しかし、提供側としては、「インターネット」以外に
新たな収益モデルを作るとしたら、これがその元になるのかな?と。
確かに、MATSUさんの仰るように、PCにもワンセグモデムが
できるのでしょう。
でも、PCと携帯では、そもそも求められているものが違うと思いますし、
これからまた収益を上げるモデルも、現在の延長線上に描けるのかな
と思います。
孫さんは、なぜ、ボーダフォンを買ったのでしょう?
→○KAJI氏
いつでも、どこでも、ネットに接続できる環境は誰が何のために
作るのでしょうか?
喫茶店等の場合は、集客をあつめるためにhotspotを設備費用を負担して
構築するかも知れませんが、道路等の公共の場でネット接続環境を
構築することにより収益を得るものなどいないと思います。
電話を利用するお客様は、発信できる場所が限られるのは許容して
いただけると思いますが着信については、いつでも、どこでもできないと
許容していただけないと思います。PHS事業が失敗した要因の一つです。
よって、HOTSPOTが携帯電話の代替になるとは思いません。
「いつでもどこでもネット接続できるインフラを構築する」
これってすなわち携帯電話のインフラそのもので
孫さんが1.7兆円払って買ったものですね。
携帯電話の近い未来は
「FMC(fixed mobile convergence)」
といわれています。固定(固定電話&PC)と携帯の融合です。
家庭やHOTSPOT等のネット接続環境ではIP端末としてSkype等の
PtoP通信もできそれ以外の場合は、公衆網通信となる。
ただ、着信については、PtoP通信以外は公衆網着信となり
着信側への「事業者間清算料金」が発生しえます。
よって、通話料金の完全定額制はないかと考えます。
通信インフラの維持というのは全国隈なく設備構築をし、
さらに通信の高速化、通信量の増加に対応した設備の更改を
していかなければなりません。
インターネットについても支えるのも当然通信設備です。
ちょっとこれについて考えることがありますので
別スレッドで書いてみます。
→○NOBU氏
今度リアルでお話聞かせてください。
正直いいましてKAJIさんのコメントをまとめきれてませんが、
今後のモバイルについてご意見をお聞かせ願います。
・
・
・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
初めは、携帯会社の料金システムへの不満から議論が始まったのですが、
・携帯電話(電話業界)の歴史
・携帯、PHSの新機種について
・ソフトバンクのボーダフォン買収
・最終形はPCか?携帯か?
・携帯をつかった新たなビジネスモデル
と様々な方向に議論は広がっていき、オフ会でもこの話題で大い意見を
交わしておられました。オフ会での決定により、現在は
・3年後のモバイル業界
というテーマで新たな議論が進んでいます。リアルとWEBという
ABSにおける学びの醍醐味が、講座が終了しても続いていることを
象徴する例ですね。
また、この議論を私もずっと追っていたのですが、これを見ているだけで、
携帯、通信業界についてよくわかり、大変勉強になりました。
月曜版の執筆をお願いしているABS講師の村山氏も、受講生の
ディスカッションでの「集合知」が重要な情報源になると
おっしゃっています。
受講期間の講義だけではない、ABSの学びの仕組みについて
読者の皆さんにもご理解いただければ幸いです。
最後にぜひ皆さんも、
・3年後のモバイル業界がどうなっているか?
・今後、携帯を使ったビジネスモデルはどのようなものが考えらるか?
について、ご自身で考え、仲間と議論してみてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
オフ会だけでなく講座から継続してサイバー上での議論が活発に行われて
います。
AirCampusと呼ばれる、弊社が開発した仕組みです↓
http://www.bbt757.com/bond/campus/strategy/index.htm
(こちらは弊社MBAプログラムでの議論の例になります。)
先述のオフ会のレポートは、メルマガという電子媒体を、リアルの
ネットワークにつなげていった例でしたが、こちらは、もともとリアルで
学んでいた人々のネットワークをサイバー上でも継続させ、
活用している例といえるでしょう。
卒塾後も、このように自己成長を求めて、常に学びの姿勢を忘れないのが、
ABSのOBOGの特徴であることは、前回もお伝えしたとおりです。
今回はサイバー上の議論中でも特に盛り上がっており、
世間でも常に注目される『携帯電話は今後どうなっていくか』
について内容を抜粋してご紹介したいと思います。
あくまでも、「議論」ですので、主観に基づく部分もありますが、
ぜひ皆さんもご一緒に考えてみてください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
○NOBU氏(40代男性、IT系企業勤務)
5月12日の日経本誌によると、携帯電話会社は、第三世代携帯電話で
1台5万円程度と見られる端末をメーカーから一括で買取、
販売代理店等を通じて消費者に1万円から2万円程度で販売。
端末の買い取り価格と小売価格との差額は「販売奨励金」と位置づけ、
顧客から月々の通信料金で回収しているとのこと。
これについてどう思いますか?
→○MATSU氏(20代、フリーのWebマーケター、起業準備中)
要は新規顧客獲得するために、入りの敷居を落として、
入った後で回収するモデルですよね。
この恩恵を受けているのは、新しもの好きのお金のない若者。
損をしているのは、機種変更もしないで、携帯にさほど
興味のない熟年者。
ただ、街に無線LANのインフラが整ったら、長電話する若者は
スカイプなどのP2Pにシフトするんではないでしょうか?
パケット料もPCを使うのでいらなくなる。
すると、携帯通信会社は端末の価格を通話料から回収するのが
厳しくなることは間違いないでしょうね。
その頃には、PCにワンセグモデムやGPS機能も付いているのでは
ないでしょうか。
そうすると今後、携帯電話は小型高品質の流れで、デジカメと
MP3プレーヤー、お財布ケータイの方面に特化していくのでは?
→○KAJI氏(30代、通信キャリア企業勤務)
今のところ、携帯電話には発展を期待されていますので
それが可能な料金を頂戴します。
電話会社としましては、期待に添えるようにMATSUさんのおっしゃる
ような「小型高品質」を提供する方向となると私も思っています。
ランニングコストに見合ったものをいかに詰め込むかが勝負ですね。
ちなみに
ドコモ ⇒ クレジット会社との融合
au ⇒ 銀行との融合
の施策を既に打ち出していますね。
→○SINO氏(40代、IT保守サービス企業勤務)
私も、MATSUさんのご意見に賛成です。
同じ理由で、今のままの携帯のビジネスモデルは、早晩、
成立しなくなるのではないかと思います。
ただ、おさいふケータイやMP3プレーヤーになっていくのも、
想像できません。
若い人たちの携帯の利用方法を見ると、そのほとんどは、
「通話」ではなく、「メール」や、「ブラウジング」です。
これまで、キャリアは、これらに対し「パケット料金」という
新たな概念を作り上げ、これを収益の源にしてきました。
しかし、これもユビキタスの到来により、「無料化」、
もしくは今の風潮である「定額化(⇒値下げ)」にならざるを
得ないと思います。
そこで、次に何か?というと、ワンセグなのかな?と。
私は、ユーザーとしてのワンセグのメリットは見えていません。
しかし、提供側としては、「インターネット」以外に
新たな収益モデルを作るとしたら、これがその元になるのかな?と。
確かに、MATSUさんの仰るように、PCにもワンセグモデムが
できるのでしょう。
でも、PCと携帯では、そもそも求められているものが違うと思いますし、
これからまた収益を上げるモデルも、現在の延長線上に描けるのかな
と思います。
孫さんは、なぜ、ボーダフォンを買ったのでしょう?
→○KAJI氏
いつでも、どこでも、ネットに接続できる環境は誰が何のために
作るのでしょうか?
喫茶店等の場合は、集客をあつめるためにhotspotを設備費用を負担して
構築するかも知れませんが、道路等の公共の場でネット接続環境を
構築することにより収益を得るものなどいないと思います。
電話を利用するお客様は、発信できる場所が限られるのは許容して
いただけると思いますが着信については、いつでも、どこでもできないと
許容していただけないと思います。PHS事業が失敗した要因の一つです。
よって、HOTSPOTが携帯電話の代替になるとは思いません。
「いつでもどこでもネット接続できるインフラを構築する」
これってすなわち携帯電話のインフラそのもので
孫さんが1.7兆円払って買ったものですね。
携帯電話の近い未来は
「FMC(fixed mobile convergence)」
といわれています。固定(固定電話&PC)と携帯の融合です。
家庭やHOTSPOT等のネット接続環境ではIP端末としてSkype等の
PtoP通信もできそれ以外の場合は、公衆網通信となる。
ただ、着信については、PtoP通信以外は公衆網着信となり
着信側への「事業者間清算料金」が発生しえます。
よって、通話料金の完全定額制はないかと考えます。
通信インフラの維持というのは全国隈なく設備構築をし、
さらに通信の高速化、通信量の増加に対応した設備の更改を
していかなければなりません。
インターネットについても支えるのも当然通信設備です。
ちょっとこれについて考えることがありますので
別スレッドで書いてみます。
→○NOBU氏
今度リアルでお話聞かせてください。
正直いいましてKAJIさんのコメントをまとめきれてませんが、
今後のモバイルについてご意見をお聞かせ願います。
・
・
・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
初めは、携帯会社の料金システムへの不満から議論が始まったのですが、
・携帯電話(電話業界)の歴史
・携帯、PHSの新機種について
・ソフトバンクのボーダフォン買収
・最終形はPCか?携帯か?
・携帯をつかった新たなビジネスモデル
と様々な方向に議論は広がっていき、オフ会でもこの話題で大い意見を
交わしておられました。オフ会での決定により、現在は
・3年後のモバイル業界
というテーマで新たな議論が進んでいます。リアルとWEBという
ABSにおける学びの醍醐味が、講座が終了しても続いていることを
象徴する例ですね。
また、この議論を私もずっと追っていたのですが、これを見ているだけで、
携帯、通信業界についてよくわかり、大変勉強になりました。
月曜版の執筆をお願いしているABS講師の村山氏も、受講生の
ディスカッションでの「集合知」が重要な情報源になると
おっしゃっています。
受講期間の講義だけではない、ABSの学びの仕組みについて
読者の皆さんにもご理解いただければ幸いです。
最後にぜひ皆さんも、
・3年後のモバイル業界がどうなっているか?
・今後、携帯を使ったビジネスモデルはどのようなものが考えらるか?
について、ご自身で考え、仲間と議論してみてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

