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ソフトバンク孫氏の事例

前回は、USEN宇野氏の事例を取り上げ、事業を成功へと導くには、 
              
  この事業をやりたい → 実現可能か『仮説』をつくり  
   (主体者の視点)               
                        
  本当にできるか   → 実現可能性を『検証』する
   (第三者の視点) 
 
というプロセスが必要という話をしました。

今回はソフトバンクの孫氏を例として取り上げます。

ボーダフォン日本法人買収を発表し、携帯から固定までを
手掛ける、まさに総合通信会社となるソフトバンクですが、
孫氏は日本での創業時から「デジタル情報革命を起こす」
という強いビジョンを持って始められました。

独自の視点から事業アイデアを評価して創業時のビジネス
を決定したのです。

氏が、
“どのように事業アイデアを見極め、絞り込んだのか”

という点にフォーカスして、見ていきたいと思います。


 ─────────────────────────
  孫氏の事業アイデア見極め、25の評価項目!!
 ─────────────────────────

 【40の事業案の中からソフトバンクを選ぶ】
 
学生時代の6年半のアメリカ留学を終え、帰国してから
ソフトバンクを立ち上げるまで、1年半の準備期間を置いています。
一生つきあう事業に取り組むなら、絶対にその世界で
ナンバーワンになってみせる。その為には、自分の戦う土俵を
入念に選ばなければならず、1年や2年を費やしても無駄では
ないと考えたようです。

この間、氏は40の新期事業を考えつきました。40の事業に
ついては、それぞれ10年分の予想損益計算書、
予想バランスシート、資金繰り、組織図まで作成し、組織図
などは時系列ごとに、つまり事業の発展段階に沿ってパターン
を変えるなど徹底的に分析していたといいます。

そして、最終的に評価項目として25にわたる意思決定要因
を掲げ、それら1つ1つをチェックしていきました。

例えば、

 (1)50年飽きることなく、その仕事に全身全霊を傾け
    続けられるほど興味を持ち、夢中になって打ち込めるかどうか

 (2)他の誰もが思い浮かばないようなユニークなビジネスかどうか 
 
 (3)10年以内に少なくとも日本でナンバーワンになれる
    ビジネスかどうか

 (4)利益は確実かつ継続的にあげられるか

 (5)時代の流れに合っているかどうか

 (6)社会的に意義のあるビジネスかどうか

などの項目です。各事業について、それぞれの項目に点数を
つけていき、最も高い得点を獲得したのが、現在のソフトバンクの礎
となる事業だったのです。

今考えても他の事業案もそれなりにうまくいくだろうと思えるプラン
だっただけに、孫氏といえども多少の躊躇はあったようです。

しかし、ソフトバンクこそ自分のやるべき事業だと最終的に
見定めたとき、迷いは全て消え、自分の一生をこの事業に捧げると
心に誓ったといいます。



 【命を代償にできるという決意がすべてを動かす】

ソフトバンクの目指すべきところは、日本にデジタル情報革命
を起こすことでした。そのために、パソコンソフトの流通を
入口としてパソコン雑誌の出版へと事業を拡大し、現在では様々な
JVなどを通じて多角的な情報配信サービス、ことにインターネット
を中核とするデジタル情報サービス事業に取り組んでいるのは周知の通りです。


氏は「これから10年間はインターネット以外の話は、いっさい
私に持ち掛けないでほしい」と周囲に広言する程にインターネットを
基盤要素とした事業を展開していくつもりだったのです。

そして、ソフトバンクを創業以来、一貫してデジタル情報革命に
命を賭けてきました。心底事業に惚れ込んでいるから、
寝食を忘れるほど仕事が面白くて仕方がなかったのでしょう。


先の(1)に掲げたとおり、氏にとってデジタル情報事業は

「50年間飽きることなく、その仕事に全身全霊を傾け続けられる
 ほど興味をもち、夢中になって打ち込める仕事」

だったのです。

 ★今から7年前99年2月18日に行われたABSでの孫氏講義録を
  振り返ってみましょう。


 ■命を代償にできるという決断

ソフトバンクを創業以来、一貫してデジタル情報革命に命を
賭けてきました。例え、事業に失敗したとしても私には悔いは
残らないでしょう。

事業家が自らの事業に夢中になり情熱の全てを注ぎ込むとは、
多分そういうことです。
人生を完全燃焼した者に後悔は残らないはずです。

起業家を志す人であれば、一つ覚悟して欲しいことがあります。
それは「この事業となら自らの命を引き換えにしてもいい」との
決断を下すことです。一生涯自分自身が本当に心血を注ぎ込み、
それでも納得できる事業を見つけ、やると決めたら二度と
変えない、退路を断ってでもそれに専心すること。

一回きりの人生、例え失敗したとしても、最期は悔いなく
笑って死ねる。「失敗したがそれでも私は幸せだった。
夢を見られて十分楽しめた」と思えたら、それは人生を
有意義に過ごせたと胸を張って言えることなのです。
そして、命と引き換えてもいいと考えるところまで到達したなら、
起業家の夢は「志」へと変わる。



◎ここで、皆さんに以下の点について考えてほしいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ・時間をとって、命を賭けて取り組む事業について真剣に
  考えたことがありますか?


 ・あなたが覚悟を決めて取り組んでいることは社会にどんな
  変化を起こしますか?


 ・あなたは情熱を冷静に支える戦略は持ち合わせていますか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 自分で事業を立ち上げる際の指針、また思考の訓練として
 実際の事例を用いて考えることは大変有益なものです。
 ぜひ時間をとって考えてみてください。


▼ソフトバンクの講義が視聴できます!(60分) ▼ ▼
 ITビジネスを考えている方は必聴!
  http://www.kigyo-sanbo.com/
 上記サイト:創業者列伝⇒IT系のTOPからどうぞ! 


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから



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USEN宇野氏の事例は

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ 事業アイデアの見極め    ~USEN宇野氏の事例は?~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「この事業で起業をしたい!」という方のなかで、「これをやりたい」
という思いが強いだけで、

   ・土地勘のない業界でのビジネスを考えていたり、
   ・収益モデルが全然考えられていなかったり、
   ・顧客の姿が見えていなかったり、

という事業を考えられている方も少なくありません。

やはり、事業を成功へと導くには、 
              
  この事業をやりたい → 実現可能か『仮説』をつくり  
   (主体者の視点)               
                        
   本当にできるか  → 実現可能性を『検証』する
   (第三者の視点) 
 
というプロセスが必要となってくるのです。

そこで今回は事業アイデアを見極める『検証』に焦点をあて
考えていきたいと思います。


☆事例として、

USENの宇野氏はどのように事業アイデアを見極めたのか!?

を見ていきます。

ご存知のように、
USENの宇野氏がライブドアとの業務提携を発表し、フジテレビの
所有する株式も個人で買い取ると発表しました。
(この詳細はニュースなどに譲るとして。。)

現在、大きな注目を集めた宇野氏ですが、もともと人材紹介の
インテリジェンスを立ち上げ、その後家業のUSENへと移り、両社
とも上場させた経験をもつ経営者です。

氏はこれまで様々な経営課題はありながら所有する経営資源から
実現可能性を考え、事業アイデアを見極めて事業を成功へと
導いてきました。

そこで、今回は、氏が大学を出て数年後、大学時代の仲間とともに
創業した人材紹介会社インテリジェンスを立ち上げた際、

“事業アイデアをどのように見極め、絞り込んだのか”

という点にフォーカスして、見ていきたいと思います。


 ─────────────────────────
  宇野氏の事業アイデア見極め、6つのポイント!!
 ─────────────────────────
 インテリジェンスをはじめる際6つポイントを念頭において
 考えられたそうです。
   
   ◇実現の可能性
   ◇収益性
   ◇将来性
   ◇危険性(リスク)
   ◇社会性
   ◇吸収性

 以下、それぞれの観点より創業時の事業について見て行きたいと
 思います。


【創業時の事業アイデア】

 インテリジェンスは
「採用する企業の側に立って採用業務を支援する会社」
という事業アイデアを考え最初の事業とすることを決めました。
新卒者の採用というテーマ自体はリクルートと重なっていますが、
ビジネスの形態、ビジネスモデルとしてはリクルートと異なる仕組み
からの参入でした。リクルート社は、国内最大規模の新卒者募集の
広告代理業というポジションにあり、広告料で利益を上げる
ビジネスモデルをとっていました。したがって、競合とは考えない。
それに対して、インテリジェンス社は、人事部の採用活動全体に
関して企画コンサルティング、業務代行サービスを提供するという
発想で差別化したのです。


 ☆宇野氏、創業メンバーは前述の6つのポイントにしたがって
  この採用業務代行事業を評価した。


◇実現の可能性

資本金1000万円のうち、約800万円はすでに事務所の造作と備品で
消えていました。銀行から借り入れが出来るはずもなく、残る
200万円でできるビジネスを考えました。この事業は設備投資が
いらず、短期間で黒字になるビジネス。採用に関するコンサル
なら発想と知識さえあればすぐに収益に結びつきます。
投資した設備は2台のワープロだけでした。


◇収益性

これは商品やサービスの価値の高さで決まります。
提供する商品やサービスが顧客にとって価値のあるものであれば、
原価に対して大きな利益を設定して販売できます。しかし、
顧客が価値を見出せないものであれば、価格そのもので競争する
しかありません。安く大量に販売するしかありませんが、それは
スケールメリットのないベンチャー企業には不可能です。
したがって、できるだけ高い価値のあるものを顧客に提供して
いかなくてはなりません。

株式会社インテリジェンスの顧客である企業にとって、優秀な人材の
確保は最も重大な課題であるはずです。この課題を解決するサービス
が提供できれば、顧客にとって最も価値の高いサービスとなるのでは
ないか。これで収益性はクリアできると考えました。


◇将来性

一時的に利益を生んでも、将来の成長が見込めなければ会社そのもの
の成長もなくなる。人材の採用は、企業にとって永遠の課題です。
当時、人材の需要と供給のバランスは供給過多といわれていましたが、
出生率の低下に起因する若年人口の激減により、21世紀の始めには
この需給バランスは大きく崩れ、社員の平均年齢の高齢化が進むことに
なります。その時代にならば、企業にとって新規採用、能力開発が
大きな経営課題になることは目に見えており、将来性も大きいと
考えました。


◇危険性

「失敗を恐れるな」とよく言われるますが、宇野氏は
「失敗は恐れるべきもの」だと思っています。事業が失敗したときの
投資金額と人的パワーの投入によるダメージの大きさ、失敗する
可能性の大きさは問題となりますが、この事業には投資もしていない
ので、リスクも少ないことになります。


◇社会性

「事業とは、世の中に残るものを作り上げることであり、金儲けではない」
「社会に対して意義のあるサービスを行い、それに相応しい利益を得て、
その利益でさらに社会に役立つサービスを進化させる」

これが事業の目的だと宇野氏は考えています。採用企画の事業は、
企業の活動を人的面からサポートし、それにより顧客である企業の
成長を助けるという社会性があります。また、この活動は企業と
学生との橋渡しであり、就職活動する学生にとっても役に立つ事業で
あるといえ、企業成長による経済発展への寄与というとらえ方も
できる社会性の高い事業といえます。


◇吸収性

事業をスタートさせて1年ほどたってからこのビジネスが非常に
吸収性の高いものであることを発見しました。1年間で300社以上の
採用計画を提案したが、その3倍の数の企業を訪問し、人事担当者と
話し合っています。新興の急成長企業もあれば、財閥系の大手もあり、
業種も様々です。それらの企業の経営理念、組織の形態、事業内容、
働く人の価値観までを深く理解しなくては、採用計画は提案できません。

社員は1年で、企業の強み弱みがわかり、企業戦略が分析できるように
なっていました。ビジネスの中で社員一人一人の能力が飛躍的向上し、
それはもちろん会社の総合力を高めることになったのです。




成功する事業はこれほど綿密に検証された結果なされるのです。

◎ここで、皆さんに以下の点について考えてほしいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ・あなたの事業アイデアを選定する基準はなんですか?
  それに当てはめてアイデアを検証してみてください。

 ・例えば、あなたの事業アイデアは上記、6つのポイントに
  適合するものですか?

 ・今回のライブドアとの提携について、USENの決断は
  上記6つのポイントに適合するものですか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 自分で事業を立ち上げる際の指針、また思考の訓練として
 実際の事例を用いて考えることは大変有益なものです。
 ぜひ時間をとって考えてみてください。


★最後に、宇野氏講義録より抜粋(98年6月18日、今から8年前)から

私はビジネスアイデアを考える天才じゃないかと思えるぐらいの
アイデアマンだった。高校の頃から、これはビジネスになるんじゃないか、
と思えるものをノートに溜め込んで、200~300はストックがあった。

でも、自分のビジネスのアイディアになると全くでなかった。
幾晩も考えるうちに本当に革新的に会社を大きくしていくのは、
アイデアじゃないんじゃないのか、と感じたんじゃないかと思うんです。

今社会に、世の中に求められているものは何なのか、アイデア
とか発想とか、思想とか、そういうものじゃなくて、もっと冷静に
普通に考えればいいんじゃないかと思ったわけです。

そのベースから考え直そうと立ち戻ったわけです。そこから
インテリジェンスのビジネスモデルは出てきたんです。。。

▼インテリジェンスの講義が視聴できます!(60分) ▼ ▼
 人材ビジネスを考えている方は必聴!
  http://www.kigyo-sanbo.com/
 上記サイト:創業者列伝⇒人材紹介系のTOPからどうぞ! 




この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

株式会社エイチ・ジェイ・エル代表取締役社長 佐々木高行さん Vol.3

今回ご紹介するのは前回に引き続き、株式会社エイチ・ジェイ・エル
代表取締役社長 佐々木高行さん
  (ABS11期受講、ソウルより通信科で受講)
    http://www.hematolo.com/index.html

sasaki_faceup.jpg


事業内容は、「最新技術による医療検査解析や研究開発」です。

白血病に代表される造血器腫瘍を、世界に唯一の技術によって
解析・分析するという社会的にも大変意義の高い分野で活躍されています。

前回までの文章はこちらにあります。↓
 http://abscommunity.blog37.fc2.com/blog-category-5.html

今回は、『新しい舞台』をお届けします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                (Q、松澤 / A、佐々木さん)

Q、ABSで大前さんからインスピレーションを受けたこと以外で
  具体的に影響があったようなことはありますか?


A、教えてもらった財務であるとか資本政策、はまさに今役立っています。
  習ったという記憶があると、あとでそこに戻ることができます。
  これはすごく貴重なことだと感じますね。

  また、あのとき習った先生方とコミュニケーションを取る事が
  できるということ、これもすばらしいことだなと思います。

  大きな会社だとそういうことは、チャンスを掴もうと思えば
  できないことはありません。でも、今のような小さい会社に
  入って、大会社の枠から出てしまうと、そういう人とコンタクト
  を取るのは不可能に近いのです。

  アタッカーズを基盤としてコンタクトが取れるというのは
  すばらしいと思います。

  大企業にいたのではわからない、ありがたみを感じますね。

  ------------------------------

Q、やはり大会社から飛び出すと、現状とギャップを感じませんか?
  ビジネスの自由度などを含め教えてください。


A、自由度と満足度は200%ですね。
一週間があっという間で、5日が1日のように感じます。
  マンネリ化した大企業では一週間はものすごく長く感じますし、
  命の保障はされてるけど、意気は燃えないんですよ。

  前の会社を出てからはフォロワーの方々もいらっしゃって
  そんな人からいろいろ相談を受けるようになりました。

  東証のスピンオフセミナーで話をさせていただいたことが
  あったのですが、“決断するときに最も悩むのは家族のことで、
  そこを超えればまったく問題ないですよ”という話をしました。

  今考えて見ても、本心で決断したなら、飛び出しても
  たぶん大丈夫だと思います。もちろん、そのときは、
  まだ見ぬ外の世界なので迷うとは思いますが。

  特に、私のようなLateなスピンアウト派においては、
  決断して飛び出す時期は、子供が高校生か大学生で一番
  お金がかかる頃なわけですね。

  家のローンもあと、20年ぐらい残ってるし、安定した会社に
  いればいるほど、会社を出るのが怖くなるんです。

  妻はまずは、大反対ですしね。そこを乗り越えるのが
  第一のハードルでしょうか。

  その説得には、周到な準備と本気でやりたいと信念を
  熱く語る勇気が必要でしょう。もちろん、ちょっと反対された
  ぐらいで止めちゃうぐらいなら、絶対に家族を説得できないと
  思いますね。また、現会社が嫌で逃げ出すためにやめると
  言うことでも、妻からは見透かされますね。

  自分の資金で始める場合と次の会社に入る場合では相当違います。
  自分の資金で始めるのも良いとは思いますが、もう一歩ステップを
  踏んでもいい場合もあると思います。

  あまり自信がなければ、自分の関心のある業種に入ってみて、
  そこである程度自分なりの資金計画を立てて、稼いでいく。
  そして次のステップでジャンプアップする。

  それを受け入れるだけの土壌は日本にはあると思うのです。
  また、それをサポートしてくれる企業、人材紹介会社なども
  沢山有り、そんなに心配しなくても何とかなるもんだと、
  今回自分でやってみてわかりました。

  ------------------------------

Q、そうですね。ただそういうものの中で自分にフィットする企業や
  社長に出会うというのはかなり難しいと思いますが、なにか
  秘訣はありますか?


A、自分の関心のある分野の記事をスクラップしたりしていました。
  電車の中吊りなどでも関心を持っていることについての情報は
  自然と入ってくるのです。
  いつも見ない新聞とか雑誌とかにも関心をもって接することが
  大事なんじゃないかと思います。

  気持ちさえ持っていれば、関心事は記事の方から寄って来て
  くれるというのが実感です。また、関心のある業種の情報が
  あった時には、自分だったらどうやって進めていくだろうか、
  という風に考えるといい練習になりますね。特に、自分の経験を
  活かせるトピックを探すのが一番いいと思います。

  ------------------------------

Q、それではまた事業の話に戻したいのですが、オンリーワンで
  あればあるほど、ニッチであればあるほど、認知してもらうのは
  難しいとは思います。その点の苦労とかありますか?


A、会社を起こしたのは2003年なんですね。それから二年半くらい
  経ちますが、初めは上手くいっていませんでした。
  その間何をやっていたかと言えば、技術の布教活動なんですね。
  技術がこういう風にいいんだと、大学の先生に布教して回りました。
  特に、血液内科だとか腫瘍科だとか小児科であるとか。

  こういった方に実際に血液サンプルをいただいて、分析して
  解析して返してあげるという作業を繰り返していました。

  スタートしたときは3名くらいの会社であったので、なかなか
  すべての病院には行けませんでした。それが去年の8月くらいから
  やっと認められだして、やっと学会で発表できるというところまで
  きました。そしてここで一気に広報活動をしました。

  実際にお試し検体をやってきちんとしたレポートを返していくと、
  先生たちが認め始めてくれました。日本の医療業界は次から次へと
  新しいものをやっていくという雰囲気ではないのですが、
  そこが今変わり始めました。

  そこが私たちの事業にとっても大転換ポイントになった気がします。

  ------------------------------

Q、今、実際にいくつかの病院で導入されているということは、
  “どこどこの有名な先生が薦めている”といった、お墨付きという
  のは強みになるんでしょうね。

A、そうですね。そこでわれわれが今一番狙っているのは研究会といわれる
  ところです。ガンの研究会というのがありまして、そこのプロトコル、
  治療基準を決める委員会に有用性を認めてもらおうと努めてきました。
  
  その研究会では検査解析に関して一つの物差しが採用されます。
  解析技術手法を持っている会社も一つだけ選ばれ、その検査の
  方法を、傘下にある病院さんが全て使っていくということに
  なるんです。

  有用性が確かめられると、ほんとの基準のプロトコルとなります。
  そうするとその検査解析はその会社のみに出すという風になるのです。

  これまでの努力で、やっと認められて来て小児に関しては、
  今年の三月から、そして大人に関しても今年の夏以降、
  展開できるように今話を進めております。

  ------------------------------

Q、そのあとは海外に展開していかれるのですか?

A、そうですね。この技術はもともと創業者であります宮崎が、
  アメリカのシアトルにありますテモトロジクス社のドクターのもとで
  勉強してきたんですね。そこの会社ともコラボレーションできています。

  宮崎はそこで学んだ技術をより高度なレベルまで高めてくれました。
  逆にその技術をアメリカへ紹介していくという話を先方と進めています。
  
  本当は今すぐ行きたいんですけど、いきなり弟子が来て、
  一緒にビジネスしようと言ってきたら先生もびっくりしますよね。

  そういうわけでアメリカは後に回して、アジアから広げていこう
  と考えています。アジア展開して、中東のドバイへ行って、中近東全域。
  そしてヨーロッパ、アメリカへいこうという流れで考えています。

  ------------------------------

Q、展開していく中で人材の確保が大変だと思うのですが、
  どうされていますか?営業だけしてきた人がいきなり医者のところ
  に行っても難しいと思うのですが。

A、今まではスーパーマンがいなければなりませんでした。
  つまり、分析、解析ができる科学者が医者に対して話もしなければ
  ならなかったんです。ところが、科学者は「先生、コレ買ってくださいよ」
  という風にもう一歩を踏み出せないんですよね。

  なかなか言えないですよね。科学者から見ると、お金の話は、
  醜く、汚い世界のように思えるらしいのです。ましてや、
  患者さんを救うと言う高度の理念で進めている仕事ですし。

  でも、この技術を世界中に広めるためには、我々が生き残るしか
  ないわけです。生き残るためには利益がなければならないということは、
  頭ではわかるけどなかなか口では説明できないんです。

  だから、科学者の人たちには分析・解析に集中してもらって、
  品質を最高に高めてもらう。そして私みたいなセールスマンが
  先生とお話しするというのでいいのではないのかと思います。

  大事なのは先生から貰った検体に対して、分析、解析をしっかり
  返すことです。先生と解析センターは結ばれて、そこできちんとした
  ディスカッションができるという風にしていけばいいのです。

  そうすることによって、セールスマンというのが科学者でなくても
  よくなってくるんですよ。

  ------------------------------

Q、それでは最後に、今後の展望を教えていただけますか?

A、先程も申したように、先生から貰った検体に対して、分析、解析を
  しっかりお返しし、先生と解析センターを結んで症例に対して
  きちんとしたディスカッションが出来れば、セールスマン
  というのが科学者でなくてもよくなり、また、先生と解析センター
  が繋がっていることで、テレビ会議や、ITを利用した形で、
  世界の国境を超えることができるようになります。

  世界中で1300万人も白血病を含む造血器腫瘍の患者さんがいます。
  出来るだけ多くの病院と結んで、一人でも助かるための器を
  ドクターに提供して行きたいと思っております。

(この記事は対象企業へ取材し、作成しております。松澤)

                   【今回3回目で、終了です】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!

⇒「エイチ・ジェイ・エル」 http://www.hematolo.com/index.html



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脳と左脳を総合的に駆使せよ!!

ビジネスパーソン必須能力、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ 右脳と左脳を総合的に駆使せよ!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大前研一塾長はベストセラーとなった『ザ・プロフェッショナル』、
をはじめ、さまざまな媒体において、ビジネスパーソンにメッセージ
を発しています。

「優れたビジネスパーソンになるためには

  『直感、洞察、創造といった右脳の力と
         論理的能力といった左脳の力』

 のバランスが重要になってきています。
 特に問題を解決する際に、このバランスが問われるのです。」


このことは、アントレプレナーを目指す、読者の皆さんにとっても
非常に大切なメッセージが含まれていると思います。

一頃、ロジカルシンキングの流行により分析さえすれば、問題解決が
できると誤解されていました。
しかし、実際には左脳と右脳の両方をバランスよく使うことで
真の問題解決へとつながるのです。


ここで、大前塾長の提示する方法論を見ていきましょう。
      ▽▽▽   ▽▽▽

  ◇真の問題解決へのプロセスとは?◇

 【第一ステップ】ロジカルシンキング

    事実に基づく質問を自らにぶつけ、問題の範疇を狭めていきます。
    この段階で使うのが分析的・論理的思考をする「左脳」です。


 【第二ステップ】戦略的自由度
 
    答えの可能性を幅広く考え、戦略的自由度を探り、
    仮説を創造するために「右脳」を駆使します。


 【第三ステップ】事実に基づく検証・評価

    さらに出た答えを再び事実に基づき検証・評価し、
    利害得失、実行の可能性、適任者の有無などを検討します。
    このようにして選択の幅を狭め、最終的に一つの案にまとめる。
    このプロセスでは「左脳」に切り替えなければなりません。


 【第四ステップ】実行プロセス

    行動計画、人員配置、予算計上といった周りの人を
    「その気にさせる」ための説得、交渉が必要です。
    ここでは再び「右脳」的思考が重要になります。


 このように右脳と左脳の能力を必要に応じて切り替え、連動させること
 ができる人材こそが、問題解決のスピードと質を上げ、

 『新しい価値や事業を作り出すアントレプレナーとなり、
  21世紀の経済社会での成功を手中に収めるのです。』


では、これを実際に体現化するにはどうしたらよいでしょうか?
ここでは3つの方法をご紹介いたします。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 1、それができる人とビジネスをする

 2、書籍から学び、シナプスを活性化させる!

 3、戦略思考講座で学ぶ
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下、詳細です。

1、それができる人とビジネスをする
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 身の回りで右脳人間、左脳人間を見つけ、その人とビジネスが
 できるように仕事を作りだす。周りにいなければ、探してみる。
 


2、書籍から学び、シナプスを活性化させる!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 右脳、左脳を鍛える5冊をご紹介いたします。
 ピンと来たら、読んでみてください。

 ☆ あなたの右脳を鍛える5冊 

 メンタルブロックバスター      ジェイムズ・L. アダムス(著)
 脳を鍛える大人のパズル       ドナリー・マーカス(著)
 眠れる心を一蹴り          ロジャー・フォン イーク(著)
 ブランド人になれ          トムピーターズ(著)
 パラダイムの魔力          ジョエル バーカー (著)


 ☆ あなたの左脳の鍛える5冊

 問題解決プロフェッショナル     齋藤 嘉則(著)
 意思決定のための「分析の技術」   後 正武(著)
 ロジカル・シンキング        照屋 華子 (著), 岡田 恵子 (著)
 考える技術書く技術         バーバラ・ミント(著)
 素人のように考え玄人として実行する 金出 武雄 (著)



3、戦略思考講座で学ぶ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 大前塾長が提唱する右脳と左脳を同時に活性化する戦略思考を
 身に付けることを目的としたABS講座が「戦略思考講座」です。

 担当講師は、
  『戦略思考コンプリートブック (日本実業出版社)』
  『戦略思考のすすめ (講談社現代新書)』

 の著者でもある河瀬誠氏です。

 講座ではワークショップ、WEB上でのディスカッションに
 講師が積極的にコメントをしていき、何度もゼロクリアを
 しながら取り組む、まさに戦略思考を体得する講座になります。
 (答えを探したり、創り出すプロセスなのでレクチャーは少ない。)

 物事の裏に隠された相互関係、パターンを見抜き、真に創造的な
 ブレークスルーを行うための、右脳と左脳の連結、バランスを鍛え、
 「本物の戦略思考」を手に入れる時間となるはずです。

 詳細はこちら↓
 http://www.attackers-school.com/course/sy/sikou/sikou.htm

 現在の受講生『生の声』をお届けします。

 ○講義タイトル;論点分解ツール
   今回の課題が自分が納得できるまで考え尽くすことができず、
   しばらく眠れそうにありません。しかし、“ゼロクリア”の
   気持ちよさは理解できました。      (30代 女性)

 ○講義タイトル;イシューツリー
   イシューツリーを実際に作ってみて、作り方の頭の使い方が
   わかった気がします。また、ゼロクリアが次の発想を生み出す力
   にもなることの頭の動き方が分かりました。(30代 男性)



   あなたにとって最良の方法があるはずです。
          独自の方法で右脳、左脳を操ってください!
                             (松澤)



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  一新塾は大前研一が創設者で、現在はNPO法人として活躍しています。
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  卒業生が関わる企業の役員の方が書いた書籍のご紹介です。
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  是非手にとって見てください。

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 ※当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
 ※今回いただきました個人情報に関しましては、当社にて厳重に保管
  いたします。
 ※なお、当社よりイベント等のご案内のために利用させて頂く場合が
  ありますことを予めご了承ください。

          沢山のご応募お待ちしております!!


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株式会社エイチ・ジェイ・エル代表取締役社長 佐々木高行さん Vol.2

前回に引き続きご紹介するのは、株式会社エイチ・ジェイ・エル
代表取締役社長 佐々木高行さん
  (ABS11期受講、ソウルより通信科で受講)
    http://www.hematolo.com/index.html
事業内容は、「最新技術による医療検査解析や研究開発」です。

白血病に代表される造血器腫瘍を、世界に唯一の技術によって
解析・分析するという社会的にも大変意義の高い分野で活躍されています。

前回の文章はこちらにあります。↓
 http://abscommunity.blog37.fc2.com/blog-entry-88.html
今回は、『転機』をお届けします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                (Q、松澤 / A、佐々木さん)

Q、ソニーを辞めてHJLに移られたということですが、どういう経緯で
  HJLを起こしておられた宮崎さんと出会われたのですか?


A、ABSを通信科で受講していた韓国駐在から帰ってきて、
  新しいビジネスを起こすというプロジェクトに携わっていました。
  しかし、それが諸事情があって頓挫してしまいました。
  それでも仕事はあったので、残っていれば定年まで働けたのですが、
  もう少しいろいろやってみたいという気持ちを強く持っておりました。

  それで人材紹介会社等に相談していたのですが、それらを通じて今
  の会社を知り、宮崎と出会いました。

  何度か話をしていくなかで、ソニー時代に、私が考えていた、
  ”人に貢献できる”、”シリアスな分野の仕事”であり、かつ、
  創業者の宮崎が”国内に限らない、グローバルビジネス展開”
  に理解を十分持っており、今後一緒にやっていく上で、自分の
  専門性が活かせると思ったことがあります。

  また、出来たばかりのベンチャーでしたから、失敗も成功も自分次第
  であったことでしょうか。

  それに、HJLの保持している技術がこれまで知られていない物ですが
  世界で通用するものであり競争力があると考えたことも、転職を決めた
  重要な要素でした。



sasaki_faceup2.jpg


  ------------------------------

Q、30年、同じ会社におられ、そのままいれば定年までいて退職金を
  もらってという安定した暮らしが保証されていたと思います。
  踏み切られる時には勇気がいったと思うのですがいかがですか?


A、そうですね。50代にもなっていますし、このまま残ると、
  将来的には定年も延びるかもしれないとも考えていました。
  
  しかし、種々内外の環境変化で、会社として、少しおとなしく
  なりすぎたと考えていたというところがありました。

  私としては、歳にもめげず、もっと暴れるというか、思いっきり
  やってみたいと思っておりました。しかし、会社は成功確率が
  高いものに集中しなければならない状況にありましたので
  このままでは、あまり冒険できない環境という実感がありました。

  また75歳(笑)まで働きたいと考えていましたし、より活躍できる
  ところに行きたいと考えていました 。

  ------------------------------

Q、心境の変化、環境の変化、いい出会いが重なって、これだったら次の
  ビジネス人生をかけてもいいと思われたんですね。
  最終的にはなにが自分を後押ししたんですか?

A、数手なりますが、一つは自分のキャリアが活かせるだろうと思った
  ことですね。
  
  何かをする時は、過去の時間を掛けて作ってきた経験が活きる
  ということが大事だと思います。私のキャリアは、ワールドワイドな
  展開力と異文化でのマネジメント力に自信がありました。

  日本でのビジネス経験のほか、韓国、フィリピン、中東全域を
  担当して、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、韓国では長年
  駐在もしておりました。

  過去に海外に駐在した経験もさることながら、日本に帰ってきて
  担当したメディカルチームがワールドワイドで存在しており、
  それらアメリカ、ヨーロッパのチームとも一緒にビジネス展開し、
  医療現場での経験、異文化間でのコミュニケーション能力等でやれる
  自信がありました。

  もちろん、現職業の内容は、そのときの対象とは全くかけ離れて
  おりますが、その一番先にいるのは、患者さんという意味では
  全く違いはありませんでした。

    - - - - - - - - - - - 

  また、実は、私自身、前職時代にヘルパー2級(訪問看護士)の免許を
  取得しており、どんな業界でも、現場に全ての「要求」とその「答え」
  が有ると言う事を体得してきたつもりでした。

  今は、現職を通じて、世界中の白血病の患者さんの笑って病院から
  退院する姿を、ドクターの後ろから見送って行きたいと思っております。
  業種は異なっても、現場で苦しむ患者さんへの献身、社会貢献という
  大義名分も後押ししてくれています。


  ------------------------------


Q、さて話は変わりますが、ソウル在住の時、ABSを通信科で受講されま
  したね。開講式はお越しになり、一番前に座っておられたのが印象的です。
  アタッカーズに来られた理由、そして学んだこと教えていただけますか?


A、今回ここまで来たのはアタッカーズのおかげです。率直に言えます。
  本当は通いたかったのですが、韓国から通うのはちょっと難しい
  ものがあり通信科での受講となりました。

  受講した理由のひとつは、会社の中で新しいプロジェクトが
  できたらなぁと思っていたことです。あの時は会社を辞めるとは
  想像もしていませんでした。会社の中でプロジェクトを進行していく、
  事業を起こしていくということを勉強したいと思っての受講でした。

  当時はどこもリストラをしていた時期ですが、前会社は、
  豊富な人員を使って、新規ビジネス展開をしてみるという
  ことに関心はあったようです。小さいビジネスであれば、
  その程度の資金はあったわけで。

  そこで、講義の時、大前さんに質問しました。
  
  今でも覚えています。私が、

  「ABSで学んで起業しても、大企業が新しいことを
   やりだしたら立ち向かえるはずがないんじゃないですか?」

   と質問すると、大前塾長から

  「僕も昔日立にいたんだけど、そんなことは大企業にいた
  場合は難しいよ。ひとつは足引っ張るやつが必ずいる。
  もうひとつは事業化して、スタートするにしても事業化するには
  すごい時間がかかる。

   そして、そのとき引き上げてくれた上司がこのままずっと
  残るとは限らない。どっかいっちゃうと、そのプロジェクトは
  潰れてしまう可能性がある。そんなことがいっぱいあり、
  すごい時間がかかる。そんな時間に耐えられると思いますか?
  それだったら自分で起こしたほうが早いよ」

  と。。

  ”確かにそうだな”と思いました。
  その後、結局会社の中でその通りになりました。
  何年かして、またトライしてみましたが、またその通りになり、
  ”やはり難しい”のだなと思いましたね。
  
  そしたら、自分でやったほうが早いなと改めて思いましたよ。

  大前さんの言葉が完全にきっかけになりました。。



●次回は『新しい舞台』についてお伝え致します。ご期待ください。

      (この記事は対象企業へ取材し、作成しております。松澤)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!

⇒「エイチ・ジェイ・エル」 http://www.hematolo.com/index.html



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北条政子(日本 鎌倉時代) 1157年~1225年

第四回目は、政治の表舞台に立った、日本史上でもまれに見る女性で
源頼朝の妻、「尼将軍」北条政子の事例から学びます。
    
∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠
第四回 ~時代をつかんだ理念とプレゼンテーション~
      北条政子(日本 鎌倉時代) 1157年~1225年
∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠∠

日本史上における「天下分け目の決戦」といえば、
「関が原の戦い」が最もイメージされるかもしれません。
しかし、その他にも時代の流れを決めるような戦いがあります。
そのうちの一つ、それは鎌倉時代の「承久の乱」です。

これは1221年に起こった、鎌倉幕府と京都朝廷との争いで、
これに勝利したほうが日本の支配権を確立できるという
武家と公家の異なる立場による権力闘争です。

当時、すでに武家政権である鎌倉幕府が確立していましたが、
それも磐石ではなく、朝廷側が巻き返す可能性も残っていました。


この「天下分け目の決戦」における鎌倉幕府の勝利に、
多大なる貢献をした人物がいます。
その人こそが、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻、北条政子です。
彼女はどのようにして鎌倉武士団を勝利に導いたのでしょうか。


かねてより幕府追討の準備を進めていた朝廷側が
西日本を中心に幕府追討の命令を発しました。

この事態を聞いた関東の武士たちは動揺してしまいました。
その時代、すでに武家の「力」も大きくなってきていましたが、
やはり朝廷、公家には伝統的な「権威」があったのです。

鎌倉将軍の地位も、朝廷から保証されたものなので、
朝廷に逆らえば、鎌倉幕府の正当性が揺らいでしまいます。

無理に逆らわずに、おとなしく朝廷に従ってしまおうか・・・


慌てる大勢の武士たちを前に、北条政子は演説を行います。

「皆、心をひとつにして聞いてほしい。亡き頼朝殿が関東で
 政治を始めて以来、官位のことも俸禄のことも、その恩は
 山よりも高く、海よりも深いはずです。

 しかるに、今、不正な命令によって逆臣の汚名を着せられ
 ました。名誉を大事にするのなら、すぐに真の黒幕を討ち
 将軍家の意思を守るべきです。」


これで武士たちは心を落ち着かせ、一致団結して朝廷と対決
することを決意し、すぐに京まで攻め込み、勝利を手にしました。
これにより、鎌倉幕府の全国での支配権確立が完成したのです。

さて、彼女の演説はなぜ武士たちの心をつかんだのでしょう。


当時の武士は、江戸時代の武士のように官僚化されておらず、
むしろ「武装した土地開拓者」のような立場だったと言えます。
彼らは、かつては自分達が開墾した土地を、公家達に搾取され、
また、身分の卑しいものとして、蔑まされた境遇にありました。

しかし、源頼朝がそんな武士たちの立場を代表し、彼らの利益を
守るための存在として、鎌倉に政権を確立したのです。

これにより、武士は公家に泣かされることも少なくなりました。
これが北条政子の演説にある「亡き頼朝殿の恩」です。

そこで、北条政子は、公家に虐げられていたかつての境遇や、
自分達の利益を守るためには幕府が必要である、ということを、
武士達に思い出させたのです。


鎌倉幕府には、武士の利益を守るために存在する、という
時代の流れをつかんだ明確な大義があり、それは武士達に
浸透していました。

だからこそ、北条政子は一時的に動揺する武士達に
鎌倉幕府の理念を説くことで、再び一致団結させることが
できたのです。


これ以降、武家の天下は江戸幕府の終焉まで約六百年間続きます。
北条政子の「プレゼンテーション」は歴史の大きな流れを
決定付けたものと言えるのではないでしょうか。
それも時代をつかんだ理念があったからこそ、成功したのでしょう。

◎ここで、歴史は皆さんに問いかけます・・・。

 是非、少し時間をとって考えてみてください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ・あなたの事業理念は、時代の方向性を適確に掴んでいますか?

 ・その理念は、関係者(従業員、顧客、出資者など)にしっかり
  と浸透していますか?

 ・あなたがこれまで人を動かしたことはどんな時でしたか?
  また、あなたは北条政子から何を学びますか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*参考文献:
・『日本の歴史 7 鎌倉幕府』(石井進 中央公論社)
・『北条政子 ~母が嘆きは浅からぬことに候』
          (関幸彦 ミネルヴァ書房)
・『逆説の日本史 5 中世動乱編』(井沢元彦 小学館)



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クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道

第6回目は、2004年にランダムハウス講談社から刊行された書籍です。
私自身、今でも何度か読み返している(特に最初の章は、)逸品の書籍
『クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道』
を取り上げます。

書籍のボリュームがそれ程でもなく、比較的読みやすいため、
組織的な創造力を身につけるための基本書、かつ実践書として、
是非お手にとって見られてください。

create


○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
【クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道】
ジェフ・モージー、リチャード・ハリマン(著)ランダムハウス講談社
○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○

一時期、ロジカルシンキングという思考法が大いに注目され、数多くの
書籍が発売されていました。そのためロジカルシンキングさえできれば、
即時にビジネスに直結する能力が飛躍的に向上し、その結果として、
質の高い事業アイデアやコンセプトが浮かび、事業の成果が高まるという
誤解が多く見受けれました。

実際にロジカルシンキングが強みを持つのは、その前段階にあるべき
アイデアや発想を、何らかの合理的・論理的な基準で体系的に整理し、
絞込みや選択を行うものです。

一方、新しいアイデアや発想そのものを生み出す、“創造力・創造性”
がとても重要であると、「脳」「思考法」などの書籍を通して、
改めて注目を浴びてきています。

特にアントレプレナーを志す読者の皆さまにとっては、
市場に新しいアイデアや価値を提供し、世の中に明確なメッセージを
伝えるのが使命ですので、これらの力を高めることが必須です。


本書の紹介にうつります。
著者であるジェフ・モージーとリチャード・ハリマンは、
ビジネスでの創造性とイノベーションの原則を発見・応用し、
数々の企業でコンサルティングを行うシスネティックス社に在籍し、
創造性に問題を抱える数々の企業の相談にのって、問題解決に励んでいます。

そのため著書は、どちらかというと大企業に対してメッセージを発信
してはいますが、ここから学べるエッセンスは企業の規模に関係なく
応用可能なものであるといえます。

著者は以下のように、言及します。

 「組織的創造性-すなわち個人の俗人的な創造力や、偶然や突発的に
  発生する創造性に頼るのではなく、企業単位のあらゆる分野と
  活動において、創造的であることが重要である」

さらには、

 「組織的創造性があれば、従業員と顧客の満足感、さらなる成長、
  変化への柔軟性、人材求心力、市場の関心度など、経済的利潤や、
  関係者の多くの報酬に繋がる様なよりよい結果を生み出すことができる」

そして、企業全体の創造性を保持する組織的創造性には、
3つの活動領域、

 ◇個人の創造性
 ◇連合やチームによって発揮される創造性
 ◇組織がそれぞれに与える支援

が必要であると述べ、この3つの活動領域を理解し、実践できた時にだけ、
企業全体が創造的に考え、機能するになると書かれています。


また、創造性を高めるための具体的なアプローチにも言及しており、
”4つの原動力”として示し、幾つか実践可能な事例が記されています。
 
 ◇モチベーション
 ◇好奇心と恐怖
 ◇コネクションを破壊し/創る事
 ◇評価


アントレプレナーにとっては、個人の創造力がまずはとても重要です。

しかし、経営資源が不足して、ともに働く人材が少ない時だからこそ、
仲間が一丸となって創造性を発揮し、会社のどこを切っても
創造力にあふれた魅力的な組織やチームを創ることが、
独自の価値観を作って市場を創造できる礎になると思います。


そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!

 1、本書の中で述べられている創造力や創造性が生み出す効果や
   重要性について、まずはご自分自身で十分理解し、   

 2、ご自分が現在置かれている立場や状況を踏まえた上で、
   周囲をうまく巻き込んで、書籍の中に書かれているアプローチを
   試してみて、

 3、そして、何度も思考錯誤した上で、その結果を検証しながら
   創造性を発揮できるアプローチや仕方を見つけ出し、日々実践する

 をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?

21世紀をリードするには、事実を見極め、論理的判断する能力だけでなく、
豊かな感性で世の中のトレンドや趨勢を見極め、新しいものを発想する
創造力が求められています。

当該書籍を参考に、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。



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株式会社エイチ・ジェイ・エル 代表取締役社長 佐々木高行さん Vol.1

今回ご紹介するのは、株式会社エイチ・ジェイ・エル
代表取締役社長 佐々木高行さん
  (ABS11期受講、ソウルより通信科で受講)
    http://www.hematolo.com/index.html
事業内容は、「最新技術による医療検査解析や研究開発」です。

白血病に代表される造血器腫瘍を、世界に唯一の技術によって
解析・分析するという社会的にも大変意義の高い分野で活躍されています。

しかしながら、佐々木さんがその技術を開発したわけではなく、
立ち上げから関わられていたわけでもありません。

オンリーワンの技術と熱い思いをもつ、創業者の右腕として
今の会社に入られ、現在は社長として更なる発展へと向かい邁進して
いらっしゃいます。

事業立上げに携わる様々なパターンを理解していただくためにも、
既成概念を打ち破り、突き進む、佐々木さんのストーリーを紐解こう!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
                (Q、松澤 / A、佐々木さん)

Q、今取り組まれている事業の内容について、簡単に教えてください。

A、私どもの会社はHJL(Humancell Japan Laboratories)
  と言います。主な事業内容は、白血病を中心とする癌化した血液
  細胞を検査し、さらに解析を行うと言う業務であります。
  分析・解析した情報をドクターに提供することで、その対価を
  検査・解析費用として頂き、売り上げとさせて頂いております。

  現在、日本人の死因のNO,1は癌ですが、癌の中には、大きく分けて
  2種類あって、固体癌と流体癌に分けることができます。
  私どもが、ターゲットとしているのは流体癌と言われる白血病・
  悪性リンパ腫等を中心とする造血器腫瘍というものです。

  約15万人から20万人ほどの患者さんが日本にはいらっしゃいますが、
  そのうちの約2万人の方が毎年亡くなられています。
  治癒率ということで言いますと、40%程度であり、約60%の方が
  亡くなられています。

  そこで、私どもの会社では、その60%以上の方が助けるという
  ことを狙いに治癒率の向上に寄与して行きたいと考えております。

  それを可能とする技術は、
  MDF(Multi Dimensional Flow Cytometry)と呼ばれるものです。
  このMDFと呼ばれる技術は元々、アメリカで開発された技術で
  はありますが、弊社にて全く新しい技術に生まれ変わり、世界に
  一つしかございません。

  技術はもちろん日本人に限らず、全世界的に通用するもので、
  推定1300万人の患者さんへの提供を出来るだけ早く実現できる
  事を夢見ております。
  現在、特許申請中ですが、ワールドパテントも取得できれば、
  より積極的に世界展開をして行こうと考えております。  

       ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─  

  この会社は、2年半前に弊社の現CTOである宮崎が、
  起業したものです。彼はサイエンティストで、会社が大きくなる
  につれ、また更に今後、海外に展開していくに当たり、より、
  サイエンス分野での技術確立、新規技術の開発が必要で、
  それに邁進したいと考えておりました。
   
  一方、私はこれまでの経歴が日本他、他国での
  マネジメント・マーケティング・セールスで有ったものですから
  互いに得手な部分をして、お互い補う事が出来ると意気投合し、
  昨年の8月から現在の形でスタートしました。


  ------------------------------


Q、これができることで社会において達成しうるビジョンに、私は感銘を
  受けたのですが、改めてそのビジョンについてお話しいただけますか?

A、本来、白血病にかかりますと日本では、約500万円から1000万円
  近い治療費用がかかります。保険対象のものと、そうでないもの
  とありますが、だいたいそれくらいの治療金額の費用がかかっています。
  アメリカ、韓国では2000万円近い費用がかかっているといわれます。

  それ以外に、抗ガン剤を投与し、体の免疫機能を完全にストップ
  させるため、無菌室と言う特別な病室に入院して頂く必要があります。

  それらを入れて、全体として、莫大な費用の入院費もかかっておりま
  す。もちろん、患者様における精神的な不安、治療のための環境作り、
  小児患者様の場合だと、そのご両親付き添い等に付き、言わずもがな、
  そのご両親には、お金に換算できない、大変なご苦労があるわけです。
  
  みなさんのイメージの中に白血病にかかると、即、死に直結すると
  お考えの向きもあるかと思いますが、現在は、そうではなくなって
  きております。

  実際は、6週間ほどかけて少しずつ抗ガン剤を投与して行き、
  徐々に、腫瘍細胞を減少させてゆきます。発病時に約1兆個あると
  言われる腫瘍細胞が10億個位まで減少して来ると、伝統的な
  顕微鏡検査では腫瘍細胞状態を確認することができない、
  「完解」(かんかい)と言う状態まで達する事が出来ます。
  体調も良くなるため、一見治ったような状態になります。
  
  しかし、実際には、10億個もの細胞がまだ体内にはあると言
  われます。この「完解」状態の後に、不幸にして、再発して
  しまう事もあります。

       ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─  

  私たちのMDF技術では、この「完解」状態での正常・異常細胞の
  両方の状態をモニターする事ができます。
  つまり、異常細胞の検出はこれまでの遺伝子検査等で、
  大変感度の良い検査法も実用化されており、腫瘍細胞の有無は
  確認できますが、その腫瘍細胞の今後、つまり、増加して行くのか、
  減少して行くのかは中々、判定出来ないで、いたわけです。

  また、健康そうな細胞についても、その後、腫瘍化するかもしれない
  状況をモニターする事が出来る技術であります。
  そうする事で、「完解」状態後、再発する前に手を打つことが
  出来るのではないかと考えております。
  
  また、抗ガン剤はもともと、副作用が強いため、出来れば長く、
  使用したくないものです。そこで、この技術を応用することで、
  ドクターの抗ガン剤の投与中止・継続等の決断にとって有効な技術
  として提供出来ると信じております。

  QOL(quality of life)といった見地からも、できるだけ、
  短期間で退院することができれば、社会に果たす役割は
  非常に大きなものだと言えます。

  最近では、この悪性腫瘍など50歳以上に増加傾向が見られます。
  昨日まで、健康で元気な方だったのに、突然発症すると言う病気
  で、私の周りにも、実に3名最近罹患した患者さんもいらっしゃいます。
  
  もちろん、今後、新しい治療方法そのものの開発も有ると信じて
  おりますが、その治療そのものが癌戦場での「戦い」とすると、
  私どもの技術は、激戦中のドクターを高い空中にお連れし、
  「眼下の戦況を見て、次の一手をお考え頂ける技術」
  だと言えるのではないかと思います。

  社会的に、非常に意義のあることだと考えています。


  ------------------------------


Q、それでは話は変わりますが、佐々木さんのこれまでのキャリアに
  ついて教えてください。

A、私は1976年にソニーに入社いたしました。
  学校を卒業して、すぐに就職したわけですが、30年間
  勤めていました。
  ソニーは、一般の家庭向けに電化製品を売っている業務と、
  法人を相手に営業を行っている業務がありましたが、私は、
  法人のお客様を相手にする方の業務に携わっていました。

  私がお相手をさせていただいたところは、放送局、民間企業、
  役所をはじめとし、学校や研究機関、そして病院などです。
  病院では、脳神経外科や耳鼻咽喉科で用いられる手術顕微鏡に
  使われる、高精細度のカメラシステムや、超音波診断装置
  のプリンター等の導入を医療機器メーカーさんとともに
  行っていました。

  ソニーは、エンターティメントで知られている中で、
  この分野だけは、事業領域が異なり非常にシリアスなお客様を
  相手にしているところでした。エンターティメント領域で社会に
  貢献することもできますが、もっとよりシリアスな領域での
  仕事に携わっていきたいと思っていました。。。

  (この記事は対象企業へ取材し、作成しております。松澤)

●次回は『転機』についてお伝え致します。ご期待ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
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