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アントレプレナーシップ講義録(株式会社ウィズ代表取締役社長 横井昭裕氏)

今回は、

   株式会社ウィズ(ジャスダック上場) http://www.wizinc.co.jp/
   代表取締役社長 横井 昭裕氏 
 
をゲストとしてお招きし、起業の経緯、ヒットする企画を生み出す秘訣
などを講義いただき、その後担当講師、福島正伸氏とともに
受講生からの質問等にお答えいただきました。


横井氏は大学卒業後、株式会社バンダイに入社されました。
約9年間の在籍中に、

ハート型の小型液晶占いゲーム「ハーピット」
猫の手を模した「猫ニャンぼー」など数多くのヒット商品を
生み出されました。

その後独立され、株式会社ウィズを設立された後も
「たまごっち」、「プリモプエル」、「デジモン」
などさらなるヒット商品を世に送り出してこられました。

昨年はジャスダック上場も果たされ、ますます発展されています。


では、以下講義を抜粋してお届けします。
――――――――――――――――――――――――――――――――

○過去を知り、今の時代を知ると、新しいものが生まれる

新しいものを作ろうとするとき、今のものだけを見ていてはいけません。
過去のものに必ず感動の糸口が隠されているのです。過去のヒットから
ヒントを得るために様々な情報を集めます。そして今の時代がもつ感性を
知り、組み合わせることが重要なのです。

物理学を完成させたアインシュタインも、それまでバラバラであった
理論を体系化したことが大きな功績とされています。

過去からのヒントが今の時代とどう適合するかを分析し、それを自分の
ノウハウと組み合わせることで新しいものが生まれるのです。

大ヒットした「たまごっち」も、このような発想によって生まれたものです。


○螺旋の法則

物事は螺旋で戻ってくるものです。ただし螺旋なので、同じものが
繰り返されるのではなく、その高さが異なります。

例えばブームというのがありますが、同じブームでも毎回ブームの
高さが違います。そこには時代背景が絡んでおり、ブームの位置が
同じだからといって高さまで同じように捉えてはいけません。

必ず過去から学び、それをそのまま持ってくるのではなく、今の時代に
どう合うのかを分析することが大切なのです。



○人間の心は揺さぶられることで増幅する

いつも楽しい場面ばかりの映画が逆につまらなく感じられるように、
人間は一定方向の刺激にはすぐ慣れてしまいます。

だからこそ人間は感情の落差を魅力と感じるのです。
つまり人間の心は逆の感情を揺さぶられると増幅し、興味を抱くのです。

何か現象が起こったときには、ぜひ分析をしてください。なぜこの人は
もてるのだろう、仕事ができるのだろうとまじめに考えてみてください。

そしていい部分を真似してください。
”考える”、”分析する”、”真似る”、
どれも誰にでもできることですし、企画を作るときにも
この方法が使えるのです。


『知識』と『知識』を繋ぐ(ネットワークする)ことが『智恵』であり、
その『智恵』こそが企画には必要です。そしてこれは天性のものでは
なく、訓練によって身につくのです。

――――――――――――――――――――――――――――――――― 
講義録は以上です。


さて、ここからです。

●あなたが↑から学び、行動に生かせることはどんなことですか?

 ”考える”、”分析する”、”真似る”を実行してみましょう!

  ー最近、心を揺さぶられた映画、番組、書籍はなんでしたか?
   それはどうしてだと思いますか?

  ーあなたの業界で考えたとき”螺旋の法則”は当てはまりますか?

  ー知っていること、情報を並べかえて、意味を持たせると
   どんな価値が生まれるか、考えて見ましょう。


この講座はアントレプレナーシップ講座です。↓
 http://www.attackers-school.com/course/sy/entre/entre.htm


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから


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アントレプレナーシップ講義録(株式会社モック代表取締役社長 山田納生房氏とのパネルディスカッション)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ABS講義録 ◆アントレプレナーから学ぶ感動ビジネス◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アントレプレナーシップ講座では講師の福島正伸さんがワークショップを
交えながら自己軸を確立しアントレプレナーシップの獲得を目的として
毎回心を奮い立たせる講義を行われています。

1月末の講義では

   株式会社モック(東証マザーズ上場) http://www.moc.co.jp/   
   代表取締役社長 山田 納生房氏 
 
をゲストとしてお招きし、起業の経緯、経営で重視している点などを
講義いただき、その後、福島さんとパネルディスカッションを行いました。


山田氏は事業を営む家に育ち、学生時代からビジネスを開始。
大学卒業後、テレビ局に就職し、4年で退職。
その後飲食店のプロデュース業を行ううちに、店舗と客のニーズを
マッチさせるシステムを生み出されました。

94年4月、モック設立し、現在は飲食店のサポートする事業、
ウエディング事業、インテリア事業を展開されており、
03年、東証マザーズに上場されました。


では、以下講義を抜粋してお届けします。
――――――――――――――――――――――――――――――――

○感動ビジネス

『出会いをつくるための空間を創りたい。
    出会いの質が変われば、人間が変わってくる。』

   それこそが感動ビジネスの原点です。


人間は人と人でしかありません。何をするにも人と人です。
人は相手と会話をすることによって自分が見えてくるはずです。

何をしてあげれば相手に一番良い感動を与えられるかを考えることは、
自分自身にとっても重要なのことです。


では、どうすればその感動を提供することが出来るのか?


その為には、
「しっかりとした空間の創造」と、
「(ヒヤリング能力を含めた)個々の事象を整理する力」を
持っていなければなりません。

最近我が社では頻繁に、
カウンセリング&プレゼンテーション(C&P)という言葉をよく使います。

それは、

 「プレゼンテーションだけでは絶対にうまくいかない。
  カウンセリングをして相手の思いや目的を聞き出すことが重要。」

ということです。
そのカウンセリングを元に、相手が困っていることを
しっかり描いた上で、一番良い事象をプレゼンテーションするわけです。

これが一番の感動ビジネスです。

私はそれによって、最大の付加価値を提供するビジネスを目指しています。
そして、まさにそれを実現するステージとして、世の中で最も人と人とを
交えた空間である、外食マーケットという場が最も適していると考えています。



○マーケットに変化を起こす

市場を変えていくのは”考え方”です。

今後は、外食マーケットを中心に、そこにまつわる食材・人材・システム
というもののマーケットにおける価値観を変えていきたいと思っています。

例えば、飲食業界には定価がないが、価格を決める要素とは一体何なのか?

私はそれは、

「どれだけ感動を提供したか」

ということだと思います。


従来のような決まり切ったサービスを行っていくのではなくて、
感動を提供する要素である、人・物・サービスを変えることによって、
マーケットは変わるものであると信じているからです。

この在り方は日本だけではなく、世界中で同じことではないでしょうか。
そしてその変化を一番起こせるのが日本人であるとも考えています。
なぜなら日本人は、相手のことを一番に考えた上で、何をしたら良いのかが
よく分かる国民だからです。

外食業界に関わる人間の考え方が変われば、そこで食べるもの、
そこで味わう空間、そして全ての空間が変わり始めます。

それが日本経済をドンドン変えていくと私は考えています。

――――――――――――――――――――――――――――――――― 
講義録は以上です。


さて、ここからです。
●あなたが↑から何を学び、行動に生かせることはどんなことですか?

  ーあなたのビジネスでカウンセリング&プレゼンテーション(C&P)
   を適応するとどんなことが実現できますか?

  ーあなたのビジネスはどれだけ感動を提供しましたか?

  ーあなたのビジネスの本当の価値はどこにありますか?

いかがでしょうか?考えてみてください。


この他に講義では、

◆本来なら自己資金で会社設立できたにもかかわらず、自身に
 ハードルを課すため、投資育成に設立資金を出資をしてもらおうと、
 何度も事業計画やビジネスに対する信念を説きに通い見事
 出資を受けられたこと、

◆親が経営する会社が倒産し、山田氏が債務を引き継いで大変な
 苦労をされながらも、それを乗り越えてこられたこと、

◆創業時に社員に給料が払えなかったときに、アルバイトの子が
 「この事業はなくしてはいけない」と自分の貯金をくずして給料を
 みんなに払ってくれたこと


など、ただ金儲けするためでなく、熱いビジョン、信念をもって
事業に取り組まれている山田氏の話に受講生の皆さんも大変学ぶ
ところが多かったようです。

講義終了後すぐに、WEB上のディスカッションツールで
自身の行動の変化を報告、それをもとに議論されていました。


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

感性マーケティング講義録

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☆ABS講義録 ◆マーケティングに脳科学を持ち込む◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月9日に行われた感性マーケティング講座第3回目の
エッセンスをお届けします。

講師は、長年人工知能の研究をやってこられ、現在、
株式会社感性リサーチ代表取締役をつとめられる黒川伊保子さんです。
 http://www.kansei-research.com/

第1回、第2回の講義を通して男女脳の違いについて様々な
事例をあげて解説いただき、第3回目となる今回はその集大成として
マーケティングの視点からポイントが伝えらた。


―◇脳と購買行動◇―――――――――――――――――――――――

脳には「思考」で生み出す行為と、「本能」で生み出す行為があります。

「思考」は主に左脳、つまり言語脳が担当しています。
「本能」は脳を広域に使います。
(かつては右脳がつかさどるといわれていましたが、現在は研究が発達し、
 右脳だけでなく脳を統合的に使うことが明らかになっています。)


そして私たちは、「思考」と「本能」の掛け合わせで行動の方向性、
つまり意思を決定するのです。

日本の優良メーカーの論理は「思考」です。
合議制の会議では「思考」が優先されます。
「私は本能的にこう思う」とは会議で言えないし、通りませんよね。

しかし、市場の購買衝動は「本能」なのです。


男性はスペックとかコストパフォーマンスとか「思考」で担保しますが、
女性はそうしません。特に高価格帯の商品の場合その傾向が顕著です。

また、よく用いられるアンケートの回答は「思考」によるものです。
本当の「思考」と「本能」を知らないと
「市場の気持ち」が分からないのです。


だからビジネスのプロこそ脳科学を学ぶべきなのです。

しかもそれだけではなく、

男女の脳では「思考」のスタイルが違います。
男女の脳では「本能」の方向性も違います。


50代の男性部長が、若い女性向けの商品企画に「ピンとこない」
などと判断を下していいんでしょうか?

おじさまと若い女性では「本能」が違うのだからあなたの「ピンとこない」
は参考にならないでしょう。しかも「思考」で考えているのだから
二重にずれてるわけですよ。


つまり、脳科学だけでなく男女脳も学ばなければならないのです。
男女脳を学び、「思考」と「本能」を理解して初めて
市場を理解できるのです。


そこで男女脳の観点からまず「思考」について見ていきます。
「思考」スタイルを決定するのは「脳梁(のうりょう)」です・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――

実際の講義では様々な事例(恋愛、動物などなど・・・)をあげて
「思考」と「本能」の違い、「男性脳」と「女性脳」の違い
について講義いただいています。

マーケティングの観点から非常に有益であることはもちろんですが、
普段の生活にも活かせるヒント満載の講義です。

21世紀は「感性の時代」とも言われています。

あなたは、順応していますか?
まず違いを知り、自分に取り込み、行動に生かしてください。

○感性マーケティング講座の詳細はこちら↓
http://www.attackers-school.com/course/sy/kansei/kansei.htm


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

サイエンスパーク株式会社代表取締役 小路 幸市郎さん(ABS5期受講)Vol.3

引き続き、サイエンスパーク株式会社
代表取締役 小路 幸市郎さん
   (ABS5期受講、今から7年ほど前に受講)

    http://sciencepark.co.jp/

事業内容は、「デバイスドライバー関連の開発」です。

ドライバでの高度な技術力を通じて、企業や社会技術革新を
もたらし、ビジネス機会の創出、新テクノロジー開発、新プロダクト
新サービスの創造に貢献し、これからのマーケットをリードしていく
と思われます。

起業して、11年半たった今、ドライバで情報漏えいを防ぐ
「4thEye」の発想は、国内のみならず、米空軍に認められこれから、
さらに世界に向けて躍進していきそうな企業です。


それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、小路さんのストーリーを紐解こう!

今回の内容に。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、それでは最後に技術をもっていて独立したいと思っているような人
  に対して、何が重要かということをお話いただけますか?

A、まずは思いですね。事業家となって成功したいという強い思いが
  あるかどうかそれに尽きると思います。技術があるのは
  当たり前です。

  独立しようと思うくらいだから、技術はあると思うんですよ。
  思いの次に大切なのはマーケティング能力だと思います。
  市場がどこにあって何を供給すればいいかを考えなければ
  いけないですね。

  世の中がほしいものをマッチングして供給すれば成功する
  わけじゃないですか。しかし、自分の技術がすごいから世の中に
  買ってくれっていうのはこれは相当危ない行動ですね。
  僕もやりましたけど(笑
  
  技術屋は自分主体で考えがちですから、顧客目線でマーケティング
  し、そこに技術をぶつけていくべきです。
 
  自分で何ができるか列挙してみて、
  ”こういう時代が来る”ということがピックアップできるから、
  マーケットを本気で見ていけばいいと思います。
  そして、それを信じてやりぬくんです。それに尽きると思いますね。

  あと財務は自分でやらないとだめですね。会計のソフトを
  買ってきて自分でうちこめばいいんですから。
  自分で財務をやって、マーケティングもやって、技術もあれば
  大丈夫ですよ。
  
  ------------------------------

Q、そうですね。技術屋の方にはマーケティング感覚がない人が多い
  というのはうなづけますね。最後に、新しい商品の紹介も含め、
  具体的に工夫されているような事例についてお教えいただけますか?

A、『サイエンスパークセキュリティホスピタル』として「4thEYE」と
  他社のサービスをパッケージにして売っているものがあるんです。

  僕はセキュリティのための4thEYE」を売りたいわけですよ。
  業界黎明期の時は誰もプレゼンしていないからいいんですけど、
  今はどこの会社も同じようなものを営業に来て、お客さまは
  何がいいのかわからないわけです。

  そしてお客さまは個人情報保護のための対策をしたいだけで
  その商品を買いたいわけではないんです。これが顧客目線と
  売るほうのミスマッチであり、それがわかってきたんですね。
  要するはそれについて全部まとめてやってほしいわけです。

  だから無料相談や保険など、他社と提携して個人情報保護のための
  全サービスをパッケージとして提供できるようにしています。
  これがマーケティングだと思います。
                          【終了】

 ⇒●これまでの文章も含め、掲載しております。
   http://www.attackers-school.com/abs_heroes/index.html


 (この記事は対象企業へ取材し、作成しております。松澤)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 3回にわたり小路さんの話をお送りしてきましたがいかがでしたか?

 小路さんがABSに来られた時にはすでに起業されていましたが、
 ABSで学んだことが経営にすごく役立っているとおっしゃっていました。

 また、ABSで同期だった仁科さんが、大手電気メーカから転職し、
 サイエンスパークの経営に参画されています。同じく同期だった
 税理士の曲渕さんが社外監査役として協力されています。

 こういった協力関係ができるのもABSの大きな特徴です。


*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
  ⇒「サイエンスパーク」 http://sciencepark.co.jp/


■『サイエンスパークセキュリティホスピタル』である「4thEYE」ご紹介。

   損保、コクヨ、コンサルタントと提携しての、
   『総合的なセキュリティビジネス』
   を行われています。無料相談を行われているそうなので、
   ご興味ある方は下記にお問い合わせください。

 問い合わせ先:
 http://sciencepark.co.jp/products/4theye/index.html#


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

織田信長 日本(戦国時代) 1534年~1582年

第三回目は、いよいよ日本人を取り上げます。
日本史上屈指のアントレプレナー、
乱世を突き動かした織田信長について見てみましょう
    
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 第三回 ○織田信長 日本(戦国時代) 1534年~1582年
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       ~勝ち方を知る~

織田信長は、長篠の戦において、甲斐の武田氏を破りました。

この戦いで、信長は、当時最強を誇った武田の騎馬隊に対抗するため、
三千丁の火縄銃を集め、それを前後三列に分けたと言われています。

火縄銃には連射ができないという欠点を補うため、この工夫により、
一列目が発射する間に、次の列が発砲の準備するようにしたのです。

ところが、実はこのエピソードは後世の創作であるようです。
実際は火縄銃の数は三千丁ではなく、千数百丁で、
三段構えも行なわれなかったと言うのが真相のようです。

しかし、それでもなお、この戦いにおける織田軍の勝利には、
信長ならではの大きな「仕掛け」が隠されていました。

馬は本来、敏感な生き物でちょっとした音にも反応してしまいます。
一方、火縄銃は近くの人の耳が痛くなる位発射音が大きいそうです。
そしてこれが千丁以上集まっていたとしたら・・・

発砲と同時に、空を切り裂く爆音が轟き、馬は驚いて立ち往生。
馬から振り落とされた武田兵を狙って、弓や長槍ですかさず攻撃。
織田軍は鮮やかな勝利を手にすることが出来ました。

長篠の戦では、武田の騎馬隊をたたくにはどうすればよいか、
それはすなわち騎馬隊の能力を無力化することであると考え、
火縄銃の直接の殺傷力だけではなく、発射音も利用したのでした。

これも、信長が、日頃から馬を乗りこなし、銃の使い方を学び、
それぞれの特性を知り抜いていたからこそでしょう。



また、信長のもう1つ有名な戦(いくさ)として、桶狭間の戦いがあります。

迫り来る今川義元率いる数万の兵に対し、織田軍はわずかに四千。
居城を囲まれたり、会戦での正面対決になれば負けは確実です。
信長は生き残る唯一の策は、奇襲、と確信しました。

そして、奇襲の機会を探っていた信長に、ある情報が飛び込みました。
「今川軍は桶狭間で昼食を取っている」
これを聞いた信長は、いまこそ奇襲の絶好機と確信しました。

道の細い桶狭間ならば、軍が縦に長く伸び、本陣が手薄になっている。
なおかつ、昼食中とあらば、酒を飲み油断しているはず・・・
信長軍は、一気に今川本陣へ突撃、見事に義元の首を討ち取りました。

ここでも、
信長の考え方の特徴が顕著に現れているます。

桶狭間では、戦いの後、大将今川義元の首をとった兵よりも、
今川軍の動向を伝えたものを功名第一としたと言われています。

これも、信長は勝つためには奇襲しかない、そのためには、
仕掛けるタイミングが勝負を決める、と知っていたからこそ
情報の重要性を一番に評価したのでしょう。

信長は桶狭間以後、奇襲戦法を使うことはありませんでした。
桶狭間では最善の策であったが、常に通用するものではないと
理解し、できるだけ優位な状況で戦いに望んでいました。

リーダーである信長は常に優位な状況を作るにはどうすれば
よいのかを考え、そのために必要な準備や情報収集を怠りませんでした。

事前にその戦では何をすれば勝てるかを知り抜き
そして勝利の可能性を最大にした状態で戦場に出たのでした。

勝ち方を知る、これが信長を天下人にさせた最大の要因でしょう。


◎ここで、歴史は皆さんに問いかけます・・・。
是非、少し時間をとって考えてみてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・あなたの事業がビジネス乱世で成功するための最も重要な
 要因は何ですか?

・成功のポイントを押さえるために、やるべきことは何ですか?

・成功の条件を整える為にあなたは信長から何を学びますか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

参考文献:
・『織田信長 中世最後の覇者』 (脇田修著 中公新書)
・『逆説の日本史9 戦国野望編 鉄砲伝来と倭寇の謎』
                (井沢元彦著 小学館)

この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

サイエンスパーク株式会社代表取締役 小路 幸市郎さん(ABS5期受講)Vol.2

今回も引き続き、サイエンスパーク株式会社
代表取締役 小路 幸市郎さん
   (ABS5期受講、今から7年ほど前に受講)

    http://sciencepark.co.jp/

事業内容は、「デバイスドライバー関連の開発」です。
ドライバでの高度な技術力を通じて、企業や社会技術革新を
もたらし、ビジネス機会の創出、新テクノロジー開発、新プロダクト
新サービスの創造に貢献し、これからのマーケットをリードしていく
と思われます。

起業して、11年半たった今、ドライバで情報漏えいを防ぐ
「4thEye」の発想は、国内のみならず、米空軍に認められこれから、
さらに世界に向けて躍進していきそうな企業です。

それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、小路さんのストーリーを紐解こう!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q、なぜABS行こうと考えられたのですか?

A、知人に誘われて、サンシャインで開催されていたベンチャーの
  セミナーに機会あって行きました。沢山のベンチャー企業が
  来ていたのですが、あるブースにABSがありました。

創業から4期迎えた当時まで、私は事業計画というものを書いた
  ことがありませんでした。
これから、日本一のデバイスの開発企業を目指すにあたって、
夢をより具体的にする必要があると考えていましたので、
事業計画の書き方を教えくれるというABSの魅力に引き込まれました。
  また、講師の方々が、元マッキンゼー出身の方が多かったので、
  信頼できたということも受講を決めた理由のひとつです。
  
  ------------------------------

Q、実際に受講されてみてどうでしたか?

A、様々なバックグラウンドをもつ受講生がいたのですが、
  特に外資系企業で働いていらっしゃる方のプレゼンには
  驚かされました。今でも印象に残っています。
  
  私の場合は、ほかの受講生と違い、受講と並行しながら、
  会社の経営をやっていたため、講座で習った翌日から、
  実際の経営というところでそれらのスキルを生かすことができました。
   
  また、事業計画の書き方を習ったことは、
  今でも、私の経営に生かされていて、実際に事業計画を何度
  も考え直し、今の会社を作りあげてきたと考えています。
  これから、世界を狙う弊社にとって、この事業計画なしに
  実現は考えられません。

   ------------------------------
Q、話は変わりますが、どうして現在扱われている商品「4thEye」の
  開発をされたのですか?

A、お付き合いのある大学の先生が『情報漏洩の91%は内部犯行だった。』
  という海外のレポートを見せてくれました。
  そのとき、”日本でもそうなるだろうな”と直感し、それを信じて、
  商品開発を進めました。

  作った当初は、
  「お前は馬鹿か!社員を疑うシステムなんか導入できるわけがない、
   組合に何言われるかわからない」
  と言われていました。

  しかしそんな中、ある大手銀行が、採用しくれたんです。
  銀行というのは、もともと行員を疑う文化じゃないですか。
  そして金融庁の指導で、厳しくしろという通達も出ていましたし。
  それで、採用に至ったわけです。

   ------------------------------

Q、その受け入れられにくい土壌で、どうやって今の状況まで
  発展させることができたのですか?

A、ラッキーなことに個人情報保護法が施行されることになった
  ことが追い風になったんです。特に大きなきっかけになった
  のは某ポータル企業と某大手通信販売企業の情報漏洩が現実に
  起こったことですね。市場が後付ながら形成されていきました。

  あの時に、社員は、疑ってはいけないという文化だったけど、
  そんなこと言ってられない。野放しにしていたら、会社が潰れかねない。
  とみんなが考えるようになったのです。

  こうして「内部犯行監視するというビジネス」が、出来上がったのです。
  
   ------------------------------

Q、なかなか耳慣れない業界になると思うのですが、どのような業界構造
  になるのでしょうか?

A、初期時点では、業界トップでした。なぜなら、市場がないところに、
  もの作って、そして市場が、できたのですから。今は自社製品で業界7位と

  8位とかですね。すべてのITベンダーが参入してきました。

  しかし我々は、大手企業のプロダクトにOEMをしてますから、
  実際のところ隠れ2位とかになります。

  だいたいこういうプロダクトは、始め市場がなくて、少しだけ動きが
  出てきて、市場ができ、最終的にドーンといくものなんです。
  そして、またそれが淘汰されていて、残ったものがブレイクする
  という感じになるのです。

  突然市場できるところには、人海戦術で、人を集めてきて、
  一気に広げるというのは、大企業は得意です。

  ドーンと、市場ができると思っていたら、じわじわとしか
  伸びないようなところは大企業は苦手なんですね。

  そういう意味では、私は始まりとしていいところをついたなと思います。
  今後は最後まで残ってブレイクしないといけませんね。


   ------------------------------

Q、現在競合も多く現れ、社会的認知も高まった現状で生き残っていく
  策とはどのようなものでしょうか?

A、大手企業で残る製品はあると思うんですよ。日立とかのように。
  で、他に残るのはもう一社くらいだろうと考えています。

  アンチウィルスを見てもトレンドマイクロとシマンテックと
  マカフィーくらいであとは”ちょろちょろ”といった感じですね。
  上の三つに入らないといけないわけじゃないですか。

  そこで自分の業界でどうやって生き残るかを考えたときに、
  行き当たったのが「共生」ということだったんです。
  そして大事なエンジン部分を大手にOEM供給したんです。

  彼らはもう10万クライアントとか売ってるわけですよ。
  トータルで40万くらいになります。それらの会社は
  自社ブランドとしてそれだけ売ってますからサポートを
  続けなければならなくなります。またOSが代わると
  バージョンアップしなければならなくなります。

  そうするとサイエンスパークがなくなると困るでしょう。
  こういう会社が現在10社あるんです。10社に支えられているから
  僕らは生き残ると考えているんです。
 
  自社だけで勝負できるようなものを作れと言われることもありますが
  今の商品がプラットフォームとして定着しているので、
  次の商品で勝負をかけたいなというところです。

   (この記事は対象企業へ取材し、作成しております。松澤)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
  ⇒「サイエンスパーク」 http://sciencepark.co.jp/


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

稲盛和夫の実学 経営と会計

第5回目は、1998年に日本新聞社から刊行され、
その後、文庫本としても販売され、今でも高い評価を得ている
『稲盛和夫の実学 経営と会計』を取り上げます。
著者の考え方や、経営に活かすための会計について、
とてもわかりやすく読み進めることができます。

book

(*本書はABS計数マネジメント講座1の推薦副読本でもあります。)

○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
  【稲盛和夫の実学 経営と会計】
    稲盛和夫(著)  日経ビジネス人文庫
○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○

この書籍は、会計や簿記の専門家によって、会計の専門知識の理解を
深めるために書かれた書籍ではありません。
むしろ、経営者である稲盛氏が、「会計がわからんで経営ができるか」
という思いで、自らの経験を基に、経営に携わる方々に向けた書き下ろした
指南書であると言えます。

本書の著者である稲盛和夫氏は、ご存知の通り京セラの創業者であり、
世界的企業へと発展させた、カリスマ的存在の経営者です。

本書では、エンジニア出身の稲盛氏は会計の専門知識がないため、
会社の経理担当者に、ことあるごとに質問や自説をぶつけ、
そのたびに、意見が衝突しあったいきさつが書かれてます。

そしてその結果、「京セラフィロソフィの中から生まれた会計思想」
という経営のための会計の本質にたどり着き、
「売上を最大に、経費を最小に」
という経営の原点が理解できたとも書かれています。

このあたりの話については、以前稲盛氏にABSで
講義をしていただいた内容も参考になると思います。
興味のある方は、以下URLをご参照ください。
 http://www.attackers-school.com/lecture/000022.html

本書の中で稲盛氏は、
 ー経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
 ー企業経営の原則とは何か?
などについて、わかりやすく述べています。

経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
を示す上で、会計学、経営学の原点にある基本的な考え方として、
『原理原則に則って物事の本質を追及して、人間として
何が正しいかで判断する』ことの重要性を、
一貫したメッセージとして発信し続けています。

その上で、稲盛氏が経営のための会計学として実践した
幾つかの基本原則として、
  □キャッシュベース経営
  □一対一対応の原則
  □採算向上の原則
  □透明な経営を行う
などが紹介されています。

現在ではこれらのいずれも当たり前であると言われるように
なってきました。若い経営者にとって、これらが「当たり前である」
と思うようになったほど、稲盛氏は多大な影響を与えたのです。

逆に、経営哲学や考え方が未熟だったり、経営と会計の原則を
理解していない経営者は、いずれ社員や利害関係者の共感を
得ることができなくなるか、
極端な例で言えば、司法の裁きに身を委ねることになるのかもしれません。


そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!

 1、本書の中で述べられている事例を基に、
   経営者としての理念や、企業経営の責務を十分に理解し、

 2、経営に関する氏の考え方や原則を、現在のご自分の状況において、
   どのように活かすことができるかを真剣に考え、

 3、そして、経営哲学や考え方について自分なりに応用して、
   経営と会計の原則を作り出し、実践に置き換えてみる。

 をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?


稲盛氏が抱いてきた高い志と経営者意識、そして後輩経営者へ
語りかける厳しくも温かい眼差は、次の時代を託された私たちへの
叱咤激励であるとともに、経営者が果たすべき社会的責任の大きさの
理解を促す気持ちが込められている気がします。

先輩経営者からの教えを真摯に受け止め、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。



◇ご参考(この分野をもっと、・・・)
・・> 基礎から知りたい方へ
「経営分析の基本がハッキリわかる本」 千賀 秀信著 ダイヤモンド社

・・> 掘り下げたい方へ
「財務とは何か」 チャック クレマー 、他著 日経BP社


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

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