FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

家電におけるDELLモデル実験

フラットテレビの価格下落がとまらない。
先日の日経朝刊チラシにユニデンの大々的な広告があった。

ユニデンは、日本での知名度こそ低いが、
コードレス電話機市場のNo.1企業で、北米ではシェア35%
程度をもつ優良企業である。

そのユニデンが、27型液晶テレビを9万千円台で発売した。
まさに10年前に叫ばれた価格破壊の再来だ。

ユニデンの衝撃は単に価格が安いというだけではない。
メーカ直販、楽天、Yahooの3つのオンラインチャネルのみで
販売される点も興味深い。

家電販売といえば、昔は街の電気屋さんやアキバ系、
10年前はYKK(ヤマダ、コジマ、ケーズ)といった郊外型店舗、
最近では駅前のヨドバシ、ビックといった巨艦店が幅を利かせている。

そして、家電製品のプライスリーダとしてこれらの大型販売会社
の方針に左右される家電メーカ=低収益という図式になってしまった。

ユニデンの今回の試みは
これらの流通構造に真っ向勝負という側面でも面白い。

そして、家電製品の未来像というものが
ここに見え隠れするような気がしてならない。

本来、テレビのような家電製品は完全な垂直統合型だった。
つまり、1つの会社の中で大勢のスタッフが
企画、設計、製造、販売と一連のチェーンを構成している。

しかし、垂直統合ですべてを内製化する反作用として、
設備投資を回収するためにも販売ボリュームを確保したいという
プレッシャーが働き、

量販店チャネルの確保→イニシャティブを販売店に握られる
→最終価格がアンコントロール→収益低下という循環
になってしまっているのではないか。

今期の電機各社の決算を見ても明らかにぱっとしているとはいえない。
この構図の間隙を突いたのが今回のユニデンの試みだろう。

一言でいえば、ユニデンは家電における水平分業の実験台だ。

水平分業できればフラットテレビメーカーが乱立している今日、
DELLがシェアトップに躍り出たような事態(PCの直販)が、
家電分野に生ずることになることが示唆される。

さて、このような水平分業が実現できる背景にはテクノロジーの
モジュール化がある。

つまり、ユニデンはキーパーツを内製することはできない。
フラットパネルや画像エンジンなどのキーパーツは外部からモジュール
として調達する。

ユニデンは顧客のニーズを把握して、マッチしたものをデザインする。
そのためにはエンド顧客の囲い込みが必要であり、オンラインという
チャネルが重要だ。

ここで考えさせられるのはキーとなるモジュールは
外部が生産した知的付加価値だということ。

この知的付加価値を創造した当事者はユニデン
のようなキャリアにのって自らの付加価値を拡散する。

つまり、コアとなる付加価値を創造することに特化するものと、
それをコーディネートしてエンドプロダクトを企画するものの2つに
機能が分化していく。

仮にこれが主流となれば既存の家電ブランドが崩壊する可能性もある。

今後ユニデンが家電業界のDELLになれるかどうかは注目していきたいが、
ユニデンのビジネスモデルは、自社、市場、競合を実によく見て、自ら
の得意な部分だけに特化しているように映る。


最近の技術や、商品で今後注目されるであろうものを取り上げます。
読者の方は、ここから事業機会を汲み取ってください!

(文章は、大手エンジニア系企業にて研究職、技術営業をされている
 方々にチームを結成いただき、議論の後、まとめていただきました。)



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
スポンサーサイト

タリーズコーヒージャパン株式会社 代表取締役社長、松田公太氏 vol.3

*見切り発車

 シアトルでは、スペシャルティコーヒーの店を探してとにかく歩いた。

当時、コーヒーに関してはズブの素人だった松田は
テイスティングのやり方も知らず、味を見極めるまで何度もすすり続ける
と次第に腹がふくれていき、歩いていると胃がしめつけられるように痛んだ。

 それでも毎日、スターバックスのような大手から
一店舗のだけの店まで、行き当たる限り、コーヒーショップという
コーヒーショップに入り、 50店以上でコーヒーを飲んだ。

決していい加減にはできない、人生を賭けた味見なのである。

 そんな中、タリーズとの運命的な出会いは、
シアトルでの1日目、飲み歩きを始めてちょうど10 店目のことだった。

「コーヒー・オブ・ザ・デイ(本日のコーヒー)」を飲んで、

“なんてうまいんだ!”

と感じたのが第一印象だった。

衝撃的と言える味である。
実は、もうこの頃にはコーヒーを飲むのが
きつくなり始めていたのだが、一気に飲み干すことができた。

他のコーヒーに比べて最も雑味がなくコクがあり、
しかも渋みの中に不思議と甘みすら覚えた。

それまで飲んだ中で、香り、味ともに最高だ。
その考えは、結局、50 店を回り終えるまで変わらなかった。

後に知るのだが、タリーズでは、コーヒー豆はスペシャルティ
コーヒー店のなかでも最高級のものを使用しているということだった。

 店員に話をしようとすると、用件はタリーズ本社に
連絡してくれという。すぐに渡された番号に電話をかけた。

呼び出そうとした相手は、店員から名前を聞いた、
創業者であり、会長(当時)のトム・オキーフだ。

いきなり最初から意思決定権を持った人に
話をするというのは、松田が銀行での営業を通じて学んだやり方だ。

銀行の顧客となる企業の社員からいくら好感触を得ても、
その人が決定権を持っていなければ意味がない。

結局、人を介して話をしても、気持ちは半分も伝わらないのである。
タリーズの場合、決定権を持つのはトム・オキーフだった。

訳のわからない日本人の若者が、いきなり会長と話をしたがっている。

どうも銀行員らしいが、銀行とは関係ないビジネスの話があるという。
松田の意図を測りかね、先方もさぞや不審に思ったことだろう。

 すでに当時、タリーズはシアトルを中心に
20数店舗を展開しており、地元ではかなりの人気店だった。

 「オキーフはただ今、外出中です」

 ひとことで電話を切られたのも仕方なかった。

シアトルから日本に戻った松田は、タリーズにEメールを送る毎日が始まった。
銀行の仕事を終え自宅に戻った深夜、夜な夜なパソコンに向かった。

 自己紹介に始まり、次にタリーズが日本に進出した場合を想定して、
自分なりのビジネスの方法論を展開した。タリーズに送った「レポート」
は、週1度のペースで10回以上に及んだ。

そうして何回かメールを書いているうち、
タリーズ副社長(当時)のアールジェイ・セルフリッジからメールで返事があった。

と言っても、「参考になる意見をありがとう」という程度に過ぎない。
決して反応が良いわけではなかった。

それでも松田は諦めずに、せっせとメールを書きつづけた。

シアトル訪問から2ヶ月が経った96 年6月末、
6年間勤めた三和銀行を退行した。

その時点で、タリーズと契約ができるという見込みはまったくなかった。

しかし、「タリーズで起業したい」という思いは日増しに強まってくる。
もはや進むべき道が決まった以上、銀行員を続けていても仕方なかった。

              *文章はABS講義テキストより抜粋


●上記を受け、以下について考えてみてください。
             そして是非、書き出して見て下さいね。

 ○─────────────────────────────○

  ◇TRY1
  あなたがこれまで、”ピン!”ときたことはどんなことですか?

  ◇TRY2
  普通考えて、”難しいのでは?”と思われることでうまくいった
  ことはどんなことですか?そのときの気持ちはどんなでしたか?

  ◇TRY3
  ”捨ててもいい”と思っていることで、まだ手元に有ることはある
  ものはなんですか?(肩書、給与、安定などですか?)
  それを所持する代償で失っていることはどんなことですか?

 ○─────────────────────────────○

さて、以降のストーリーは、
松田公太氏、自著「すべては一杯のコーヒーから」をご覧ください。
熱くなれることでしょう!。



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

タリーズコーヒージャパン株式会社 代表取締役社長、松田公太氏 vol.2

前回の「*生い立ち」に続き、

◇タリーズコーヒージャパン株式会社 
     代表取締役社長、松田公太氏(以下、敬称略)の場合


*就職活動

「人に会うのが大好きだ、自分の知らない人の話を聞くのは実に楽しい」
 そんな松田にとって就職活動は、色々な業界の人と会える絶好の機会
だった。就職活動を通じて、全部で40社ほどの人と会った。

二度とない機会だけに、できるだけ色々な業界の話を聞こうと試みた。
業界もメーカーから商社、広告代理店、銀行、証券までと幅広かった。

松田が最初に就職希望先にと考えていたのは食品メーカーか商社、将来
自分が食の分野で起業しようと考えてのことだった。

しかし話を聞くと、食品メーカーは特定の商品に特化している会社が
多く、狭い分野の仕事になってしまうかもしれないということ。

それならと考えた商社は、「希望どおりの食品ではなく、もし鉄鋼や
木材に配属されても耐えられるのか。

商社はスペシャリストを養成するところだ、最初に配属されたら、
なかなか別の分野に行くのは難しいぞ」という、先輩のひとことで
考え直した。

代わって希望先として浮上したのが銀行だった。銀行では仕事を
通じて様々な企業の経営者と知り合うチャンスがある。

しかも融資の際には、事業計画面から財務内容、社長の経営理念まで
会社のすべてをさらけ出してもらうことになる。

そうした点でも将来、起業する際の勉強になると考えたのだ。
そうして、信頼できる先輩の存在もあって、就職を決めたのは
三和銀行(当時)だった。

希望に燃えた1 年目から退職する96年までの6 年間、幾度の転勤と
様々な業務を経験し、業界を知る上で、将来の起業に必要となる
スキルを獲得していった。


─ABS 提供────────────────────────
 小が大に挑む! タリーズ松田氏講義録が視聴できます!
     http://www.kigyo-sanbo.com/
─────────────────────────────

*タリーズとの運命の出会い

 1995 年、友人の結婚式に出席するために訪れたボストンで、松田は
スペシャルティコーヒーと運命の出会いをする。

たった3日間の滞在の最終日、帰国便まで少し時間があったので
高校時代の友人らを誘って出かけた、街外れの「クインシーマーケット」
で飲んだ一杯のコーヒーである。


「何でも、高品質の豆を使っているらしい。まあいいから、
 一杯飲んでみろよ」 


友人に勧められてカウンターで手渡されたカップの一つを手に取ると、
飲み口として開けられたフタの小さな穴から芳ばしい香りが漂ってくる。

これほど香りのあるコーヒーなんて、出会ったことがあっただろうか!?

そしてひとくち口にしてみると、さらに人気の理由がわかった気がした。
嫌な酸味がなくて、コクがある。

決して「コーヒー通」ではない松田にも味の違いは鮮明で、
すぐに「おいしい!」と感じた。

それを飲み終えると、今度はエスプレッソにミルクを合わせた“ラテ”
を注文した。


 “これもいける!”


 味ももちろんのこと、カップのデザインも洒落ている。コンビニで
渡される真っ白のペーパーカップと違うのはもちろん、ファーストフード
店のカップのようなチープな派手さもない。

今まで大して意識したこともなかったコーヒーという飲み物の存在が、
松田の心の中でむくむくと大きくなり始めた。

ボストンから戻っても、生まれて初めておいしいと感じたスペシャルティ
コーヒーが、松田の頭から離れなくなった。インターネットを検索し、
その多くがシアトルを発祥としていることがわかると、すぐにでもシア
トルに飛びたくなった。

しかし、この頃松田は三和銀行に入行して6年目、担当する新規外交営業
の仕事を勝手に休むわけにもいかず、結局シアトル行きが実現したのは、
ボストンから4ヵ月後の96年4月末だった。

              *文章はABS講義テキストより抜粋



●上記を受け、以下について考えてみてください。
             そして是非、書き出して見て下さいね。

 ○──────────────────────────────○
 ◇TRY1
  あなたが今の仕事を選んだ理由と、将来のビジョンとのつながり
  はどういった点だろうか?

  ◇TRY2
  かつて、"気になって詳しく調べたこと"は一体どんなことだろうか?

  ◇TRY3
  TRY2の当時開始して、今大きくなっている企業・ビジネスは
  いったいどんなものがあるだろうか?
  自分がアレンジするとしたらどんなことができるか?
 ○──────────────────────────────○

次回は、「見切り発車」をお届けいたします。

「小が大に挑む!」タリーズ松田氏・大人気講義録、公開
    http://www.kigyo-sanbo.com/



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

オーセンスグループ株式会社 代表取締役社長 元榮太一郎さん vol.3

前回に続いて、オーセンスグループ株式会社
代表取締役社長 元榮太一郎さん(元榮法律事務所・弁護士)について
お送りします。

  事業内容:「弁護士ドットコム」
        日本初の弁護士サービスの見積比較サイト運営
        http://www.bengo4.com/

bengosi_img.gif



今回は、『事業特有の障壁、今後の展望、元榮さんからのメッセージ』
をお届けします。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q,前回サイトの安全性、法律適合性について言及がありましたが、
  この点についてお話いただけますか?


A,このサービスを行う上での障壁の一つとして弁護士法72条という
  法律に抵触しないかということがありました。

  我々のサービスはいわゆるマッチングサービスの一種ですが、
  弁護士と依頼者をつなぐことによって何かの報酬を受け取るという
  ビジネスモデルをそのままサービスとして提供することは、報酬を
  目的とした弁護士の仲介を禁止する弁護士法72条に反し、
  法律違反になってしまうのです。

  この問題があり、今まで弁護士と市民・依頼者をつなげる
  マッチングサービスがこれまで皆無であったといっても過言でなく、
  この法律の規制がかなり働いていたということが言えると思います。

  そこで、我々は弁護士という、コアコンピタンス、プロフェッショナル
  をいかして、弁護士法の分野で著名な弁護士の先生とも研究検討を
  重ねた結果、「弁護士ドットコム」の開発、維持管理、運営に必要な
  実費しか徴収しないシステムにすることで、法律に違反しない
  スキームを実現することができました。

  市民と弁護士がより結びつきやすくなるという、このサービスの
  ミッション、内容のすばらしさ自体は申し分ないと思いますので、
  これを規制していた法律に違反しないかたちでいかにしてやるかと
  いうところで苦心しました。

  ------------------------------

Q,前例のない新たなスキームを作るとなると弁護士会などから
  の風当たりも予想されるような気がするのですが、
  そのあたりはどうですか?

  同意を得た上で事業をやられているのですか?


A,弁護士会に直接ご説明する機会はいまのところはありません。

  ただ、このスキームについては、先ほど申した弁護士会の会務に
  長年携わっておられ、我々が一番気にしている弁護士法に精通されて、
  多数の文献も書かれているような弁護士の先生がいらっしゃるの
  ですが、

  その方にご相談した結果、このスキームが適切に運用される限り、
  ”法律上問題はない”ことのご意見をもらった上で運営をスタート
  させています。

  今後もできれば弁護士会との協調関係の中で「弁護士ドットコム」
  を運営したいと考えているので、機会があれば、理念・スキームに
  ついて説明させて頂きたいと思っています。

  また、どうやったら弁護士サービスをもっと便利に使いやすく、
  そして弁護士にとってもメリットのある形で運営していくことが
  できるのかという事について色々お話ができればいいと思っています。


  ------------------------------

Q,この事業において、元榮さん自身はどのように関わっていきたいで
  すか?

  完全に経営というか運営に従事するのか、それとも元榮さん自身
  も案件を取ってやっていくのですか?


A,私は、基本的には「弁護士ドットコム」に寄せられる相談案件、
  見積依頼案件には関わらず、運営者に徹したいと考えおります。

  ただ、当初の時点では、プロフィール公開の一つの形を提案する
  ために、私自身も「弁護士ドットコム」の登録弁護士として・・


  ⇒●続きは、こちらでご覧ください。
   http://www.attackers-school.com/site/motoei1019.htm

  これまでの文章も含め、掲載しております。
  【終了】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に切り替わるきっかけとなることと思います!


Attackers Heroes Projectでは今後も営業支援、戦略立案支援、
メンタリングを柱にサポートしていきます。


この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

タリーズコーヒージャパン株式会社 代表取締役社長、松田公太氏 vol.1

○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○

◇タリーズコーヒージャパン株式会社 
     代表取締役社長、松田公太氏(以下、敬称略)の場合

  1997 年、29 歳の時にスペシャルティコーヒー店タリーズ
 コーヒー 1号店を銀座にオープン。 2001年、飲食業界最速で
 株式上場を果たす。

 都市銀行勤務時代にシアトルでタリーズの魅力に惹きつけられ、
 様々な困難を乗り越え無謀とも思える契約を取り付けた。
 そして、後発組みとして新しいコーヒー文化を作り上げつつある。

 金なし、コネなしのサラリーマンだった松田氏が如何にして
 起業し、どんな思いでタリーズを事業展開していったのかその
 起業物語の源泉に触れる。

 ○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○

*生い立ち

「自分で事業を始めるということを初めて意識したのは、中学生の頃だ
った。その当時、思い描いたのはすし屋だった」と言う。アメリカに住
んでいた中学生の頃、友人を家に招くと、刺身とすしが大好物だった母
は日本食でもてなしてくれた。

しかし、ハンバーガーやピザで育ったアメリカの若者には、日本料理の
繊細さを理解するのは難しかったようで、いつしか松田は悪友たちから
「公太は生魚を食ってるヘンな奴だ」と揶揄され始めた。

“いつかあいつらに、すしや刺身のおいしさを認めさせたい”松田は、
そう意を強くした。そして自分で将来、すし屋を開店したいと考えるよ
うになった。

「ボクがすし職人になるよ」という、母親思いの弟と兄弟2人で夢を膨
らませていた。ネタの魚は水産会社に勤める父を通して手に入る。そし
ていつかチェーン展開に乗り出し、アメリカ中の人にすしや刺身のおい
しさを伝えて行きたい・・・。

 しかし、松田が大学進学を機に日本へと戻った後、アメリカで、すし
ブームが起きてしまった。結局、弟と語り合った「全米すしチェーン」
の構想は夢に終わったが、大学を出て銀行に就職してからも、「食に関
わる分野で起業したい」という気持ちは持ちつづけていった。

 「食」というのは全ての文化のベースになっており、食文化が国際交
流に果たす役割は極めて大きい。松田が外国でバカにされた「刺身」に
しても、それが「うまい」となれば、自分への見方、ひいては「日本」
全体に対するイメージまで違ってくるはずだ。

日本食の伝道師となって日本をもっと理解してもらいたい。また、海外
の食べ物を日本に広めることでその国との交流を促したい。
そして、いつしかそれが松田自身の“使命”ではないかと、考えるよう
になっていった。。

              *文章はABS講義テキストより抜粋


↑を受け、以下について考えてみてください。
             そして是非、書き出して見て下さいね。
 ○──────────────────────────────○

  ◇TRY1
   あなたが、子供のころに抱いた、強い思いを思い出して下さい。

  ◇TRY2
   TRY2で思い出したことを、高邁な「ビジョン」に言い換える
   とどんなキーワードが出てきますか?

  ◇TRY3
   あなたが今の仕事を選んだ理由と、将来ビジョンとのつながり
   はどのようなものですか?

 ○──────────────────────────────○

次回は、「就職活動とタリーズとの出会い」をお届けいたします。

*松田氏のABSでの講義録は以下にあります。↓
 http://www.attackers-school.com/site/absmm1012.htm

matsuda.jpg



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

オーセンスグループ株式会社 代表取締役社長 元榮太一郎さん vol.2

前回に続いて、オーセンスグループ株式会社
代表取締役社長 元榮太一郎さん(元榮法律事務所・弁護士)について
お送りします

  事業内容:「弁護士ドットコム」
        日本初の弁護士サービスの見積比較サイト運営
        http://www.bengo4.com/http://www.bengo4.com/

今回は、この事業をはじめるきっかけ、そして、事業実現の近道として
ABSの活用、実際の事業実現化に向けたお話を伺いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q,「弁護士ドットコム」という事業プランはいつぐらいから考えられ
  ていて、どのような形で詰めていきましたか?
  また、実際に立ち上げようと決断したのはいつですか?


A,一番最初に「弁護士ドットコム」のビジネスモデルの大まかなとこ
  ろを思いついたのは2004年の10月です。

   実は当時私はMBAにいこうとも考えてまして、2004年は一年かけ
  て勉強していました。そのなかで色々ビジネスモデルの考え方など
  勉強しているうちに、「引越比較ドットコム」というウェブサイト
  を見つけました。

   その時、ふと、
    「これを弁護士サービスでやったら飛躍的に市民に身近な
     弁護士サービスが実現できるのではないか!」

  と思いついたのがこの事業をはじめようと考えたきっかけです。
  そこから考えを煮詰め始めたというわけです。


  ------------------------------

元榮さん2



Q,それで、実際にプランを詰めていかれまして、2005年の4月にアタッ
  カーズビジネススクールを受講されましたが、ABSに行こうと
  思ったきっかけはなんですか?また結果どんな価値がありましたか?


A,受講の理由は、起業を目指す人達に囲まれて、起業マインドを感じ、
  起業のノウハウを効率的に学ぼうと考えたのが一番の理由ですね。
  そして色々な方と知り合えると考えたからです。

  得たことで一番大きいのは事業計画を練り上げる大切なペースメー
  カーになってくれたという点です。

  あとは色々な経営者の方の成功要因をデータ、ファイル等でいただ
  いたり、さらにオプションでストリーミング配信で経営者の講義を
  見たのですが、これは起業マインド、経営者マインドのイメージを
  深める上で非常に有益なものでした。

  経営者の様々な考え方、成功にいたるまでのストーリーを集中して
  見て、自分に置き換えて考えてみる経験を得たことは、「弁護士ド
  ットコム」をどう飛躍させていくのか、どう育てていくかというこ
  とを詰めていくうえでに多いに参考になったと思います。


  ------------------------------

Q,では、先輩といいますか、成功された起業家の方のなかで元榮さん
  がプランを作る上で、参考されている方、またはマインドの面で尊
  敬されている方はいますか?。


A,全ての方がとても勉強になる生き方を送られていたと思いますが、
  その中でも私にちょっと似ていると思ったのがABSのストリーミ
  ング配信で見たタリーズの松田公太社長です。

  私は「戦略的クレージー」という造語を折にふれ使っていまして、
  クレージーな状態を戦略的・意図的に作り上げる、つまり一時的に
  がっとクレージーになってがっと大気圏を突破して宇宙にたどり着
  くかのようなイメージが起業には必要なのだと感じています。

  起業の最初の段階は一番つらいと思いますので、そこは一回おかし
  くなる程がむしゃらになり、ある程度のところまで一気にのぼりつ
  めてしまうことが大事だと考えているのです。

  松田社長のアメリカのタリーズの社長にメールを何ヶ月も送り続け
  たとか、帝国ホテルに突然押しかけて、今から寿司を食べに行こう
  と強引に話の機会を作ってしまうような大胆かつ熱意ある姿勢は大
  変参考になりました。


  ------------------------------

Q,そしてABS受講中の2005年の7月4日に会社を設立されるわけですが、
  ここから事業の実現に向け加速度を増していかれたと思います。

  一方で、そこに至るまでに苦労や障壁も多くあったと思いますが、
  まず、資金はどのように調達されたか教えてもらえますか?


A,「弁護士ドットコム」は私ともう一人の代表取締役副社長で弁護士
  の酒井 将(すすむ)とで立ち上げたのですが、2人で自己資金を
  出しあって立ち上げました。

  現在はとりたてて資金不足に陥っているということはありません。
  差し当たり資本金300万円で設立したのですが、近いうち自己資金
  での増資を予定しています。設備投資が少ないIT事業の強みを生
  かし、できるだけ低コスト経営でやろうと考えています。

  ------------------------------

Q,また、この事業特有の障壁は何かありましたか?


A,やはり弁護士の方に登録してもらうことは大変でしたね。弁護士と
  いうのは職業上保守的に物事を考える癖がついていますから、弁護
  士法をクリアすると言う前例のないモデルで、まだ始まったばかり
  のサイトに登録するのは普通の方以上に躊躇する方が多いと思いま
  す。

  そこで我々の趣旨、サイトの安全性、さらに、弁護士法の権威の弁
  護士にも適法に運用できるという意見を得たといった法律適合性を
  説明してご理解頂き、ご登録いただくわけですが、最初の段階は少
  なからず苦労しました。しかし、それは避けて通れない道だと覚悟
  していましたので思っていましたので苦労と思わなかったですね。

  ただ、何よりラッキーだったのは、人材面です。副社長の酒井をは
  じめ優秀なメンバーが、私のビジネスモデルや理念の話に共感して
  くれて、「それやろうよ」という声をあげてくれました点は課題解
  決を早めてくれたと思います。

  ------------------------------

Q,今現在でどのくらい賛同者といいますか、「弁護士ドットコム」に
  登録している弁護士の方はいらっしゃるのですか?


A,今日時点で41名です(取材当時。10月12日現在58名)。この比較的短
  時間の間にこれだけの人数を集めることができたというのは、かな
  りの成果というか、それだけ弁護士にニーズがあったんだなと改め
  て実感しております。


●最終回の次回は『リスクと今後の展望』についてお伝え致します。
 ご期待ください!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


*号外でお伝えいたしました通り、7日、朝日・読売新聞、YahooNEWSに
 掲載されました。前号Vol.159 がきっかけとなり媒体が動いたようです。

http://www.attackers-school.com/site/absmh1012.htm

Attackers Heroes Projectでは今後も営業支援、戦略立案支援、
メンタリングを柱にサポートしていきます。




この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

ザ・プロフェッショナル

アントレプレナーなら誰しも必ず読まなければいけない書籍を
 読書前後の心得、行動指針などまじえ、いまさらながらご紹介!

  □ アントレプレナーとしてそこから何を学ぶのか?
  □ アントレプレナーとして如何に行動に役立てるのか?
  □ アントレプレナーはどのように読むと効果があるのか?


第一回目はAmazonで予約時点で既に、NO.1を獲得していた↓です。

 ○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○
  今回の書籍:【ザ・プロフェッショナル】 大前 研一 (著) 
                      ダイヤモンド社
 ○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~○

20051122093201.jpg



現在の経済を象徴する「見えない大陸」を捉えるために
どうすれば良いのか、頭の中でもやもやしていたものがすっきりし、
次の一歩を踏み出すための勇気が与えられます!

本書で語られるプロフェッショナルとは、
スペシャリストでもゼネラリストでもない、

 「専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、例外なき
  顧客第一主義、あくなき好奇心と向上心、そして厳格な規律。
  これらをもれなく兼ね備えた人材」

だと定義されています。

そのためには、「知的怠惰」を排して、「先見する力」「構想する力」
「議論する力」「矛盾に適応する力」という4つの基本要件を意識的に
身につけることと、

 論理的な思考に適している左脳と、感情的・直観的に思考する
右脳とをバランスよく駆使することが重要であると述べられています。

実は本書で【プロフェッショナル】として書かれていることこそが、
アントレプレナーに必要とされる要件そのものであり、
かつ、必要とされている思考・行動様式であるということです!


未知への挑戦は先駆者の任務であり、起業家の醍醐味であると言え、
その道なき道を目指すアントレプレナーのための海図とコンパス
となるのが、本書でと思います。

そこで、アントレプレナーを志す方には、

 1、この書籍の中で述べられている4つの基本要件が何かを理解し、

 2、しかしながら、ここで書かれていることさえも鵜呑みにしないで、
   自分の言葉で思考し考え抜き、

 3、意思決定し行動に移しその結果には責任を取ること

 で読まれてみてはいかがでしょうか? 

その結果が例え失敗に終わったとしても、痛みを身を持って体験する事で、
確実に能力が向上し、次のチャンスに備える嗅覚が身に付くことでしょう。

考え考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

オーセンスグループ株式会社 代表取締役社長 元榮太一郎さん vol.1

今回ご紹介するのは、オーセンスグループ株式会社
代表取締役社長 元榮太一郎さん(元榮法律事務所・弁護士)です。

  事業内容:「弁護士ドットコム」
        日本初の弁護士サービスの見積比較サイト運営
        http://www.bengo4.com/

既成概念を打ち破り、突き進む、
          元榮さんのストーリーを紐解こう!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

Q,まず、なぜ、弁護士という地位も名誉もある職業にありながら、
  新たな手法で事業を立ち上げようと思われたのですか?


A,弁護士という仕事は私も夢見てなった職業ですし、困った人の役に
  立てるという非常にやりがいのある仕事であると感じています。

  けれども、三年間の実務経験の中で、代理人としてではなく、自分
  自身がプレーヤーとして、ダイレクトに社会に対して影響与えてい
  きたいと思うようになりました。

  そのように考えたときに弁護士という職業に一種の限界を感じまし
  て、この度、一度きりの人生だし自分が一番やりたいと思ったこと
  をやってみようということで、事業を立ち上げることにしました。

  ------------------------------

Q,プレーヤーとして弁護士とは違う軸で事業に取り組みたいとおっし
  ゃいましたが、そう考えるようになられた具体的なきっかけなどあ
  りますか?


A,何かある出来事があったというよりは三年間の実務経験の中で日々
  醸成されていったという感じですね。

  例えば、私が以前いた法律事務所は大規模案件を扱う大きい事務所
  であったため、新聞の一面を飾るようなプロジェクトに関わること
  もたくさんあるわけですね。最初は関与する事件の大きさに興奮を
  覚えたものですけれども、結局私はそのビジネスジャッジに関わっ
  ていないんですね。

  ある有名なIT企業がネット証券会社を買収するときも、我々はM&A
  に法的なところで関わるのですが、それを買うかどうかの決断、も
  しくは事業戦略の決定といった本当に一番な重要な意思決定に関わ
  れないことで、この職業に物足りなさを感じました。そのような中
  ダイレクトに自分で何かを決めていきたいという気持ちが日増しに
  強くなっていったという感じです。

  ------------------------------

ABSでの最終プレゼンテーション↓
abs_pre.jpg




Q,わかりました。それでは新たな事業を始められるということで、簡
  単にこの事業の概要を説明していただけますか?


A,まず10月1日より「弁護士ドットコム」というウェブサイトを運営
  しています。サイトには大きくわけて二つのサービス機能があり、
  まず一つは日本初の「弁護士サービスの見積比較サービス」です。

  これは複数の弁護士の見積回答をインターネット上で比較検討する
  ことで、最適な弁護士を選ぶことができる日本初の画期的なサービ
  スです。

  もう一つは「インターネット法律相談」で、24時間365日、世界中ど
  こからでもインターネットで弁護士と相談できるサービスです。

  見積比較サービスというのは、いままで弁護士を比較検討すること
  は少なく、難しかったのですが、ユーザー、市民の方、もしくは中
  小企業の方、法人の大企業の方が、色々な弁護士さんの色々な事件
  処理方針、費用、プロフィール、実績実務、経験を比較検討しなが
  ら、より最適な弁護士さんを選べるサービスを提供していこうとい
  うのが大まかな事業内容となります。

  ------------------------------

Q,なるほど。そうすると例えば、評判のよくない弁護士のところへは
  お客がいかなくわけですよね。それにより、今までとれていた仕事
  がとれなくなったりという弊害が出るといって他の弁護士からの横
  槍が入ったりということはないですか?


A,この点については、弊害よりもむしろメリットが大きいと考えてい
  ます。

  つまり、我々がひとつ声を大にして言いたいのは、弁護士の過当競
  競争時代を後押しするというサービスでは決してないということで
  す。今まで弁護士サービスに行き届かず泣き寝入りしたり、諦めた
  りしていた方も沢山いらっしゃると思うのですが、このように世間
  には「埋もれている弁護士ニーズ」というものが確実にあるのです
  ね。この弁護士ニーズを掘り起こして、弁護士の手元まで届けてあ
  げるのが我々「弁護士ドットコム」なのです。
   
  それを市民の側から見ると、これまでより便利で身近な弁護士サー
  ビスということになりますが、弁護士サービスの需要を掘り起こす
  と言う意味では弁護士にとってもかなりのメリットがあるサービス
  だと思います。そういった意味ではまさにWin/Winの関係が構築さ
  れると思います。
  
  出会いたい弁護士と依頼者がいたのにも関わらず、その出会いを実
  現させるプラットフォームがなかったというのが今までの弁護士サ
  ービスを取り巻く不幸だったのですね。それをインターネットとい
  う便利な技術がでてきたわけですから、それを利用して、弁護士と
  市民もしくは依頼者がより気軽に出会える場所を作ろうというのが
  我々の理念です。


●次回は『事業の実現化』についてお伝え致します。ご期待ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
 プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。

 結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
 発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!


 いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
     ⇒「弁護士ドットコム」
 http://www.bengo4.com/



この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから

書籍「ザ・プロフェッショナル」 プレゼント

 大前塾長の書籍「ザ・プロフェッショナル」
 を5名様にプレゼント!ぜひ下記よりご応募ください。

 締切:10月11日(火)14:00
 宛先:abs@bbt757.com
 件名:「書籍プレゼント」

 内容:お名前:
    会社名:
    役 職:
    ご住所:
    読後、感想を提出できる:YES/NO

 ※当選者の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
 ※今回いただきました個人情報に関しましては、当社にて厳重に保管
  いたします。
 ※なお、当社よりイベント等のご案内のために利用させて頂く場合が
  ありますことを予めご了承ください。

Template Designed by DW99

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。