株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役 増田秀俊さん vol.3
今回引き続きご紹介するのは、
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★最終回は、『志、理念』です。
⇒今回のポイントは、
▼事業を行う上で必要なものとは?
▼失敗は必ずやってくる。それをどう乗り越えるか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●「人を動かす志」が重要
Q、起業家に求められる資質とは何なのでしょうか?
A、必ずピンチというのはありますよね。私も色んな事業を
やっていますが、順調なときはいいんですが、窮地に陥った
ときの対応というものが非常に重要ではないでしょうかね。
あと、特に大きな事業を目指すのであれば、志は大事だと
思いますね。私はある程度自分の範囲内でやっていた時期が
10年ぐらいありましたが、今の事業を始めてからは、大きな
資金を動かさなくてはいけない事業ですので、大きな志を
立てて、そこに人が集まってくれるという形になっています。
大きなことをしようとするなら、やはり人を動かす志が必要に
なってくると思います。
------------------------------
●フィットネスを改革し、そのすばらしさを広める
Q、増田さんの会社の志、企業理念についてお聞かせください。
A、もともと当社はマシーンのサプライヤーとして、日本の
フィットネスクラブにマシーンを販売していたんですね。
サプライしながらこの業界を見ていてわかったのは、日本の
フィットネスの人はトレーニングをしないんですよ。
そして煙草を吸うんですよ。
フィットネスというのはいわゆるライフスタイルですから、
そういう人たちは自分たちのフィットネスのベネフィットを
感じていない人たちで、フィットネスを伝えることができないの
じゃないかとずっと思っていまして。
正反対にアメリカのクラブはほとんどの人はトレーニングを
していますし、体もできていますし、煙草も吸わないし、
フィットネスが大好きだし、こういう人たちが情熱を持って
広げているマーケットなんですね。
ぜんぜん日本とアメリカは違っていて、やはり日本のやり方
ではだめだという思いがあって、最初に私が事業を立ち上げるときに、
「トレーナーの革命をしましょう」というメッセージを出したんですね。
本当にいいトレーナーを作って、そのトレーナーがフィットネス
を広めるんだということを打ち出しまして、そこに賛同して
くれた業界の人たちがだんだん集まってくれて、今のベース
を作っているんですね。
ですから当社はいまだに採用条件として、トレーニングをしている
ということと煙草を吸わないということをあげています。
ワークアウトはトレーニングなんですね。ワークアウトの
すばらしさを世界に広めるということを当社の理念としています。
フィットネスがいいのはみんなわかっているんです。でも
続かないわけなんです。ですから私たちの仕事は、いかに
お客さんに継続してもらうかということなんですね。それは
ミッションに書いてあるように、モチベーションをいかに
継続してもらうかという仕掛けなんですね。
一番大事なのはトレーナーで、そしてプログラムであり、
空間演出であり、スパをつけているのもそうですね。
これらは全部モチベーションを喚起するための仕掛けなんですね。
これは全部われわれの責務だと思っています。
▼ワークアウトワールド・ジャパンの企業理念
☆企業理念
ワークアウトの素晴らしさを世界に広め、
明るい未来を創造する。
☆ミッション
Motivates Everybody To Be Fit !
~全てはお客様のモチベーションのために~
☆4つの革命
1)トレーナーの革命
2)エクササイズの革命
3)空間演出の革命
4)サービスの革命
⇒ http://www.wowd.jp/wow_info/wowd_4revolution.html
------------------------------
●あきらめない!必ずくる失敗を乗り越えよう!
Q、アタッカーズ受講生、メルマガ読者へのメッセージをお願いします。
A、やはり自分の思いを大事にしていただいて、途中でくじけない
ことが大事だと思います。ボロクソにいわれますから(笑)。
資金調達でVCを回っていて、特に初期のころは、50社は回りまして
そして全員からNOと言われるわけなんですね。そうすると
段々嫌になってくるんですよ(笑)。
そこをあきらめない事ですね。NOといわれても自分が正しいと
思っていることは必ず成就しますから。思いは必ずかないます。
あきらめずにチャレンジをし続けることですね。
必ず失敗しますから(笑)。
チャレンジするということは、人のやっていないことを
やるわけですから、必ず失敗します。でも、失敗の中に必ず
成功要因がありますから、仮設と検証を繰り返してあきらめずに
がんばるということではないでしょうか。
事業に順風満帆なんてことはとてもないです。
●増田さんへのインタビューは今回で終了です!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
▼ここで、皆さまも時間を取ってお考え下さい!
□増田さんの成功の要因は何だと思いますか?
□増田さんの事業の革新的な部分は何だと思いますか?
□あなたの事業で失敗の原因となりそうなことは何ですか?
それをどう乗り越えますか?
みなさんも是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★最終回は、『志、理念』です。
⇒今回のポイントは、
▼事業を行う上で必要なものとは?
▼失敗は必ずやってくる。それをどう乗り越えるか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●「人を動かす志」が重要
Q、起業家に求められる資質とは何なのでしょうか?
A、必ずピンチというのはありますよね。私も色んな事業を
やっていますが、順調なときはいいんですが、窮地に陥った
ときの対応というものが非常に重要ではないでしょうかね。
あと、特に大きな事業を目指すのであれば、志は大事だと
思いますね。私はある程度自分の範囲内でやっていた時期が
10年ぐらいありましたが、今の事業を始めてからは、大きな
資金を動かさなくてはいけない事業ですので、大きな志を
立てて、そこに人が集まってくれるという形になっています。
大きなことをしようとするなら、やはり人を動かす志が必要に
なってくると思います。
------------------------------
●フィットネスを改革し、そのすばらしさを広める
Q、増田さんの会社の志、企業理念についてお聞かせください。
A、もともと当社はマシーンのサプライヤーとして、日本の
フィットネスクラブにマシーンを販売していたんですね。
サプライしながらこの業界を見ていてわかったのは、日本の
フィットネスの人はトレーニングをしないんですよ。
そして煙草を吸うんですよ。
フィットネスというのはいわゆるライフスタイルですから、
そういう人たちは自分たちのフィットネスのベネフィットを
感じていない人たちで、フィットネスを伝えることができないの
じゃないかとずっと思っていまして。
正反対にアメリカのクラブはほとんどの人はトレーニングを
していますし、体もできていますし、煙草も吸わないし、
フィットネスが大好きだし、こういう人たちが情熱を持って
広げているマーケットなんですね。
ぜんぜん日本とアメリカは違っていて、やはり日本のやり方
ではだめだという思いがあって、最初に私が事業を立ち上げるときに、
「トレーナーの革命をしましょう」というメッセージを出したんですね。
本当にいいトレーナーを作って、そのトレーナーがフィットネス
を広めるんだということを打ち出しまして、そこに賛同して
くれた業界の人たちがだんだん集まってくれて、今のベース
を作っているんですね。
ですから当社はいまだに採用条件として、トレーニングをしている
ということと煙草を吸わないということをあげています。
ワークアウトはトレーニングなんですね。ワークアウトの
すばらしさを世界に広めるということを当社の理念としています。
フィットネスがいいのはみんなわかっているんです。でも
続かないわけなんです。ですから私たちの仕事は、いかに
お客さんに継続してもらうかということなんですね。それは
ミッションに書いてあるように、モチベーションをいかに
継続してもらうかという仕掛けなんですね。
一番大事なのはトレーナーで、そしてプログラムであり、
空間演出であり、スパをつけているのもそうですね。
これらは全部モチベーションを喚起するための仕掛けなんですね。
これは全部われわれの責務だと思っています。
▼ワークアウトワールド・ジャパンの企業理念
☆企業理念
ワークアウトの素晴らしさを世界に広め、
明るい未来を創造する。
☆ミッション
Motivates Everybody To Be Fit !
~全てはお客様のモチベーションのために~
☆4つの革命
1)トレーナーの革命
2)エクササイズの革命
3)空間演出の革命
4)サービスの革命
⇒ http://www.wowd.jp/wow_info/wowd_4revolution.html
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●あきらめない!必ずくる失敗を乗り越えよう!
Q、アタッカーズ受講生、メルマガ読者へのメッセージをお願いします。
A、やはり自分の思いを大事にしていただいて、途中でくじけない
ことが大事だと思います。ボロクソにいわれますから(笑)。
資金調達でVCを回っていて、特に初期のころは、50社は回りまして
そして全員からNOと言われるわけなんですね。そうすると
段々嫌になってくるんですよ(笑)。
そこをあきらめない事ですね。NOといわれても自分が正しいと
思っていることは必ず成就しますから。思いは必ずかないます。
あきらめずにチャレンジをし続けることですね。
必ず失敗しますから(笑)。
チャレンジするということは、人のやっていないことを
やるわけですから、必ず失敗します。でも、失敗の中に必ず
成功要因がありますから、仮設と検証を繰り返してあきらめずに
がんばるということではないでしょうか。
事業に順風満帆なんてことはとてもないです。
●増田さんへのインタビューは今回で終了です!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
▼ここで、皆さまも時間を取ってお考え下さい!
□増田さんの成功の要因は何だと思いますか?
□増田さんの事業の革新的な部分は何だと思いますか?
□あなたの事業で失敗の原因となりそうなことは何ですか?
それをどう乗り越えますか?
みなさんも是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
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株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役 増田秀俊さん vol.2
前回に引き続き、ご紹介するのは、
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★今回は、『事業の実際』まで。
⇒今回のポイントは、
▼なぜ、事業が計画通りいかなかった部分があったのか?
▼事業を進める上でのボトルネックには何があるか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●出店による認知度の向上とともに、集客もアップ
Q、アタッカーズでお作りになった事業計画で、うまくいった点と
うまくいかなかった点はなんですか?
A、計画通りなのは、出店のスピードですね。これは当初計画して
いたよりも若干上回るようになってきていますね。売上利益計画
で見ると、出店もしましたが、だいぶ赤字も出しましたので、
そういった意味では利益的には計画通りにはいかなかったですね。
当初立てた仮説どおりの売り上げが出なかったですし、
フィットネスクラブは1店2店では、市場の認知が得られません
ので、最初はなかなかお客さんが入ってくれないんですね。
10店舗を超えて、旗艦店としての渋谷店を出して初めて期待値が
上がってくるんですね。だから当初は立ち上がりはうまくいかず
思うような集客ができなかったというのが計画の誤算ですね。
ただ、それを克服して、現状では、逆に当初のシミュレーション
よりも上回っているような状況になっています。
●管理費の読み間違い
あと計画書と違っていたのは、管理費ですね。これは小さな
本部管理費で行こうと思っていたのですが、なかなかうまく
いかず、当初予定していた何倍もの費用がかかりました。
店の売り上げに 関してはやってみないとわからないですね。
いままでと違うビジネスモデルですし、一店一店違う
ロケーションで出店してきましたから、トラッキングレコードが
ない中で出店していますので、計画通りいく訳ないんですね。
管理費に関しては、大手企業の会社にいてある程度の規模の
事業を展開していたらわかるんでしょうが、私自身、中小事業しか
経験がないものですから、勘所がなかったんですね。まして公開を
目指すとなると管理費が非常にかかるんですね。その部分は当時は
分からなかったですね。
------------------------------
●計画は世界一を見据えて
Q、今後の事業の目標は何ですか?
A、いま、計画では2008年の6月には株式を公開したいと考えています。
その後、10年後の2016年には日本一になりたいと、そして、2026年
には世界一になりたいという目標を立ててやっております。
その目標の達成方法は、きわめて単純でして、ただ店を出す、
ということですね。当社のビジネスモデルは、どんどん出店できる
モデルなんですね。それで、今のモデルを多数出していって、
売り上げは店舗数の掛け算ですから、店舗数×売り上げ・利益で
日本一になることを考えています。
世界一ということは、海外展開も考えています。いま、世界一は
年商で一千億円ぐらいなんですね。そこを早く超えたいと考えて
います。これを2026年までに達成したいですね。もちろん相手も
伸びていますから、なかなか簡単ではないんですが。
------------------------------
●いつになっても資金調達が重要
Q、事業の中での苦労された事というのは何ですか?
A、資金ですね。当社の場合、店一軒出すのに、4億円ぐらいかかる
ビジネスなんですね。非常に資金がかかるビジネスなので、常に
資金調達がボトルネックになりますね。これはもう、創業以来、
常にお金を集めているという感じですね。そのかわり集客は、
いまではノウハウをつんできていますので、その点に関しては
あまり苦労はないですね。
人材に関してはもちろん大変ですけど、これは事業の根幹です
から、大変といっている場合ではなく、常にいい人材を採用して、
教育していくことは必要ですね。実際には、この業界はわりと
志望者が多いので、そんなに人材に苦労しているという実感は
ないですけどね。
●スタートアップ期は事業基盤を作ること
苦労する点は、スタートアップ期、拡大期などのフェーズに
よっても、ぜんぜん違いますよね。スタートアップ期は
とりあえずメシを食う、ひとつの事業の基盤を作るというところ
から始まりました。
はじめから上場企業を目指してやっていたわけではないので、
まずはしっかり生活の基盤をつくり、そこから拡大しようと
思っていましたから。最初はわりと狭い範囲で限定的な
ビジネスをやっていたということですね。
通常、事業で一番困るのはセールスなんですね。でも私は営業
は得意なんですね。ですから売上げをつくることは苦労した
ことはありません。割とスタートアップ期から順調でしたね。
最初はアメフトの防具の輸入販売をやっていましたので、
やはり一番苦労したのは資金ですよね。売れるとまた
仕入れ資金が必要になってしまうんですね。
●事業が不安定になる要因
それとアメフトの防具の製造元がアメリカですとすぐ買収
されてしまうんです。そうすると輸入の権利がなくなって
しまうんですね。アメフトの防具は3年で買収されてしまい
ましたし、トレーニングマシーンも10年もたなかったですね。
7~8年で買収されてしまいました。そう簡単に別の製造先
を探すこともできないので、事業の土台を作ったものが
なくなってしまうということを2回経験しました。
ただ、私はアメフトの防具がなくなった段階で、アメフトの
ビジネスをやめましたし、トレーニングマシーンが売れなく
なった段階で、そのビジネスには見切りをつけたんですね。
基本的に私は特殊なものしかやらないと決めているので、
色んなマシーンがありますけど、他と同じマシーンを扱っても
意味がないので、それはやる気はなかったんですね。
これは私がビジネスをやる上で決めていることでして、
「人と違うことをやる」と。そういうことで色々な要因もあり、
輸入販売は非常に不安定だったというのはありますね。
●次回はいよいよ最終回です。
『志、理念』をお届けします。お楽しみに!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
◆株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
▼事業内容
⇒ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、
増田さんのストーリーを紐解こう!
★今回は、『事業の実際』まで。
⇒今回のポイントは、
▼なぜ、事業が計画通りいかなかった部分があったのか?
▼事業を進める上でのボトルネックには何があるか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●出店による認知度の向上とともに、集客もアップ
Q、アタッカーズでお作りになった事業計画で、うまくいった点と
うまくいかなかった点はなんですか?
A、計画通りなのは、出店のスピードですね。これは当初計画して
いたよりも若干上回るようになってきていますね。売上利益計画
で見ると、出店もしましたが、だいぶ赤字も出しましたので、
そういった意味では利益的には計画通りにはいかなかったですね。
当初立てた仮説どおりの売り上げが出なかったですし、
フィットネスクラブは1店2店では、市場の認知が得られません
ので、最初はなかなかお客さんが入ってくれないんですね。
10店舗を超えて、旗艦店としての渋谷店を出して初めて期待値が
上がってくるんですね。だから当初は立ち上がりはうまくいかず
思うような集客ができなかったというのが計画の誤算ですね。
ただ、それを克服して、現状では、逆に当初のシミュレーション
よりも上回っているような状況になっています。
●管理費の読み間違い
あと計画書と違っていたのは、管理費ですね。これは小さな
本部管理費で行こうと思っていたのですが、なかなかうまく
いかず、当初予定していた何倍もの費用がかかりました。
店の売り上げに 関してはやってみないとわからないですね。
いままでと違うビジネスモデルですし、一店一店違う
ロケーションで出店してきましたから、トラッキングレコードが
ない中で出店していますので、計画通りいく訳ないんですね。
管理費に関しては、大手企業の会社にいてある程度の規模の
事業を展開していたらわかるんでしょうが、私自身、中小事業しか
経験がないものですから、勘所がなかったんですね。まして公開を
目指すとなると管理費が非常にかかるんですね。その部分は当時は
分からなかったですね。
------------------------------
●計画は世界一を見据えて
Q、今後の事業の目標は何ですか?
A、いま、計画では2008年の6月には株式を公開したいと考えています。
その後、10年後の2016年には日本一になりたいと、そして、2026年
には世界一になりたいという目標を立ててやっております。
その目標の達成方法は、きわめて単純でして、ただ店を出す、
ということですね。当社のビジネスモデルは、どんどん出店できる
モデルなんですね。それで、今のモデルを多数出していって、
売り上げは店舗数の掛け算ですから、店舗数×売り上げ・利益で
日本一になることを考えています。
世界一ということは、海外展開も考えています。いま、世界一は
年商で一千億円ぐらいなんですね。そこを早く超えたいと考えて
います。これを2026年までに達成したいですね。もちろん相手も
伸びていますから、なかなか簡単ではないんですが。
------------------------------
●いつになっても資金調達が重要
Q、事業の中での苦労された事というのは何ですか?
A、資金ですね。当社の場合、店一軒出すのに、4億円ぐらいかかる
ビジネスなんですね。非常に資金がかかるビジネスなので、常に
資金調達がボトルネックになりますね。これはもう、創業以来、
常にお金を集めているという感じですね。そのかわり集客は、
いまではノウハウをつんできていますので、その点に関しては
あまり苦労はないですね。
人材に関してはもちろん大変ですけど、これは事業の根幹です
から、大変といっている場合ではなく、常にいい人材を採用して、
教育していくことは必要ですね。実際には、この業界はわりと
志望者が多いので、そんなに人材に苦労しているという実感は
ないですけどね。
●スタートアップ期は事業基盤を作ること
苦労する点は、スタートアップ期、拡大期などのフェーズに
よっても、ぜんぜん違いますよね。スタートアップ期は
とりあえずメシを食う、ひとつの事業の基盤を作るというところ
から始まりました。
はじめから上場企業を目指してやっていたわけではないので、
まずはしっかり生活の基盤をつくり、そこから拡大しようと
思っていましたから。最初はわりと狭い範囲で限定的な
ビジネスをやっていたということですね。
通常、事業で一番困るのはセールスなんですね。でも私は営業
は得意なんですね。ですから売上げをつくることは苦労した
ことはありません。割とスタートアップ期から順調でしたね。
最初はアメフトの防具の輸入販売をやっていましたので、
やはり一番苦労したのは資金ですよね。売れるとまた
仕入れ資金が必要になってしまうんですね。
●事業が不安定になる要因
それとアメフトの防具の製造元がアメリカですとすぐ買収
されてしまうんです。そうすると輸入の権利がなくなって
しまうんですね。アメフトの防具は3年で買収されてしまい
ましたし、トレーニングマシーンも10年もたなかったですね。
7~8年で買収されてしまいました。そう簡単に別の製造先
を探すこともできないので、事業の土台を作ったものが
なくなってしまうということを2回経験しました。
ただ、私はアメフトの防具がなくなった段階で、アメフトの
ビジネスをやめましたし、トレーニングマシーンが売れなく
なった段階で、そのビジネスには見切りをつけたんですね。
基本的に私は特殊なものしかやらないと決めているので、
色んなマシーンがありますけど、他と同じマシーンを扱っても
意味がないので、それはやる気はなかったんですね。
これは私がビジネスをやる上で決めていることでして、
「人と違うことをやる」と。そういうことで色々な要因もあり、
輸入販売は非常に不安定だったというのはありますね。
●次回はいよいよ最終回です。
『志、理念』をお届けします。お楽しみに!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役 増田秀俊さん vol.1
今回ご紹介するのは、
株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
事業内容は、ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、増田さんのストーリーを紐解こう!
今回は、『ABSでの事業計画書作成』まで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、まず、今行われている事業の概要についてお話いただけますか?
A、当社はジムとスタジオにスパを融合した、新しい形の
フィットネスクラブをチェーン展開している会社です。現在、
直営店・フランチャイズ含めて、全部で20店舗出店して
います。この事業を始めたのは2000年で今年で6年目に
なります。
創業は1989年。今期に入ってからの出店は11店を
超えているので、ここへきて急速に伸びている状況です。
伸びているというか伸ばしているというのが正確ですね。
10店舗まで試行錯誤しながら出店を続けた後、去年の秋
ぐらいに成功モデルが確立してきて、それをもって出店攻勢
をかけている状況で、まさに勝負どころに入ってきていますね。
もともと日本のクラブは、「ジム・スタジオ・プール」を
「三種の神器」と言って、必ずこれをつけていたのですが、
その中身はあまり変わらず、ハードに依存しているのが従来の
業態です。当社はあえてプールをはずし、ジムとスタジオ、
それにスパをつけ、従来クラブとは違う業態をつくっています。
プールをはずしますので、その分初期投資も、ランニングコスト
も少なくなります。その分を、トレーナーやプログラム、
空間演出などの他の部分に回し、ハード面だけでいえば、
ジムとスタジオですが、内容はグレードアップしたものを
提供し、価格で言えば若干安く提供しています。
いわゆる旧来のフィットネスクラブとは、だいぶ客層が
違いますね。当社の場合は、大体20代から40代ぐらいの
女性が非常に多くて、会員比率でいけば全体の70、場合に
よっては80%までいきます。平均年齢で言えば、35歳から
40歳になりますね。従来のクラブさんは男女の比率で言えば、
だいたい55対45、女性が55から60ですね。平均年齢で
言えば、私たちのクラブより5歳ぐらい高いのではないでしょうか。
------------------------------
Q、事業を始められたきっかけはなんだったんですか?
A、元々創業以来、スポーツに関わる仕事をしようということで、
長年トレーニングマシーンの輸入販売をしておりまして、
サプライヤーとして、フィットネスクラブさんにマシーンを
販売しておりました。
ところが97年ごろに当社がメインで仕入れていた商品が、
メーカーが買収されて販売できなくなったんですね。当社の
メインの商品でしたので、困ってしまいまして、その後は
どうしようかな、と考えました。そこでマシーンを売るよりも、
マーケットそのものを拡大するビジネスをしたいなと思い、
現在のフィットネスクラブに参入したわけなんですね。
さらにそもそもの起業のきっかけは、30歳のときに、ある
カナダ人が日本にアメフトの防具を販売したいと私のところに
相談に来たんですね。私が学生時代にアメフトをやっていたことを
知っている知人がおりまして、その関係で相談に乗っているうちに、
一緒にやろうか、ということになりまして、それで会社を作ったん
ですね。それでアメフトの防具の輸入販売からスタートしたわけ
なんです。
アメリカではアメフトはメジャーなスポーツなので、
スポーツサイエンスも非常に進んでいまして、その後、それに付随
して、サポーターだとかいろいろなものを販売するようになり、
そのうちトレーニングマシーンを販売するチャンスをいただきまして、
マシーンを販売するようになったんですね。徐々にアメフトの防具
から主流が移っていったということですね。
------------------------------
Q、30歳で起業される前までは何をされていたんですか?
A、2年間サラリーマンをしておりまして、その後会社を辞めて、
父親の会社を5年間手伝っていたのですが、本当は最初の会社を
辞めたときにスポーツ関係の仕事をしたかったんですよね。ただ
ちょっとぷらっとしていたら父親に取り込まれましてね。手伝わ
されることになったんですが、5年たったときに、
「やりたいことをやれ」と言われたので、独立したわけなんですね。
だから、もともと独立志向はありましたね。独立に対する躊躇も
まったくなかったですね。父親も経営者でしたし、うちの一族は
サラリーマンがいないんですね。だから割と身近に事業をして
いる人がいる環境だったので、家ではサラリーマンになる雰囲気は
なかったんです。
------------------------------
Q、アタッカーズに通われたきっかけは?
A,現在の事業を始めて、2000年に1号店を出店したんですね。
そして2001年に2号店を出した後にアタッカーズに入ったん
ですね。きっかけは単純に事業の資金を調達したいということです。
フィットネスクラブは非常に資金がかかりますし、当時から公開を
考えていたので、それにむけて資金調達がしたいと。それで、
事業計画を作ることをしたいということで、ビジネススクールを
探していたんですね。
それでいろいろ探す中で、アタッカーズが非常に実践的なことを
教えてくれると聞きまして、それにたまたま知人が通っておりまして
内容が非常に良かったと聞いておりましたので、アタッカーズを
選んだわけなんですね。
また、元々大前さんの本のファンであったので、そこにひかれた
ということもありました。
------------------------------
Q、アタッカーズではどのようなことを学ばれたのですか?
A、一番学んだのは、やはり事業計画書の作り方ですね。計画書を
つくるための戦略的な思考ですとか、あるいは市場分析の仕方です
とか、事業計画の立案の仕方が非常に勉強になりました。
それをベースにつくった事業計画書をもってVCを回りましたが、
事業計画書は高く評価いただきました。とはいってもなかなか
資金は出してくれないんですけどね。
あとは、卒業した後の資金集めのときにプレゼンの機会が非常に
多いので、アタッカーズでプレゼンの勉強をずいぶんしましたが、
これは非常に役に立ちましたね。やはり大勢の前で発表
するのは、なかなか慣れないと難しいですからね。その後も
事業発表会にずいぶん出まして、その中で資金調達も随分できる
ようになりました。
当時はプレゼンテーションに関しては、伝え手の表現の仕方を注意
されましたね。ロジカルな部分だけではなく、熱意が伝わる
プレゼンを指導され、気持ちを伝えるということを勉強させて
もらいました。
事業計画をさらっと言っても、資金を調達するときは、相手の
感情が動かないと、なかなかお金を出してもらえませんので、
テクニックだけではなく、考え方や情熱が必要になります。
そういうものが上手な人のプレゼンを見せてもらったり、
有名な経営者な方のプレゼンを見せたりしたのが、とても
勉強になりましたね。
●次回は『事業計画』についてお伝え致します。
ご期待ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒ワークアウトワールド・ジャパン http://www.wowd.jp/
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この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
株式会社ワークアウトワールド・ジャパン 代表取締役
増田秀俊さん
http://www.wowd.jp/
事業内容は、ジム・スタジオタイプのフィットネスクラブの経営。
増田さんは、初期設備投資のかかる業界にあって、新しい形態の
フィットネスクラブを展開し、特に女性層のハートをつかむことに
成功しています。
ABSで事業計画書の作成方法を学び、それを元に資金調達を行い、
現在では計画書以上のペースで出店を行うなど、ABSで得たものを
しっかりと事業にも具体的に役立てていらっしゃいます。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、増田さんのストーリーを紐解こう!
今回は、『ABSでの事業計画書作成』まで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、まず、今行われている事業の概要についてお話いただけますか?
A、当社はジムとスタジオにスパを融合した、新しい形の
フィットネスクラブをチェーン展開している会社です。現在、
直営店・フランチャイズ含めて、全部で20店舗出店して
います。この事業を始めたのは2000年で今年で6年目に
なります。
創業は1989年。今期に入ってからの出店は11店を
超えているので、ここへきて急速に伸びている状況です。
伸びているというか伸ばしているというのが正確ですね。
10店舗まで試行錯誤しながら出店を続けた後、去年の秋
ぐらいに成功モデルが確立してきて、それをもって出店攻勢
をかけている状況で、まさに勝負どころに入ってきていますね。
もともと日本のクラブは、「ジム・スタジオ・プール」を
「三種の神器」と言って、必ずこれをつけていたのですが、
その中身はあまり変わらず、ハードに依存しているのが従来の
業態です。当社はあえてプールをはずし、ジムとスタジオ、
それにスパをつけ、従来クラブとは違う業態をつくっています。
プールをはずしますので、その分初期投資も、ランニングコスト
も少なくなります。その分を、トレーナーやプログラム、
空間演出などの他の部分に回し、ハード面だけでいえば、
ジムとスタジオですが、内容はグレードアップしたものを
提供し、価格で言えば若干安く提供しています。
いわゆる旧来のフィットネスクラブとは、だいぶ客層が
違いますね。当社の場合は、大体20代から40代ぐらいの
女性が非常に多くて、会員比率でいけば全体の70、場合に
よっては80%までいきます。平均年齢で言えば、35歳から
40歳になりますね。従来のクラブさんは男女の比率で言えば、
だいたい55対45、女性が55から60ですね。平均年齢で
言えば、私たちのクラブより5歳ぐらい高いのではないでしょうか。
------------------------------
Q、事業を始められたきっかけはなんだったんですか?
A、元々創業以来、スポーツに関わる仕事をしようということで、
長年トレーニングマシーンの輸入販売をしておりまして、
サプライヤーとして、フィットネスクラブさんにマシーンを
販売しておりました。
ところが97年ごろに当社がメインで仕入れていた商品が、
メーカーが買収されて販売できなくなったんですね。当社の
メインの商品でしたので、困ってしまいまして、その後は
どうしようかな、と考えました。そこでマシーンを売るよりも、
マーケットそのものを拡大するビジネスをしたいなと思い、
現在のフィットネスクラブに参入したわけなんですね。
さらにそもそもの起業のきっかけは、30歳のときに、ある
カナダ人が日本にアメフトの防具を販売したいと私のところに
相談に来たんですね。私が学生時代にアメフトをやっていたことを
知っている知人がおりまして、その関係で相談に乗っているうちに、
一緒にやろうか、ということになりまして、それで会社を作ったん
ですね。それでアメフトの防具の輸入販売からスタートしたわけ
なんです。
アメリカではアメフトはメジャーなスポーツなので、
スポーツサイエンスも非常に進んでいまして、その後、それに付随
して、サポーターだとかいろいろなものを販売するようになり、
そのうちトレーニングマシーンを販売するチャンスをいただきまして、
マシーンを販売するようになったんですね。徐々にアメフトの防具
から主流が移っていったということですね。
------------------------------
Q、30歳で起業される前までは何をされていたんですか?
A、2年間サラリーマンをしておりまして、その後会社を辞めて、
父親の会社を5年間手伝っていたのですが、本当は最初の会社を
辞めたときにスポーツ関係の仕事をしたかったんですよね。ただ
ちょっとぷらっとしていたら父親に取り込まれましてね。手伝わ
されることになったんですが、5年たったときに、
「やりたいことをやれ」と言われたので、独立したわけなんですね。
だから、もともと独立志向はありましたね。独立に対する躊躇も
まったくなかったですね。父親も経営者でしたし、うちの一族は
サラリーマンがいないんですね。だから割と身近に事業をして
いる人がいる環境だったので、家ではサラリーマンになる雰囲気は
なかったんです。
------------------------------
Q、アタッカーズに通われたきっかけは?
A,現在の事業を始めて、2000年に1号店を出店したんですね。
そして2001年に2号店を出した後にアタッカーズに入ったん
ですね。きっかけは単純に事業の資金を調達したいということです。
フィットネスクラブは非常に資金がかかりますし、当時から公開を
考えていたので、それにむけて資金調達がしたいと。それで、
事業計画を作ることをしたいということで、ビジネススクールを
探していたんですね。
それでいろいろ探す中で、アタッカーズが非常に実践的なことを
教えてくれると聞きまして、それにたまたま知人が通っておりまして
内容が非常に良かったと聞いておりましたので、アタッカーズを
選んだわけなんですね。
また、元々大前さんの本のファンであったので、そこにひかれた
ということもありました。
------------------------------
Q、アタッカーズではどのようなことを学ばれたのですか?
A、一番学んだのは、やはり事業計画書の作り方ですね。計画書を
つくるための戦略的な思考ですとか、あるいは市場分析の仕方です
とか、事業計画の立案の仕方が非常に勉強になりました。
それをベースにつくった事業計画書をもってVCを回りましたが、
事業計画書は高く評価いただきました。とはいってもなかなか
資金は出してくれないんですけどね。
あとは、卒業した後の資金集めのときにプレゼンの機会が非常に
多いので、アタッカーズでプレゼンの勉強をずいぶんしましたが、
これは非常に役に立ちましたね。やはり大勢の前で発表
するのは、なかなか慣れないと難しいですからね。その後も
事業発表会にずいぶん出まして、その中で資金調達も随分できる
ようになりました。
当時はプレゼンテーションに関しては、伝え手の表現の仕方を注意
されましたね。ロジカルな部分だけではなく、熱意が伝わる
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事業計画をさらっと言っても、資金を調達するときは、相手の
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リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役、e-マネジメント株式会社 取締役/COO 山本敦浩さん(ABS12期受講) vol.3
前回に引き続き、
リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役
e-マネジメント株式会社 取締役/COO
山本敦浩さん(ABS12期受講)
http://www.emanagement.co.jp/
☆個人ブログ
http://d.hatena.ne.jp/yyakkun/
事業内容は、
○リアル・パートナーズ株式会社
⇒事業コンサルティング
○e-マネジメント株式会社
⇒会員制の「ビジネス系情報マッチング型ポータルサイト」サービス。
人材採用の価格破壊からスタート!!
「経営mapx(マップクロス)」 http://www.emanagement.co.jp
会員サイト:http://www.keiei-mapx.com
中部地区では大きい事業会社であった家業の倒産、自身の自己破産と
大変な苦難を経験しながらも、ABSを一つのきっかけとして
再起を果たされ、現在は経営者として事業を行われています。
つらく苦しい時期における出会いや考えたことを現在の事業の核と
しておられ、現在は新しいサービスを大々的に仕掛けていらっしゃる
真っ最中です。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、山本さんのストーリーを紐解こう!
最終回は、『今後の展開』。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、現在事業をされている中で苦労されている点や、立ち上げのときに
苦労された点はありますか?
A、ないですね。リアル・パートナーズもe-マネジメントも、
まだ立ち上げて半年そこらですので痛い目を見ていないだけかも
しれませんが、本当に楽しいです。
お金の使い方や、人との接し方で、身の丈にあったことを常に
やっていれば苦労は基本的にないものと思っています。そして
ビジネスは楽しいですので苦労と思うことはありませんね。
ちょっと話は変わりますが、私はビジネスはどうやってお金を
使うかだと思っています。稼ぐことはそれほど問題ではなくて
上手にお金を使った人が生き残っていけると考えています。
その部分で身の程をわきまえずにやってしまうと苦しい状況に
なってしまうかもしれませんが、ステージにあったマネジメント
さえできていればまず苦労はないと思います。
また、かつての私自身もそうですが、苦しい状況になってしまった
多くの経営者を見てきたので、「経営mapx」やコンサル業を通じて
少しでもお役に立てれば、と思っています。
------------------------------
Q、以前に家業を継がれたときと今とで違う点はありますか?
A、以前やっていたのは経営ではありませんでしたね。
学生からそのまま経営者になったような形でしたので、はっきり
言って力量不足でしたね。なにも知りませんでした。
その中で100名の社員と売上の何倍もの負債を抱えて事業を
やっていくというのは当時の自分にはできなかったですね。
事業に対する志はもちろん違います。今は経験の中から
もっとこうしたい、もっと世の中の役に立ちたいということを
考える余裕が出てきました。当時はそれどころじゃなかったですね。
志は当時はゼロ。何とか会社をまわしてるということにしか意識
がなくて、今は考えるゆとりがでてきたので、もともと自分が
持っていた、人に喜ばれたいとか、世の中の役に立ちたいという
思いがビジネスとラップして一つ一つの志として具体的に落とし
込まれていっているのが今の状況ですね。
------------------------------
Q、今後の会社としての目標があればお聞かせ下さい。
A、リアル・パートナーズでお手伝いをさせていただいている会社には
経営責任というものがあり、ニーズにあったお手伝いをさせて
いただいているだけですので、少しでも喜んでいただければいい
と考えています。どんどん輪が広がっていけばいいなと思って
いるだけで、これといった具体的な目標というのはないです。
お客様とか、社員とか、関わる全ての方が活き活きとビジネスを
楽しんでいただければそれでいいと思っています。
ただ、e-マネジメントのほうは実業ですので異なります。
リアル・パートナーズの様に、コンサルとして人が動く場合、
比較的高額な料金をいただくのですが、インターネットを使って
パッケージ化されたシステムを上手に活用すれば、びっくりする
くらいの安い料金で簡易版のコンサルティングを提供できるのでは
と思っています。
「経営mapx(マップクロス)」というサービスをちょうど今まさに
はじめたところですので、短期の目標としてはこれを早く軌道に
乗せたいと考えています。そして一社でも多くのユーザーの方に
喜んでいただきたいと思います。
◆「経営mapx」 http://www.emanagement.co.jp
会員サイト http://www.keiei-mapx.com
少なくとも私が知るビジネスの中でおそらくモデル的には最高と
思える要素をつめこんだのでそれを早く検証したいと思います。
そして収益をあげることでリアル・パートナーズで考えている
いろんなパートナーの方たちの成功のために循環できるよう
にしていきたいです。
長期に渡っては胸を張って「ビジネスをやっていて良かった」と
言えるように輪を広げ続けて、かつ事業規模というものを拡大して
いきたいと思っています。
------------------------------
Q、それでは最後にABSの受講生や、メルマガを購読いただいている
読者の皆さまにメッセージをいただければと思います。
A、これまでの話の中でも何度も申し上げましたが、私自身はビジネス
はすごく楽しいものだと思っています。百人いれば百通りの目的や
動機があると思いますが、生きていく上でビジネスほど形を変え
たり、目的を変えたりできるものはないと感じています。そこに
お金がついてきたり、人がついてきたりして複雑で難しいものに
なっていきますが、どんな立場の人であってもビジネスを楽しんで
やっていただきたいと思います。
私はまだ成功者ではないので、楽しんだらこんないいことがある
とは言えません。そしてビジネスを楽しむということはなかなか
大変なことだと思います。しかし、だからこそ楽しむための
努力を続けていただきたいと思います。
そうすればその人その人に応じた様々なものを得られると思います。
私もこれからも努力を続けていきます。
もう一つ、私がリアル・パートナーズと名づけたように、世の中
決して捨てたものじゃなくて、一文無しでどんなにかっこ悪い
時でも、助けてくれる人がいるんです。今ビジネスの上で付き合う
いろいろな人たちが私を支え助けてくれ、結果として私の力や
元気の源になっています。
倒産した前の会社の従業員で、私が迷惑をかけた人たちが、
今でも親身になってくれます。一文無しになっても面倒をみて
くれる仲間がいます。まだどうなるかわからないのに会社を辞めて
私を手伝ってくれる仲間もいます。なんのメリットもないのに
取引を開始してくれる仲間がいます。
このようにたくさんの仲間がいるんです。改めてお客さんで
あったり、従業員であったり様々な関わる人たちをパートナー
という切り口で見直してみると、見方が変わってきます。
そのようにパートナーを大事にしてビジネスを行えれば幸せ
だと思うし、結果も生まれてくると思います。
ビジネスを楽しむ努力、パートナーとして人と付き合う、この
二点を私は大事にしていてすごくいい思いをしているので、
おこがましいですが、皆さんも意識していただければ、
何かの役に立つかと思います。
私も会社を立ち上げて間もないですが、リアル・パートナーズ
およびe-マネジメントに全力を注ぎ込んでいきます。それぞれ
闘うフィールドは違いますが、お互い頑張りましょう。
●今回で山本さんへのインタビューは終了します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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7/1(土)に正式オープン致しました。
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8月15日(火)までのお申込みで、入会金・8月分までの
月会費が無料となります。
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リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役
e-マネジメント株式会社 取締役/COO
山本敦浩さん(ABS12期受講)
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大変な苦難を経験しながらも、ABSを一つのきっかけとして
再起を果たされ、現在は経営者として事業を行われています。
つらく苦しい時期における出会いや考えたことを現在の事業の核と
しておられ、現在は新しいサービスを大々的に仕掛けていらっしゃる
真っ最中です。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、山本さんのストーリーを紐解こう!
最終回は、『今後の展開』。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、現在事業をされている中で苦労されている点や、立ち上げのときに
苦労された点はありますか?
A、ないですね。リアル・パートナーズもe-マネジメントも、
まだ立ち上げて半年そこらですので痛い目を見ていないだけかも
しれませんが、本当に楽しいです。
お金の使い方や、人との接し方で、身の丈にあったことを常に
やっていれば苦労は基本的にないものと思っています。そして
ビジネスは楽しいですので苦労と思うことはありませんね。
ちょっと話は変わりますが、私はビジネスはどうやってお金を
使うかだと思っています。稼ぐことはそれほど問題ではなくて
上手にお金を使った人が生き残っていけると考えています。
その部分で身の程をわきまえずにやってしまうと苦しい状況に
なってしまうかもしれませんが、ステージにあったマネジメント
さえできていればまず苦労はないと思います。
また、かつての私自身もそうですが、苦しい状況になってしまった
多くの経営者を見てきたので、「経営mapx」やコンサル業を通じて
少しでもお役に立てれば、と思っています。
------------------------------
Q、以前に家業を継がれたときと今とで違う点はありますか?
A、以前やっていたのは経営ではありませんでしたね。
学生からそのまま経営者になったような形でしたので、はっきり
言って力量不足でしたね。なにも知りませんでした。
その中で100名の社員と売上の何倍もの負債を抱えて事業を
やっていくというのは当時の自分にはできなかったですね。
事業に対する志はもちろん違います。今は経験の中から
もっとこうしたい、もっと世の中の役に立ちたいということを
考える余裕が出てきました。当時はそれどころじゃなかったですね。
志は当時はゼロ。何とか会社をまわしてるということにしか意識
がなくて、今は考えるゆとりがでてきたので、もともと自分が
持っていた、人に喜ばれたいとか、世の中の役に立ちたいという
思いがビジネスとラップして一つ一つの志として具体的に落とし
込まれていっているのが今の状況ですね。
------------------------------
Q、今後の会社としての目標があればお聞かせ下さい。
A、リアル・パートナーズでお手伝いをさせていただいている会社には
経営責任というものがあり、ニーズにあったお手伝いをさせて
いただいているだけですので、少しでも喜んでいただければいい
と考えています。どんどん輪が広がっていけばいいなと思って
いるだけで、これといった具体的な目標というのはないです。
お客様とか、社員とか、関わる全ての方が活き活きとビジネスを
楽しんでいただければそれでいいと思っています。
ただ、e-マネジメントのほうは実業ですので異なります。
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と思っています。
「経営mapx(マップクロス)」というサービスをちょうど今まさに
はじめたところですので、短期の目標としてはこれを早く軌道に
乗せたいと考えています。そして一社でも多くのユーザーの方に
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思える要素をつめこんだのでそれを早く検証したいと思います。
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にしていきたいです。
長期に渡っては胸を張って「ビジネスをやっていて良かった」と
言えるように輪を広げ続けて、かつ事業規模というものを拡大して
いきたいと思っています。
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Q、それでは最後にABSの受講生や、メルマガを購読いただいている
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A、これまでの話の中でも何度も申し上げましたが、私自身はビジネス
はすごく楽しいものだと思っています。百人いれば百通りの目的や
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リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役、e-マネジメント株式会社 取締役/COO 山本敦浩さん(ABS12期受講) vol.2
今回ご紹介するのは、前回に引き続き、、
リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役
e-マネジメント株式会社 取締役/COO
山本敦浩さん(ABS12期受講)
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事業内容は、
○リアル・パートナーズ株式会社
⇒事業コンサルティング
○e-マネジメント株式会社
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人材採用の価格破壊からスタート!!
「経営mapx(マップクロス)」 http://www.emanagement.co.jp
会員サイト:http://www.keiei-mapx.com
中部地区では大きい事業会社であった家業の倒産、自身の自己破産と
大変な苦難を経験しながらも、ABSを一つのきっかけとして
再起を果たされ、現在は経営者として事業を行われています。
つらく苦しい時期における出会いや考えたことを現在の事業の核と
しておられ、現在は新しいサービスを大々的に仕掛けていらっしゃる
真っ最中です。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、山本さんのストーリーを紐解こう!
今回は、『起業』まで。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Q、アタッカーズを受講されていかがでしたか?
A、そうですね、12期のコアA(経営者講義)では、今は亡き
マクドナルドの藤田さんや、ファーストリテイリングの柳井さん
といった経営者の方々の講義を受け、たくさんの気づきを得ました。
しかしそれ以上に同じ受講生の仲間から元気をもらいました。
大手の企業で働いていながら「このままじゃいけないんだ」と
いう意識をもった人たちが集っている感じだったんですね。
私の周りでも大企業を飛び出して次のステージに移っていった人
をたくさん知っていますし、現状に満足せず自分自身を高めて
いこうという方がほとんどだったので大変刺激を受けましたね。
次の一歩を踏み出すというのはなかなか大変なものですが、
その一歩を踏み出そうともがき、実際に突き進んで行く人が
こんなにいるんだと純粋に驚きでもありました。私自身も
そのような人たちに負けずにがんばらなければと思いを強く
しました。
これがアタッカーズで得たもっとも大きな財産です。汗水垂らして
必死で稼いだ受講料でしたが、決して高くなかったと思っています。
------------------------------
Q、アタッカーズを受講後はどうされたのですか?
A、アタッカーズは一期四ヶ月なのであっという間に終わりがきて
しまいました。
受講後は、数社にて、サラリーマンをさせていただいたのですが、
そのうちの一社はアタッカーズのOBの方の縁でやらせて
いただきましたね。
サラリーマンとしてやっていたことは、今やっている
リアル・パートナーズの原型のようなものでした。社外役員で
入ってみたり、アドバイザーとして入ってみたりして、いろんな
事業の手伝いをしながらやってきていたものですから、そろそろ
自分で会社をやりたいなと思うようになっていました。
幸いコンサルティング業は起業のためにそれほどお金もかからない
のでこれなら起業してもいいかなと考えるようになりました。
また、私がリアル・パートナーズを興すちょうど一年くらい前に
倒産した会社の管財業務が丸四年程かかって全部終わったという
こともありました。
会社の倒産はいろんな方にご迷惑をおかけしますし、雇用も
たくさん失いますので大きな責任を伴います。そのことに
対してもひとつのみそぎは済んだのかなと考えました。
そして次は創造だということで、昨年10月に起業いたしました。
ちょうど倒産をした直後にリアル・パートナーズと名前だけは
決めており、その後、何年かやって、いろいろな方のご支援を
いただくうちに、
「本当に大事なのは仲間、リアル・パートナーズだな」
「これが全て、ここから全てが生まれていくんだ」
と実感も持っておりました。
さらに翌11月にはe-マネジメントを立ち上げました。
コンサルとして人様のお手伝いだけしていても自分自身の
満足感も少ないだろうと思っていましたので、実業の部分を
行うために事業パートナーと立ち上げたということです。
e-マネジメントは中小企業の経営者が結集し、
「少しでも良い経営を支援したい」という思いのもと、
立ち上げ、インターネットを活用し、全ての事業者が使える
安価で良質なサービス「経営mapx」を生み出しました。
◆経営mapx(マップクロス):http://www.keiei-mapx.com
現在は、このサービスを広げることに全力を注いでいます。
やっぱり、自ら考えたサービスに取り組むのは楽しいですね。
このサービスが広がっていけば、世の中のためになると、
自信を持っていますので、なお、力が入ります。
------------------------------
Q、以前、会社を倒産されたということもあり、新たに起業される
際に恐怖感はありませんでしたか?
A、それは全くありませんでしたね。倒産後の何年かでいろんな
会社をみているなかで、うまくいくとき、いかないとき、
立ち上げのとき、潰すときといろんなことを現実として
受け止めていましたので、いろんなことがあるというのは
理解していました。
ただ私の中で過去に倒産させて一番いやだったことは、
雇用ロスをしたことだったんですね。会社を生活の基盤と
していた方たち100名くらいの生活を脅かした事実が
あります。家族の方も含めると何百人という方の生活に
大きな影響を及ぼしたことがあり、それは二度とあっては
ならないと誓っていました。
ビジネスにおいて絶対にうまくいく方法というのはないと
思っています。よりうまくいかせるための理屈はありますが、
最善を尽くして結果を待つということになると思います。
しかしこれをやったら間違いなく失敗するということは
あります。それを起こさないためのテクニックとかやり方
は徹底的に学んだつもりです。
先ほども言いましたように私は二度と自分が携わる会社を
倒産させるようなことをするつもりはさらさらありませんし、
そうさせない自信もあります。それがゆるぎない自信で
あるから、まず恐怖というのはゼロでしたね。
ただすぐに大きくなりますかと言われたら、その保障は
自分の中ではないですね。しかし、身の丈にあった成長を
確実に続けていく自信はありましたので恐怖は全くなかった
ですね。むしろ楽しいと思いました。
------------------------------
Q、そのまま勤め人としてもうまくいかれたんではないかと思う
のですが、自分が起業したい、経営者としてやりたいという
思いは昔からあったのですか?
A、トップとしてやっていきたいというのは正確ではないですね。
しかし、一度自分でトップとしてやっていたこともあるので、
自分に決定権がないことはいやなんですね。自分のわがまま
かもしれないのですが、自分で考えて、実行して、でも責任
を自分が取れないというのはいやなんですね。
逆に言うと自分でやるからこそ不安が微塵もない。ただ、
自分ではこれが良かれと思った道が見つかっていても、
それをまっとうする責任が自分についていないと自信が
揺らいでいくんですね。
だから退路を断って、自分で責任をとれないといやだという
わがままだったんだと思います。
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Q、そのように常に自分で自ら決定権を持っていたいとか、責任を
とってやっていきたいと思われるような原動力や志の部分は
どこからくるのでしょうか?
A、原動力はいろいろありますね。お金だって原動力になります。
ビジネスを行うにおいてはお金はすごく大事なファクター
です。やりたいことがお金の制約をうけてできないという
のはつらいものです。
雇用を増やしたいというのもあります。私は雇用については
苦い経験もありますので、何とかしたいという思いはとても
強くあります。倒産した直後に雇用の一万倍返しをしたい、
百万人の雇用創出をしたいと考えました。
過去に百万人雇った経営者なんかいないわけで、ビルゲイツ
でさえできないわけです。しかし、自分の会社でそれが
できなくても、百万人の雇用が生まれるきっかけをつくる
ことはできるだろうと思いました。それを行うにはやはり
事業にしなければなりません。事業としてやりたいことを
やりたいという思いも原動力ですね。
●次回は『今後の展開』についてお伝え致します。
ご期待ください。
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*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒「e-マネジメント」http://www.emanagement.co.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
リアル・パートナーズ株式会社 代表取締役
e-マネジメント株式会社 取締役/COO
山本敦浩さん(ABS12期受講)
http://www.emanagement.co.jp/
事業内容は、
○リアル・パートナーズ株式会社
⇒事業コンサルティング
○e-マネジメント株式会社
⇒会員制の「ビジネス系情報マッチング型ポータルサイト」サービス。
人材採用の価格破壊からスタート!!
「経営mapx(マップクロス)」 http://www.emanagement.co.jp
会員サイト:http://www.keiei-mapx.com
中部地区では大きい事業会社であった家業の倒産、自身の自己破産と
大変な苦難を経験しながらも、ABSを一つのきっかけとして
再起を果たされ、現在は経営者として事業を行われています。
つらく苦しい時期における出会いや考えたことを現在の事業の核と
しておられ、現在は新しいサービスを大々的に仕掛けていらっしゃる
真っ最中です。
それでは、
既成概念を打ち破り、突き進む、山本さんのストーリーを紐解こう!
今回は、『起業』まで。
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Q、アタッカーズを受講されていかがでしたか?
A、そうですね、12期のコアA(経営者講義)では、今は亡き
マクドナルドの藤田さんや、ファーストリテイリングの柳井さん
といった経営者の方々の講義を受け、たくさんの気づきを得ました。
しかしそれ以上に同じ受講生の仲間から元気をもらいました。
大手の企業で働いていながら「このままじゃいけないんだ」と
いう意識をもった人たちが集っている感じだったんですね。
私の周りでも大企業を飛び出して次のステージに移っていった人
をたくさん知っていますし、現状に満足せず自分自身を高めて
いこうという方がほとんどだったので大変刺激を受けましたね。
次の一歩を踏み出すというのはなかなか大変なものですが、
その一歩を踏み出そうともがき、実際に突き進んで行く人が
こんなにいるんだと純粋に驚きでもありました。私自身も
そのような人たちに負けずにがんばらなければと思いを強く
しました。
これがアタッカーズで得たもっとも大きな財産です。汗水垂らして
必死で稼いだ受講料でしたが、決して高くなかったと思っています。
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Q、アタッカーズを受講後はどうされたのですか?
A、アタッカーズは一期四ヶ月なのであっという間に終わりがきて
しまいました。
受講後は、数社にて、サラリーマンをさせていただいたのですが、
そのうちの一社はアタッカーズのOBの方の縁でやらせて
いただきましたね。
サラリーマンとしてやっていたことは、今やっている
リアル・パートナーズの原型のようなものでした。社外役員で
入ってみたり、アドバイザーとして入ってみたりして、いろんな
事業の手伝いをしながらやってきていたものですから、そろそろ
自分で会社をやりたいなと思うようになっていました。
幸いコンサルティング業は起業のためにそれほどお金もかからない
のでこれなら起業してもいいかなと考えるようになりました。
また、私がリアル・パートナーズを興すちょうど一年くらい前に
倒産した会社の管財業務が丸四年程かかって全部終わったという
こともありました。
会社の倒産はいろんな方にご迷惑をおかけしますし、雇用も
たくさん失いますので大きな責任を伴います。そのことに
対してもひとつのみそぎは済んだのかなと考えました。
そして次は創造だということで、昨年10月に起業いたしました。
ちょうど倒産をした直後にリアル・パートナーズと名前だけは
決めており、その後、何年かやって、いろいろな方のご支援を
いただくうちに、
「本当に大事なのは仲間、リアル・パートナーズだな」
「これが全て、ここから全てが生まれていくんだ」
と実感も持っておりました。
さらに翌11月にはe-マネジメントを立ち上げました。
コンサルとして人様のお手伝いだけしていても自分自身の
満足感も少ないだろうと思っていましたので、実業の部分を
行うために事業パートナーと立ち上げたということです。
e-マネジメントは中小企業の経営者が結集し、
「少しでも良い経営を支援したい」という思いのもと、
立ち上げ、インターネットを活用し、全ての事業者が使える
安価で良質なサービス「経営mapx」を生み出しました。
◆経営mapx(マップクロス):http://www.keiei-mapx.com
現在は、このサービスを広げることに全力を注いでいます。
やっぱり、自ら考えたサービスに取り組むのは楽しいですね。
このサービスが広がっていけば、世の中のためになると、
自信を持っていますので、なお、力が入ります。
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Q、以前、会社を倒産されたということもあり、新たに起業される
際に恐怖感はありませんでしたか?
A、それは全くありませんでしたね。倒産後の何年かでいろんな
会社をみているなかで、うまくいくとき、いかないとき、
立ち上げのとき、潰すときといろんなことを現実として
受け止めていましたので、いろんなことがあるというのは
理解していました。
ただ私の中で過去に倒産させて一番いやだったことは、
雇用ロスをしたことだったんですね。会社を生活の基盤と
していた方たち100名くらいの生活を脅かした事実が
あります。家族の方も含めると何百人という方の生活に
大きな影響を及ぼしたことがあり、それは二度とあっては
ならないと誓っていました。
ビジネスにおいて絶対にうまくいく方法というのはないと
思っています。よりうまくいかせるための理屈はありますが、
最善を尽くして結果を待つということになると思います。
しかしこれをやったら間違いなく失敗するということは
あります。それを起こさないためのテクニックとかやり方
は徹底的に学んだつもりです。
先ほども言いましたように私は二度と自分が携わる会社を
倒産させるようなことをするつもりはさらさらありませんし、
そうさせない自信もあります。それがゆるぎない自信で
あるから、まず恐怖というのはゼロでしたね。
ただすぐに大きくなりますかと言われたら、その保障は
自分の中ではないですね。しかし、身の丈にあった成長を
確実に続けていく自信はありましたので恐怖は全くなかった
ですね。むしろ楽しいと思いました。
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Q、そのまま勤め人としてもうまくいかれたんではないかと思う
のですが、自分が起業したい、経営者としてやりたいという
思いは昔からあったのですか?
A、トップとしてやっていきたいというのは正確ではないですね。
しかし、一度自分でトップとしてやっていたこともあるので、
自分に決定権がないことはいやなんですね。自分のわがまま
かもしれないのですが、自分で考えて、実行して、でも責任
を自分が取れないというのはいやなんですね。
逆に言うと自分でやるからこそ不安が微塵もない。ただ、
自分ではこれが良かれと思った道が見つかっていても、
それをまっとうする責任が自分についていないと自信が
揺らいでいくんですね。
だから退路を断って、自分で責任をとれないといやだという
わがままだったんだと思います。
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Q、そのように常に自分で自ら決定権を持っていたいとか、責任を
とってやっていきたいと思われるような原動力や志の部分は
どこからくるのでしょうか?
A、原動力はいろいろありますね。お金だって原動力になります。
ビジネスを行うにおいてはお金はすごく大事なファクター
です。やりたいことがお金の制約をうけてできないという
のはつらいものです。
雇用を増やしたいというのもあります。私は雇用については
苦い経験もありますので、何とかしたいという思いはとても
強くあります。倒産した直後に雇用の一万倍返しをしたい、
百万人の雇用創出をしたいと考えました。
過去に百万人雇った経営者なんかいないわけで、ビルゲイツ
でさえできないわけです。しかし、自分の会社でそれが
できなくても、百万人の雇用が生まれるきっかけをつくる
ことはできるだろうと思いました。それを行うにはやはり
事業にしなければなりません。事業としてやりたいことを
やりたいという思いも原動力ですね。
●次回は『今後の展開』についてお伝え致します。
ご期待ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*起業家志望の読者の皆様が、ここでご紹介する方の起業していく
プロセスを知ることで、追体験していただくことが目的です。
結果的にロールモデルを作ることで、より成果が出やすい
発想や行動に 切り替わることきっかけとなることを思います!
いずれにしても是非、一緒に応援してあげて下さい!
⇒「e-マネジメント」http://www.emanagement.co.jp/
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから