ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
第8回目は、先程から紹介がありました、
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』を取り上げます。
この書籍は、大前研一が翻訳を引き受け、三笠書房から発売された
ものですが、ここ2日程で店頭に並びだした書店も多いかもしれません。
この書籍は、今後私たちアタッカーズ・ビジネススクールの副読本として
使用することも考えておりますので、今回を含め全7回にわけて、
その活用法を交えて、ご紹介をしていきます!
ぜひお手元にお持ちいただいて、読み進めていただきたい1冊です。
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代】
ダニエル・ピンク(著)/ 大前研一(訳) 三笠書房
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
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◆時代の福音書『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』
『21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に
何が必要か、何をしなければならないか―
本書は、この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真正面から
答えを示した、アメリカのベストセラーである。』
大前研一の『ロウアーミドルの衝撃』でも述べられていたように、
現在、人口分布が「1億総中流社会」から「M型社会」へと
急速に変化する「格差社会」が、本格化しつつあります。
このように社会がうねりをあげて変わりつつある中で、この書籍に
書かれているメッセージは、これからの時代を生き抜く私たちにとって、
確かな説得力を持っています。
◆「農業の時代」から「コンセプトの時代」へ
著者であるダニエル・ピンクは、この書籍の中で、今まで特に有能である
とされたビジネスパーソンに支持されてきた、“論理的で直線的な”
左脳中心の思考様式を絶対視する風潮に、強い警笛を鳴らしています。
その背景には、時代が次のように大きく変化していることが
大きな影響を与えていると述べています。
○18世紀<第1の波>農業の時代(農夫)
↓
○19世紀<第2の波>工業の時代(工業労働者)
↓
○20世紀<第3の波>情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
そして、21世紀は<第4の波>とも言える
○“コンセプトの時代(創造する人、共感できる人)”
が訪れるという流れです。
◆コンセプトの時代に求められる思考様式とは
この来るべきコンセプトの時代を動かし、生き残っていくには、
当然今までと違った新しい思考様式が求められてきます。
そのためには、次の3つのことを考える必要がある旨を述べています。
1.「他の国、特に途上国にできること」は避ける
2.「コンピュータやロボットにできること」は避ける
3.「反復性がある」ことも避ける、
そして、これらを可能にするためには、右脳が持つ様々な能力、
すなわち、
ー感情面の意味を読み取る力
ー直感的に答えを見出す力
ー物事を全体論的に認知する力
の価値を大いに認め、この能力を十二分に活用することが重要だと
述べています。
言い換えれば、右脳を主役にしながら、右脳と左脳をバランスよく使う、
「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」という能力が重要だということを
意味しています。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、
芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力などを指し、
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、
人間関係の機微を感じ取る能力などを意味しています。
そして、現在のアメリカにおいて、「左脳型技術」を持ったMBAホルダー
よりも、クリエイティビティーに長けたMFA(Master of Fine Arts)の方が、
貴重だとされる傾向があるという実例も挙げられています。
◆ハイ・コンセプト、ハイ・タッチな「6つのセンス」
それでは、ハイ・コンセプト、ハイ・タッチの重要性が高まっている中で、
何をなせば良いのか?何を身につければ良いのか?
という疑問に対して、「6つのセンス」を理解し、身につける方法について
第2部に詳しく述べられています。
そして、ここで言う「6つのセンス」は以下の通りです。
□デザイン ⇒ 感情に訴える、商品開発の重要性。
□物語 ⇒ 説明では人は動かない。その物語に人は動かされる。
□全体の調和⇒ 分析力ではなく総括力。
□共感 ⇒ 人間関係を築き、他人を思いやる能力の必要性。
□遊び ⇒ 「コンセプトの時代」には仕事にも遊びに笑いが重要。
□生きがい ⇒ 有意義な生きがい、目的、超越、精神の充足。
次回以降のメルマガでは、この「6つのセンス」について、
1つずつ取り上げてコメントし、具体的な事例や活用法をご紹介していきます。
ぜひとも、引き続きご覧になってください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』を取り上げます。
この書籍は、大前研一が翻訳を引き受け、三笠書房から発売された
ものですが、ここ2日程で店頭に並びだした書店も多いかもしれません。
この書籍は、今後私たちアタッカーズ・ビジネススクールの副読本として
使用することも考えておりますので、今回を含め全7回にわけて、
その活用法を交えて、ご紹介をしていきます!
ぜひお手元にお持ちいただいて、読み進めていただきたい1冊です。
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【ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代】
ダニエル・ピンク(著)/ 大前研一(訳) 三笠書房
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◆時代の福音書『ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』
『21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に
何が必要か、何をしなければならないか―
本書は、この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真正面から
答えを示した、アメリカのベストセラーである。』
大前研一の『ロウアーミドルの衝撃』でも述べられていたように、
現在、人口分布が「1億総中流社会」から「M型社会」へと
急速に変化する「格差社会」が、本格化しつつあります。
このように社会がうねりをあげて変わりつつある中で、この書籍に
書かれているメッセージは、これからの時代を生き抜く私たちにとって、
確かな説得力を持っています。
◆「農業の時代」から「コンセプトの時代」へ
著者であるダニエル・ピンクは、この書籍の中で、今まで特に有能である
とされたビジネスパーソンに支持されてきた、“論理的で直線的な”
左脳中心の思考様式を絶対視する風潮に、強い警笛を鳴らしています。
その背景には、時代が次のように大きく変化していることが
大きな影響を与えていると述べています。
○18世紀<第1の波>農業の時代(農夫)
↓
○19世紀<第2の波>工業の時代(工業労働者)
↓
○20世紀<第3の波>情報の時代(ナレッジ・ワーカー)
そして、21世紀は<第4の波>とも言える
○“コンセプトの時代(創造する人、共感できる人)”
が訪れるという流れです。
◆コンセプトの時代に求められる思考様式とは
この来るべきコンセプトの時代を動かし、生き残っていくには、
当然今までと違った新しい思考様式が求められてきます。
そのためには、次の3つのことを考える必要がある旨を述べています。
1.「他の国、特に途上国にできること」は避ける
2.「コンピュータやロボットにできること」は避ける
3.「反復性がある」ことも避ける、
そして、これらを可能にするためには、右脳が持つ様々な能力、
すなわち、
ー感情面の意味を読み取る力
ー直感的に答えを見出す力
ー物事を全体論的に認知する力
の価値を大いに認め、この能力を十二分に活用することが重要だと
述べています。
言い換えれば、右脳を主役にしながら、右脳と左脳をバランスよく使う、
「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」という能力が重要だということを
意味しています。
「ハイ・コンセプト」とは、パターンやチャンスを見出す能力、
芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力などを指し、
「ハイ・タッチ」とは、他人と共感する能力、
人間関係の機微を感じ取る能力などを意味しています。
そして、現在のアメリカにおいて、「左脳型技術」を持ったMBAホルダー
よりも、クリエイティビティーに長けたMFA(Master of Fine Arts)の方が、
貴重だとされる傾向があるという実例も挙げられています。
◆ハイ・コンセプト、ハイ・タッチな「6つのセンス」
それでは、ハイ・コンセプト、ハイ・タッチの重要性が高まっている中で、
何をなせば良いのか?何を身につければ良いのか?
という疑問に対して、「6つのセンス」を理解し、身につける方法について
第2部に詳しく述べられています。
そして、ここで言う「6つのセンス」は以下の通りです。
□デザイン ⇒ 感情に訴える、商品開発の重要性。
□物語 ⇒ 説明では人は動かない。その物語に人は動かされる。
□全体の調和⇒ 分析力ではなく総括力。
□共感 ⇒ 人間関係を築き、他人を思いやる能力の必要性。
□遊び ⇒ 「コンセプトの時代」には仕事にも遊びに笑いが重要。
□生きがい ⇒ 有意義な生きがい、目的、超越、精神の充足。
次回以降のメルマガでは、この「6つのセンス」について、
1つずつ取り上げてコメントし、具体的な事例や活用法をご紹介していきます。
ぜひとも、引き続きご覧になってください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす

第7回目は、2005年にダイヤモンド社から刊行され、
マーケティングの未来を占う意味でも貴重な1冊と言える、
『心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす』を取り上げます。
この本は、発売以来様々な反響があり、良書であるという意見から、
実践的とは言えないアカデミックに偏った書籍であるというように、
意見が分かれている書籍です。
実際ボリューム感があり、頭が混乱する点もありますが、
アントレプレナーを志す皆様は、ぜひざっとでも目を通していただき、
この本に書かれている、これからのマーケティングのあり方や可能性に、
ぜひ触れてみてください。
きっとパーセプション(知覚や考え方)が変わると思います。
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす】
ジェラルド・ザルトマン(著) ダイヤモンド社
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
書籍紹介をするにあたって、どうしてもマーケティング関連の書籍を
紹介したいと常々考えていました。アントレプレナーにとっては、
価値を作り出し、その価値を適切に伝え、その対価として収益を得る行為、
すなわちマーケティングが、事業の生命線だからです。
特にスタートアップの起業家にとっては、会社の戦略=マーケティング戦略
であり、マーケティングに弱い経営者が率いる会社は、それだけで
十二分にリスクを抱えていると言っても過言ではありません。
事実、コトラーと並ぶマーケティングの大家であるセルドア・レビッドも、
名著『レビッドのマーケティング思考法』の中で、「CEO(最高経営責任者)
の仕事は多岐に渡るが、なかでもマーケティングに対する理解と責任が
最も強調されるべきだ」と述べています。
(なお、この書籍についても、いつか改めて紹介したいと考えています。)
その上でご紹介する、今回の『心脳マーケティング』ですが、
あえてありきたりのマーケティング書籍ではないという前提でご紹介します。
この書籍は、今まで様々なマーケティング関連の書籍が発売される中で、
少し異質な書籍であると言えます。なぜならば、とても新しい考え方や
テーマを扱っているためです。
従来のマーケティング書籍の多くは、顧客のニーズにフォーカスをあて、
いかにして顧客が欲しいものを作り、販売していくかがポイントとなりました。
その前提には、顧客は自らが欲しいものを合理的に判断し、脳を使い
言葉で考えたことを行動に移している、という考え方が基礎にありました。
一方この書籍では、顧客自身が欲しいものや、自分自身の本音を
すべて理解していないという視点に立ち、以下の様々な分野を複合的に
取り扱い、新しいマーケティングをあり方を述べています。
■神経科学、言語学、人類学、進化心理学などの複数の専門分野
■新しいアイデアと、それによって必要となる新しい思考プロセス
■意識と無意識
■人間の心、脳、体、社会
■メタファーの効果と人間の思考におけるその役割
■言語表現と非言語表現
■全人類に共通した認識と価値観
などなど
特に、最近注目されている“脳”に関する研究分野である大脳生理学や、
行動心理学といった、先端分野の研究テーマが盛り込まれています。
そして、これらの分野を有機的につなげ、顧客自身が気づいていない無意識
や潜在意識にフォーカスして、深層レベルでの心や脳の動きを捉え、顧客の
声を明らかにしていくといったアプローチ方法について書かれています。
私自身、正直言ってこの書籍の内容を100%理解できたわけではありませんし、
特に後半以降書かれているような、顧客の本音を探る手法に対して、
その実践度や効果については、疑問符がつく場面もあります。
しかしそれを持ってしても、ここに書かれているような考え方や意味合いには
大いに共感できますし、アタッカーズ・ビジネススクールでも提供している
「感性マーケティング講座」のコンセプトと相通ずるところがあります。
現代は、あらゆる分野が細分化し専門化が進んでいます。それゆえに
アントレプレナーを志す皆様にとっては、ポストモダンと言われる時代の
流れをつかむためにも、様々に専門化された各分野を統合して、そこから
結論を導き出せる知見や知恵を、身につけていただきたいと思っています。
その考えを実践する意味でも、『心脳マーケティング』は、
大いに役立つ示唆を与えてくれる書籍だと思います。
そこで、改めて新しい価値を生み出すアントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられているコンセプトや考え方を
大枠でも良いので、自分の五感で感じ、そして理解し、
2、ご自分の手がけられている分野にこの考えを応用し、
新しいアプローチを試みて、
3、さらにご自分の専門分野に関係なく、脳、心理学、歴史など、
今後のマーケティングに多大な影響を及ぼす各分野について学習し、
異なる分野の考え方から学べることはないか、それらを統合させたら
どうなるかを深く掘り下げる
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
これからの時代をリードし、新しい価値を作り出すには、この書籍の
キャッチコピーにもあるように、「心―脳―体―社会」を統合する
新しいマーケティングパラダイムが必要だと思います。
ぜひその意味するところを考え、考えそして、考え抜き、
実行に活かしてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道
第6回目は、2004年にランダムハウス講談社から刊行された書籍です。
私自身、今でも何度か読み返している(特に最初の章は、)逸品の書籍
『クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道』
を取り上げます。
書籍のボリュームがそれ程でもなく、比較的読みやすいため、
組織的な創造力を身につけるための基本書、かつ実践書として、
是非お手にとって見られてください。

○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道】
ジェフ・モージー、リチャード・ハリマン(著)ランダムハウス講談社
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
一時期、ロジカルシンキングという思考法が大いに注目され、数多くの
書籍が発売されていました。そのためロジカルシンキングさえできれば、
即時にビジネスに直結する能力が飛躍的に向上し、その結果として、
質の高い事業アイデアやコンセプトが浮かび、事業の成果が高まるという
誤解が多く見受けれました。
実際にロジカルシンキングが強みを持つのは、その前段階にあるべき
アイデアや発想を、何らかの合理的・論理的な基準で体系的に整理し、
絞込みや選択を行うものです。
一方、新しいアイデアや発想そのものを生み出す、“創造力・創造性”
がとても重要であると、「脳」「思考法」などの書籍を通して、
改めて注目を浴びてきています。
特にアントレプレナーを志す読者の皆さまにとっては、
市場に新しいアイデアや価値を提供し、世の中に明確なメッセージを
伝えるのが使命ですので、これらの力を高めることが必須です。
本書の紹介にうつります。
著者であるジェフ・モージーとリチャード・ハリマンは、
ビジネスでの創造性とイノベーションの原則を発見・応用し、
数々の企業でコンサルティングを行うシスネティックス社に在籍し、
創造性に問題を抱える数々の企業の相談にのって、問題解決に励んでいます。
そのため著書は、どちらかというと大企業に対してメッセージを発信
してはいますが、ここから学べるエッセンスは企業の規模に関係なく
応用可能なものであるといえます。
著者は以下のように、言及します。
「組織的創造性−すなわち個人の俗人的な創造力や、偶然や突発的に
発生する創造性に頼るのではなく、企業単位のあらゆる分野と
活動において、創造的であることが重要である」
さらには、
「組織的創造性があれば、従業員と顧客の満足感、さらなる成長、
変化への柔軟性、人材求心力、市場の関心度など、経済的利潤や、
関係者の多くの報酬に繋がる様なよりよい結果を生み出すことができる」
そして、企業全体の創造性を保持する組織的創造性には、
3つの活動領域、
◇個人の創造性
◇連合やチームによって発揮される創造性
◇組織がそれぞれに与える支援
が必要であると述べ、この3つの活動領域を理解し、実践できた時にだけ、
企業全体が創造的に考え、機能するになると書かれています。
また、創造性を高めるための具体的なアプローチにも言及しており、
”4つの原動力”として示し、幾つか実践可能な事例が記されています。
◇モチベーション
◇好奇心と恐怖
◇コネクションを破壊し/創る事
◇評価
アントレプレナーにとっては、個人の創造力がまずはとても重要です。
しかし、経営資源が不足して、ともに働く人材が少ない時だからこそ、
仲間が一丸となって創造性を発揮し、会社のどこを切っても
創造力にあふれた魅力的な組織やチームを創ることが、
独自の価値観を作って市場を創造できる礎になると思います。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている創造力や創造性が生み出す効果や
重要性について、まずはご自分自身で十分理解し、
2、ご自分が現在置かれている立場や状況を踏まえた上で、
周囲をうまく巻き込んで、書籍の中に書かれているアプローチを
試してみて、
3、そして、何度も思考錯誤した上で、その結果を検証しながら
創造性を発揮できるアプローチや仕方を見つけ出し、日々実践する
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
21世紀をリードするには、事実を見極め、論理的判断する能力だけでなく、
豊かな感性で世の中のトレンドや趨勢を見極め、新しいものを発想する
創造力が求められています。
当該書籍を参考に、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
私自身、今でも何度か読み返している(特に最初の章は、)逸品の書籍
『クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道』
を取り上げます。
書籍のボリュームがそれ程でもなく、比較的読みやすいため、
組織的な創造力を身につけるための基本書、かつ実践書として、
是非お手にとって見られてください。

○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【クリエイティビティ・カンパニー ―創造思考型企業への道】
ジェフ・モージー、リチャード・ハリマン(著)ランダムハウス講談社
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
一時期、ロジカルシンキングという思考法が大いに注目され、数多くの
書籍が発売されていました。そのためロジカルシンキングさえできれば、
即時にビジネスに直結する能力が飛躍的に向上し、その結果として、
質の高い事業アイデアやコンセプトが浮かび、事業の成果が高まるという
誤解が多く見受けれました。
実際にロジカルシンキングが強みを持つのは、その前段階にあるべき
アイデアや発想を、何らかの合理的・論理的な基準で体系的に整理し、
絞込みや選択を行うものです。
一方、新しいアイデアや発想そのものを生み出す、“創造力・創造性”
がとても重要であると、「脳」「思考法」などの書籍を通して、
改めて注目を浴びてきています。
特にアントレプレナーを志す読者の皆さまにとっては、
市場に新しいアイデアや価値を提供し、世の中に明確なメッセージを
伝えるのが使命ですので、これらの力を高めることが必須です。
本書の紹介にうつります。
著者であるジェフ・モージーとリチャード・ハリマンは、
ビジネスでの創造性とイノベーションの原則を発見・応用し、
数々の企業でコンサルティングを行うシスネティックス社に在籍し、
創造性に問題を抱える数々の企業の相談にのって、問題解決に励んでいます。
そのため著書は、どちらかというと大企業に対してメッセージを発信
してはいますが、ここから学べるエッセンスは企業の規模に関係なく
応用可能なものであるといえます。
著者は以下のように、言及します。
「組織的創造性−すなわち個人の俗人的な創造力や、偶然や突発的に
発生する創造性に頼るのではなく、企業単位のあらゆる分野と
活動において、創造的であることが重要である」
さらには、
「組織的創造性があれば、従業員と顧客の満足感、さらなる成長、
変化への柔軟性、人材求心力、市場の関心度など、経済的利潤や、
関係者の多くの報酬に繋がる様なよりよい結果を生み出すことができる」
そして、企業全体の創造性を保持する組織的創造性には、
3つの活動領域、
◇個人の創造性
◇連合やチームによって発揮される創造性
◇組織がそれぞれに与える支援
が必要であると述べ、この3つの活動領域を理解し、実践できた時にだけ、
企業全体が創造的に考え、機能するになると書かれています。
また、創造性を高めるための具体的なアプローチにも言及しており、
”4つの原動力”として示し、幾つか実践可能な事例が記されています。
◇モチベーション
◇好奇心と恐怖
◇コネクションを破壊し/創る事
◇評価
アントレプレナーにとっては、個人の創造力がまずはとても重要です。
しかし、経営資源が不足して、ともに働く人材が少ない時だからこそ、
仲間が一丸となって創造性を発揮し、会社のどこを切っても
創造力にあふれた魅力的な組織やチームを創ることが、
独自の価値観を作って市場を創造できる礎になると思います。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている創造力や創造性が生み出す効果や
重要性について、まずはご自分自身で十分理解し、
2、ご自分が現在置かれている立場や状況を踏まえた上で、
周囲をうまく巻き込んで、書籍の中に書かれているアプローチを
試してみて、
3、そして、何度も思考錯誤した上で、その結果を検証しながら
創造性を発揮できるアプローチや仕方を見つけ出し、日々実践する
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
21世紀をリードするには、事実を見極め、論理的判断する能力だけでなく、
豊かな感性で世の中のトレンドや趨勢を見極め、新しいものを発想する
創造力が求められています。
当該書籍を参考に、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
稲盛和夫の実学 経営と会計
第5回目は、1998年に日本新聞社から刊行され、
その後、文庫本としても販売され、今でも高い評価を得ている
『稲盛和夫の実学 経営と会計』を取り上げます。
著者の考え方や、経営に活かすための会計について、
とてもわかりやすく読み進めることができます。

(*本書はABS計数マネジメント講座1の推薦副読本でもあります。)
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【稲盛和夫の実学 経営と会計】
稲盛和夫(著) 日経ビジネス人文庫
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
この書籍は、会計や簿記の専門家によって、会計の専門知識の理解を
深めるために書かれた書籍ではありません。
むしろ、経営者である稲盛氏が、「会計がわからんで経営ができるか」
という思いで、自らの経験を基に、経営に携わる方々に向けた書き下ろした
指南書であると言えます。
本書の著者である稲盛和夫氏は、ご存知の通り京セラの創業者であり、
世界的企業へと発展させた、カリスマ的存在の経営者です。
本書では、エンジニア出身の稲盛氏は会計の専門知識がないため、
会社の経理担当者に、ことあるごとに質問や自説をぶつけ、
そのたびに、意見が衝突しあったいきさつが書かれてます。
そしてその結果、「京セラフィロソフィの中から生まれた会計思想」
という経営のための会計の本質にたどり着き、
「売上を最大に、経費を最小に」
という経営の原点が理解できたとも書かれています。
このあたりの話については、以前稲盛氏にABSで
講義をしていただいた内容も参考になると思います。
興味のある方は、以下URLをご参照ください。
http://www.attackers-school.com/lecture/000022.html
本書の中で稲盛氏は、
ー経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
ー企業経営の原則とは何か?
などについて、わかりやすく述べています。
経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
を示す上で、会計学、経営学の原点にある基本的な考え方として、
『原理原則に則って物事の本質を追及して、人間として
何が正しいかで判断する』ことの重要性を、
一貫したメッセージとして発信し続けています。
その上で、稲盛氏が経営のための会計学として実践した
幾つかの基本原則として、
□キャッシュベース経営
□一対一対応の原則
□採算向上の原則
□透明な経営を行う
などが紹介されています。
現在ではこれらのいずれも当たり前であると言われるように
なってきました。若い経営者にとって、これらが「当たり前である」
と思うようになったほど、稲盛氏は多大な影響を与えたのです。
逆に、経営哲学や考え方が未熟だったり、経営と会計の原則を
理解していない経営者は、いずれ社員や利害関係者の共感を
得ることができなくなるか、
極端な例で言えば、司法の裁きに身を委ねることになるのかもしれません。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている事例を基に、
経営者としての理念や、企業経営の責務を十分に理解し、
2、経営に関する氏の考え方や原則を、現在のご自分の状況において、
どのように活かすことができるかを真剣に考え、
3、そして、経営哲学や考え方について自分なりに応用して、
経営と会計の原則を作り出し、実践に置き換えてみる。
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
稲盛氏が抱いてきた高い志と経営者意識、そして後輩経営者へ
語りかける厳しくも温かい眼差は、次の時代を託された私たちへの
叱咤激励であるとともに、経営者が果たすべき社会的責任の大きさの
理解を促す気持ちが込められている気がします。
先輩経営者からの教えを真摯に受け止め、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
◇ご参考(この分野をもっと、・・・)
・・> 基礎から知りたい方へ
「経営分析の基本がハッキリわかる本」 千賀 秀信著 ダイヤモンド社
・・> 掘り下げたい方へ
「財務とは何か」 チャック クレマー 、他著 日経BP社
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
その後、文庫本としても販売され、今でも高い評価を得ている
『稲盛和夫の実学 経営と会計』を取り上げます。
著者の考え方や、経営に活かすための会計について、
とてもわかりやすく読み進めることができます。

(*本書はABS計数マネジメント講座1の推薦副読本でもあります。)
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【稲盛和夫の実学 経営と会計】
稲盛和夫(著) 日経ビジネス人文庫
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
この書籍は、会計や簿記の専門家によって、会計の専門知識の理解を
深めるために書かれた書籍ではありません。
むしろ、経営者である稲盛氏が、「会計がわからんで経営ができるか」
という思いで、自らの経験を基に、経営に携わる方々に向けた書き下ろした
指南書であると言えます。
本書の著者である稲盛和夫氏は、ご存知の通り京セラの創業者であり、
世界的企業へと発展させた、カリスマ的存在の経営者です。
本書では、エンジニア出身の稲盛氏は会計の専門知識がないため、
会社の経理担当者に、ことあるごとに質問や自説をぶつけ、
そのたびに、意見が衝突しあったいきさつが書かれてます。
そしてその結果、「京セラフィロソフィの中から生まれた会計思想」
という経営のための会計の本質にたどり着き、
「売上を最大に、経費を最小に」
という経営の原点が理解できたとも書かれています。
このあたりの話については、以前稲盛氏にABSで
講義をしていただいた内容も参考になると思います。
興味のある方は、以下URLをご参照ください。
http://www.attackers-school.com/lecture/000022.html
本書の中で稲盛氏は、
ー経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
ー企業経営の原則とは何か?
などについて、わかりやすく述べています。
経営者とはどのような考え方を持つべきなのか?
を示す上で、会計学、経営学の原点にある基本的な考え方として、
『原理原則に則って物事の本質を追及して、人間として
何が正しいかで判断する』ことの重要性を、
一貫したメッセージとして発信し続けています。
その上で、稲盛氏が経営のための会計学として実践した
幾つかの基本原則として、
□キャッシュベース経営
□一対一対応の原則
□採算向上の原則
□透明な経営を行う
などが紹介されています。
現在ではこれらのいずれも当たり前であると言われるように
なってきました。若い経営者にとって、これらが「当たり前である」
と思うようになったほど、稲盛氏は多大な影響を与えたのです。
逆に、経営哲学や考え方が未熟だったり、経営と会計の原則を
理解していない経営者は、いずれ社員や利害関係者の共感を
得ることができなくなるか、
極端な例で言えば、司法の裁きに身を委ねることになるのかもしれません。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている事例を基に、
経営者としての理念や、企業経営の責務を十分に理解し、
2、経営に関する氏の考え方や原則を、現在のご自分の状況において、
どのように活かすことができるかを真剣に考え、
3、そして、経営哲学や考え方について自分なりに応用して、
経営と会計の原則を作り出し、実践に置き換えてみる。
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
稲盛氏が抱いてきた高い志と経営者意識、そして後輩経営者へ
語りかける厳しくも温かい眼差は、次の時代を託された私たちへの
叱咤激励であるとともに、経営者が果たすべき社会的責任の大きさの
理解を促す気持ちが込められている気がします。
先輩経営者からの教えを真摯に受け止め、
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
◇ご参考(この分野をもっと、・・・)
・・> 基礎から知りたい方へ
「経営分析の基本がハッキリわかる本」 千賀 秀信著 ダイヤモンド社
・・> 掘り下げたい方へ
「財務とは何か」 チャック クレマー 、他著 日経BP社
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの
第4回目は、昨年末に販売され、今話題になっている『文明崩壊』を
取り上げます。この書籍は、とても壮大なテーマを扱い、上下巻合わせ
相当の分量があります。
忙しい皆様、アントレプレナーを志す方にとって、、
この書籍をすべて読まないまでも、そのエッセンスを読み解くために、
必要な箇所にだけでもぜひ目を通してみてください!
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの】
ジェレド・ダイアモンド(著) 草思社
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○

文明崩壊〜滅亡と存続の命運を分けるもの・・・
一見すると、ビジネスには関係ないテーマにも思えますが、ビジネスが
人間の生活の一部であることを考えると、そのから学べる教訓が
役に立つ可能性が高い。特に周囲に与える影響が、相対的に大きい
アントレプレナーにとっては、なおさら示唆に富んだメッセージを
含んでいると言えます。
書籍の著者ジェレド・ダイアモンド氏は、ハーバード大学で生物学を修め、
環境保護を訴える立場にいながらも、その一方で企業と関わる経験も多く
間接的に、環境に損害を与える立場にも身を置いています。
そんな著者ならではの立場が、この書籍にリアリティーを与えています。
書籍の中では、5つの文明崩壊のポイントとして、
1.環境被害
2.気候変動
3.近隣の敵対集団
4.友好的な取引相手
5.環境問題への社会の対応
が挙げられています。
そして、実際に過去に滅んだ数々の社会や文明、民族をあげると、
例えば、
□イースター社会の崩壊
□マヤの崩壊
□ヴァイキングの衰退
などの事例を基に、それを証明しています。
ここで、このエッセンスを現在に置き換えて考えてみると、
1.生命を脅かす環境の変化
2.自然による災害
3.外交問題(脅威と友好)
4.問題への対応意識(価値観や制度)
が、文明・地球上の生命活動に多大な影響を与えていると言えます。
人間と人間、そして人間と自然の「調和力」が
何よりも重要だということが言えるかもしれません。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている事例を基に、文明崩壊をもたらした
5つのポイントを理解し、
2、ご自分が手がけている事業が抱えている衰退への要因が
何であるかを見極め、
3、永続的な事業展開を志すために、地球や社会、文化の方向を
見極めながら、真摯に事業に対応するには、どうすれば
良いのかを真剣に考え、試してみること
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
人類が築いてきた壮大な歴史と栄枯盛衰、そして、
数々の叡智と愚かさが、現代の私たちにロマンと危機感を
植えつけてくれます。
そして、現代に生きる私たちに、勇気と希望、そして考える機会を
与えてくれています。
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから
取り上げます。この書籍は、とても壮大なテーマを扱い、上下巻合わせ
相当の分量があります。
忙しい皆様、アントレプレナーを志す方にとって、、
この書籍をすべて読まないまでも、そのエッセンスを読み解くために、
必要な箇所にだけでもぜひ目を通してみてください!
○〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜○
【文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの】
ジェレド・ダイアモンド(著) 草思社
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文明崩壊〜滅亡と存続の命運を分けるもの・・・
一見すると、ビジネスには関係ないテーマにも思えますが、ビジネスが
人間の生活の一部であることを考えると、そのから学べる教訓が
役に立つ可能性が高い。特に周囲に与える影響が、相対的に大きい
アントレプレナーにとっては、なおさら示唆に富んだメッセージを
含んでいると言えます。
書籍の著者ジェレド・ダイアモンド氏は、ハーバード大学で生物学を修め、
環境保護を訴える立場にいながらも、その一方で企業と関わる経験も多く
間接的に、環境に損害を与える立場にも身を置いています。
そんな著者ならではの立場が、この書籍にリアリティーを与えています。
書籍の中では、5つの文明崩壊のポイントとして、
1.環境被害
2.気候変動
3.近隣の敵対集団
4.友好的な取引相手
5.環境問題への社会の対応
が挙げられています。
そして、実際に過去に滅んだ数々の社会や文明、民族をあげると、
例えば、
□イースター社会の崩壊
□マヤの崩壊
□ヴァイキングの衰退
などの事例を基に、それを証明しています。
ここで、このエッセンスを現在に置き換えて考えてみると、
1.生命を脅かす環境の変化
2.自然による災害
3.外交問題(脅威と友好)
4.問題への対応意識(価値観や制度)
が、文明・地球上の生命活動に多大な影響を与えていると言えます。
人間と人間、そして人間と自然の「調和力」が
何よりも重要だということが言えるかもしれません。
そこで、新しい価値を生み出す、アントレプレナーを志す方々は、
以下の点を意識しながら本書を読んでみてください!
1、本書の中で述べられている事例を基に、文明崩壊をもたらした
5つのポイントを理解し、
2、ご自分が手がけている事業が抱えている衰退への要因が
何であるかを見極め、
3、永続的な事業展開を志すために、地球や社会、文化の方向を
見極めながら、真摯に事業に対応するには、どうすれば
良いのかを真剣に考え、試してみること
をトライしながら読まれてはいかがでしょうか?
人類が築いてきた壮大な歴史と栄枯盛衰、そして、
数々の叡智と愚かさが、現代の私たちにロマンと危機感を
植えつけてくれます。
そして、現代に生きる私たちに、勇気と希望、そして考える機会を
与えてくれています。
考え、考えそして、考え抜き、実行に活かしてください。
この文章は大前研一のアタッカーズ・ビジネススクールが発行するメルマガ【情熱DNA】(まぐまぐ殿堂入り)にて配信した内容です。ご登録いただければ毎週水曜日、お手元に届きます。こちらから



